【オリックス】「新・夏男」の出現なくしてBsの浮上は無い

【オリックス】「新・夏男」の出現なくしてBsの浮上は無い

©時事通信社

■夏の思い出と1・2・3・4ゴーヤとほりえ〜る

 震災の傷跡を痛々しいほど残したままだった宮城県七ヶ浜町菖蒲田浜。この場所を自分(とMEGASTOPPERのドラマーRYOHEY)、元ORIX BuffaloesスタジアムDJのほりえ〜ること・堀江良信氏、そして1・2・3・4ゴーヤとで訪れたのは2011年7月16日の事だった。2010年に楽天から球団マスコットとしては異例の球団移籍を果たした1234ゴーヤ。その後Bsのマスコットとして活躍する彼が、愛する仙台の現状を我々に見せようと呼びかけてくれたものだった。

 2010年7月にもトークイベントやミニライブへの出演の為、Kスタ宮城(現Koboパーク宮城)を訪れていた自分。たった1年後に見た仙台の景色の変わりように、何とも言えない感情に覆われたが、それでも明るく前を見つめた仙台の人達の笑顔に胸が震えたのを今でも鮮明に覚えている。2013年に楽天が日本一に輝いた時は、ライバル球団のファンである事を忘れるほど、自分の胸の中は歓喜に満ち溢れていた。

 Bsファンの仲間たちと仙台で過ごした夏、今でも「夏の思い出」を聞かれれば間違いなく最初の方に出てくるであろう思い出である。そしてかつて仙台と大阪を繋いだ1・2・3・4ゴーヤ、現在は海鮮プロレスなるプロレス団体で活躍している。興味がある方は一度遊びに行かれてみてはどうだろうか。子供からお年寄り、食通からプロ野球ファンまで楽しめるプロレス団体だから。

■「出て来い! 新・夏男!! 2017」

 少し話が逸れたのでそろそろBsの話題に移ろうか。もう7月も終わりに向かおうとしているこの時期、我らがBsはと言うと未だ後半戦が始まっていない。「何と言うか」なのか「何とも」なのか、それ程もどかしい戦いが続いているのだ。超攻撃的布陣を敷くも、やはりあと1本が出ない。どころか、QSが自慢の先発投手陣が軒並み捕まってしまうのである。精密機械かのような投球を見せ続けたディクソン投手も「らしくない」投球で西武打線に捕まってしまった。これはもう何かがおかしい。西野カナではないが、ディクソンの「トリセツ」を再度確認してみたい所である。恐らく「高温多湿の場所でのご使用はお控えください」などと書かれているのでは無いだろうか。

 しかし、後ろ向きな話題だけコラムで書いていても仕方が無い。ここはひとつ無理やりにでも「夏男」を探し出して、「夏男」に後半戦のリードオフマンになってもらおうではないか。2013年に球団が実施したイベント「出て来い! 夏男!!」どころの騒ぎではない。アップグレード版「新・夏男」の出現無くしてBsの浮上は無いとさえ言える程、事は深刻なのである。

■今年の夏は小島脩平選手に注目

 まぁ、Bsの「夏男」といえば金子千尋投手と中島宏之選手であろうか。確かに両選手とも夏場の実績は華々しい。しかし、それでは「夏男」であって「新・夏男」とは言えない。何度も言うがアップグレード版「新・夏男」の出現が待たれるのである。

 この「新・夏男」を探すうえで、大いに偏見ではあるが暑い地方の出身でなければならないと考える。暑い地方の出身でないと温暖化が進む日本の夏の気候に順応出来ないと考えるからだ。しっかり「トリセツ」を読んでいる暇はないのだから。ならば沖縄出身の大城滉二選手か、佐賀出身の宮崎祐樹選手か。いやいや、関東地方にも猛暑日が続く暑い暑いミニ亜熱帯があるではないか。そう、館林を有する群馬県だ。群馬と言えば安達了一選手が有名だが今回は安達選手ではなくBsもう一人のグンマー。今年の夏はグンマー・小島脩平選手に注目して観戦して欲しいと思うのである。

 小島脩平、1987年6月5日生まれの30歳。日本の夏を無理やり6月〜8月までで括るならば夏生まれ、中島選手が7月生まれの「夏男」である事からも、その条件は「新・夏男」に合致している。2015年8月8日に「プロ初サヨナラタイムリー」、2017年6月24日に「プロ初ホームラン」とやはり「新・夏男」の資格はじゅうぶんだ。何より住友金属鹿島出身のドラフト7位。鉄の融解温度が1538℃と考えると暑さ対策は折り紙つきではないだろうか。もう間違いない、小島選手こそ「新・夏男」の大本命なのである。 

 さまざまなポジションをこなすユーティリティプレイヤー・小島選手。各選手に疲労の溜まるこれからの季節こそ、彼の活躍の機会は大いに増える事だろう。2015年8月、2日連続でお立ち台に上がった事も記憶に新しい「新・夏男」。彼の季節がいよいよ到来する。

 ちなみに冒頭に登場した1・2・3・4ゴーヤ。言わずもがなゴーヤは生粋の「夏野菜」である。1・2・3・4ゴーヤと共にはしゃぎまくった真夏のスタジアム。楽しいイベントが満載であった。もちろん今年もさまざまな球団イベントが暑い夏を盛り上げる。Bsファン同志諸君! まだまだこれからがシーズン本番、共に盛り上がって「新・夏の思い出」を作ろうじゃあないか!

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(MEGASTOPPER DOMI)

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