【ソフトバンク】元祖“育成の星”山田大樹 誕生日をきっかけに浮上を

【ソフトバンク】元祖“育成の星”山田大樹 誕生日をきっかけに浮上を

©文藝春秋

「誕生月は忙しい!」

 先日の文春野球コラムのイベントで、カープ女子の大井さんが言いました。
……めちゃ分かる……!

 私の誕生日は7月10日でした。このコラムを書いているのは7月30日ですが、今年の誕生日は、とっても忙しかったんです。誕生日の前後1週間は仕事で北海道や名古屋を転々としていたので、行く先々でお祝いしていただきました。

 さらに東京のお友達や仕事の関係者さんからのお祝いは、誕生日の前後20日にわたってやって下さり、なんだかんだ1ヶ月に及ぶ、お誕生日会月になってしまいました。
こんなの初めて!

 あ、だから原稿が遅くなった……ってわけではないです。はい。

 毎日ケーキの爆食いでお肌のコンディションが大ピンチ……。じゃあケーキ我慢すれば? ってなりますよね? 違うんです! 皆様がお祝いしてくださる感動と感謝を体で示すとしたら、ケーキをその場で全て食べきること! だから、誕生日月って1年で1番ブサイクになる月なんですよね……。幸せなんだけど……。

 そうそう。誕生日の前日に競馬が大当たりしたんです! やるレース、やるレース、万馬券的中の嵐で……! 運を使い果たして明日死ぬのかなと思ったほどでした。でも予想サイトのユーザーさんには喜んでもらえて本当に嬉しかったな☆

■元祖“育成の星”だった山田大樹

 プロ野球選手も、誕生日に活躍するシーンってありますよね。

 今年で言えば、オリックスのマレーロ選手が西武とのシーソーゲームの中、勝ち越しタイムリーを含む猛打賞の大活躍! とか、楽天時代のマギー選手も誕生日に猛打賞でチームの勝利に貢献して、お立ち台でチームメイトからケーキのクリーム砲を受けてたのも記憶に新しいですね。

 ホークスでは以前のコラムで、毎年5月5日の工藤公康監督の誕生日には白星のプレゼントをしていると書きましたが、今年も逆転勝利で就任から3年連続勝利!

 さらにホークスには、とても印象に残ってるバースデーボーイがいるんです。左の山田大樹投手。だいきと読みがちですが、“ひろき”と読みます。

 ホークスで育成から支配下登録された選手といえば、今や日本代表として世界相手に戦った千賀滉大投手をはじめ、今シーズン、高谷裕亮捕手の離脱からチャンスを物にした甲斐拓也捕手、ただ今ブレイク中の石川柊太投手や中継ぎの飯田優也投手、と、今ならポンポンと思い浮かびますが、元祖“育成の星”は、この山田大樹投手。

 どんな状況でも黙々と頑張り続けた努力の人なんです。

 2006年に育成ドラフト1位で入団。……あ、1位といっても、この年の育成選手は山田ただ1人。2005年に始まった育成選手制度。当時は今みたいに選手をたくさん獲ってはいませんでした。疎外感、感じただろうな。

 しかも左肘の手術の影響で満足な結果を残せず、3年目が終わった2009年オフに自由契約になってしまうんです。でも諦めないでその年にテスト生として参加した秋季キャンプで王貞治会長に助けられもう一度、育成契約を結べることに。

 その後、地道にアピールを続けて、2010年シーズンが始まる3月に、ついに支配下登録!! 先発3試合目(6/24の日ハム戦)でついに見事結果を残し、《パリーグの育成出身選手初の勝利投手》になりました。

■誕生日をきっかけに活躍を……

 しかし、その日以降は1勝しかあげられず。7月には2軍落ちもしましたが、月末には昇格してチャンスをもらいました。それが2010年の7月30日。7年前のちょうど今日ですね。

 この日、22才の誕生日を迎えた山田投手は、当時のロッテのエース成瀬投手と投げ合いました。勝利投手の権利を得る5回裏、満塁の大ピンチをゲッツーで切り抜けて、無失点。7奪三振のまずまずの好投で懐かしのSBM(摂津→ファルケンボーグ→馬原)がピシャッとしめて2−0で勝利!!!

 誕生日に先発ローテーションに近付く活躍をしてくれたことが、今でも私の心には深く濃く残っています☆

 14年以降は1軍登板数も1試合、0試合、4試合と激減してしまい1勝止まり。今シーズンに再起を懸けていましたが、6月11日の阪神戦。千賀投手の登板回避で巡ってきたチャンスで5回1失点の好投! 今季初勝利を挙げました☆

 その後1試合に投げて、現在は二軍に落ちてしまいましたが、ウエスタンでは8勝を挙げて勝ち頭。ニィニィ(おじの松中信彦)も「マジメで頭が良くて研究熱心」とべた褒めでしたし、この夏、チャンスが巡ってきたら頑張ってほしい!

 そして山田投手は昨年の7月に入籍した新婚さんでもあるんです。だから今日(7月30日です)は結婚記念月にして、誕生日。この日を切っ掛けに、また活躍してくれることを願っています。

 誕生日はやっぱり良い日にして最高のスタートを切りたいですもんね。これは選手じゃなくとも誰でも思うこと! そして、誕生日くらいは自分が主役になって思いっきり遊びたい!

 ……でも、選手の皆さん、ハメを外しすぎないようにね!

 そして、7月最後、東京ドームで鷹の祭典2017! ホークス逆転で勝ちました! ワンダホー!

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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/3572でHITボタンを押してください。

(松中 みなみ)

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