「ちょけ過ぎやろ!」なにわ男子 あべのハルカス出演中止騒動 野次と怒号につつまれた壮絶現場

「ちょけ過ぎやろ!」なにわ男子 あべのハルカス出演中止騒動 野次と怒号につつまれた壮絶現場

出演中止騒動が起きた「あべのハルカス」 ©共同通信社

 嵐がメインパーソナリティーを務めた「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)。8月24日(土)から8月25日(日)にかけて放送されたが、平均視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、エンディングの25日午後8時51分には39.0%という最高視聴率を記録した。

 だが、例年通りの感動の大団円のウラで、予期せぬトラブルも起きていた。スペシャルサポーターを務めたジャニーズJr.の人気ユニット「なにわ男子」が出演する予定だった生イベントが中止となったのだ。

「イベントは25日、大阪市阿倍野区の超高層ビル『あべのハルカス』で行われる予定でした。それが、前日の24日に整理券配布を行った際、想定以上のファンが殺到したため、中止になってしまったのです。結局、なにわ男子は読売テレビ新社屋でステージイベントに出演し、スペシャルメドレーを披露しました」(スポーツ紙記者)

 イベント中止の一報は、スポーツ紙などネットニュースがいち早く報じたが、実際の現場はファン同士が大声を上げてモメるなど、パニック寸前だった。

■「ちょけ過ぎやろ!」飛び交う罵声

 参加したジャニーズファンが証言する。

「整理券の配布集合時間の直前には、1000人以上のファンが会場に殺到していました。ファン同士が押し合って小競り合いになっていたり、事態収拾を図ろうとしていたスタッフ側も混乱状態でした。

 結局、スタッフが拡声器を持ち、台に上がり、その場に集まったファンとじゃんけん大会をして、勝った人が整理券をもらえるという“謎のイベント”が始まりました。それでも途中で捌ききれないと判断したのか、白紙の紙と整理券を混ぜてランダムに配るという形になり、結局大炎上するハメになったのです」

 この杜撰すぎる対応は、ファンからは皮肉を込めて“炎上じゃんけん大会”と呼ばれた。

「じゃんけん大会中、ファンからは『ちょけ過ぎやろ!(ふざけすぎだろう!)』などと野次と怒号が飛び交っていました。コテコテの関西弁の罵声に押される形で、結局、白紙と整理券を混ぜてランダムに配ることになったわけですが、会場に集まったファンすべてには行き届かず、配布は終了。悔しさで泣き出すファンもいました。

 配布が終わると、ツイッターには『この整理券を売ります』といった転売の書き込みもたくさん見られました。騒動を受けて、翌25日の整理券配布時間は早朝6時に変更され、なにわ男子のあべのハルカスへの登場も中止になりました」(同前)

 28日、読売テレビの大橋善光社長(65)は記者会見で、なにわ男子の出演中止に対して「本当に申し訳なかった」と謝罪した。

■故・ジャニー氏が選りすぐりのメンバーで結成

 なにわ男子は、2018年10月に結成された大西流星(りゅうせい・18)、大橋和也(22)、高橋恭平(19)、長尾謙杜(けんと・17)、西畑大吾(22)、藤原丈一郎(23)、道枝駿佑(みちえだしゅんすけ・17)の7人から成る、関西ジャニーズJr.内人気ユニット。

「なにわ男子はいまジャニーズで一番熱いグループでしょう。関西ジャニーズJr.から約4年ぶりに結成されたユニットです。結成時には関西ジャニーズJr.内には正式なユニットがなく、故・ジャニー喜多川さんが関西で人気のメンバーを選りすぐってつくったのです。

 例えば、西畑はNHKの朝ドラ『ごちそうさん』や『あさが来た』にも出演していますし、道枝は雑誌『Myojo』(2019年4月号)の『あなたが選ぶJr.大賞』のいちばん美形ランキングで、6連覇していたSixTONESの京本大我(24)をおさえて、1位に輝きました。藤原、大橋は現在ネット上でバーチャルアイドルとしても活躍しています。人気がすごすぎて『関西のKing & Prince』とも言われています」(ジャニーズ事務所関係者)

 人気のアイドル雑誌「WiNK UP」(ワニブックス)の今年1月号では初めてグループで表紙を飾り、老舗テレビ誌「ザ・テレビジョン」(KADOKAWA)2019年3月8日号では、関西ジャニーズの先輩である関ジャニ∞、大倉忠義と横山裕と表紙を飾った。ジャニーズJr.公式動画サイト「ISLAND TV」では毎日のようにメンバーの動画が更新されている。CDデビューこそしていないが、多忙を極めているという。

「彼らは大阪に住んでいるのですが、多忙さゆえに東京と行き来を繰り返しています。道枝は、7月19日にテレビ番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に生出演し、そのままとんぼ返りで大阪に戻り、翌20日にリハーサルをこなすと、また上京して、ラジオ番組『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第一)に出演していました」(テレビ局関係者)

 ハードなスケジュールでも愚痴をこぼすことなく笑顔でやり切っていて、「関係者の間でも好感度が高いです」(同前)という。

「関東ジュニアに比べると、都会に染まっていないというか、擦れていないのが関西ジュニアのいいところ。先日の雑誌撮影の際も、グループショット後に個人のピンナップを撮ると伝えると、大西くんや長尾くんが『え! ピンナップもしてくれるんですか! やったー!』と喜んでいた。こういうリアクションは関東ジュニアにはない。関東ジュニアは『お願いします』とクールに決めるイメージです。なにわ男子は礼儀もきっちりしていて撮影後も大きな声で『ありがとうございます!』と挨拶ができるんです」(出版関係者)

■ジュリー氏の推しで年内CDデビューも?

 事務所の次期社長・藤島ジュリー景子氏の期待も大きいという。

「『24時間テレビ』だけでなく、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演し、関東での活躍も目立っています。これは業界では『ジュリー枠』と言われる部分です」(キー局関係者)

 ジュリー氏がなにわ男子に力を入れる理由のひとつに、関連会社「ジャニーズアイランド」社長の滝沢秀明氏(37)が仕切る関東ジュニアとの棲み分けがある。

 ジャニーズJr.の関係者が内実を明かす。

「滝沢社長とジュリーさんは、仲良くやっていると言いますが、それはあくまで表向きで、仲はまったく良くない。滝沢社長は以前にも『あの人とは一生仲良くなることはない』とハッキリと発言していました。そんな滝沢社長は関東ジュニアからの信頼は厚く、8月8日にはSnow ManとSixTONESのデビューを発表しました。

 しかし、実は関西ジュニアまでは手が回らず、面倒を見れていません。そんな状況に目をつけたジュリーさんは、長年の付き合いで仲が良いグループだった、関ジャニ∞に関西ジュニアの教育を任せた。なにわ男子を、関ジャニの横山裕くん(38)や大倉忠義くん(34)らにプロデュースさせ、さらにテレビなどに出演させることで、関西ジュニアをコントロール下に置こうとしているのです」

 今年中にCDデビューを発表という噂もある。

「実は、SixTONES、Snow Manに続き、なにわ男子も今年12月にデビューを発表する、と話す関係者が複数いるんです。最近発表された、なにわ男子の全国ツアー『なにわ男子First Live Tour 2019〜なにわと一緒に#アオハルしよ?〜』の最終日である12月27日か、毎年恒例の大晦日の『カウントダウンコンサート』でデビュー発表なんじゃないか、と言われています。

 関西の拠点として”株式会社ジャニーズ事務所 大阪オフィス”を梅田にあるビルのワンフロアに開設したという話もあります」(同前)

 かつて報じたように、関ジャニ・横山は関西ジャニーズJr.内ユニット「Aぇ!group」の公演もプロデュースし、「関西、ぶち上げたれ!」とメンバーに発破を掛ける場面もあった。「東の滝沢、西の横山」の次世代プロデュースに注目が集まる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春)

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