【ソフトバンク】今季、印象的だったヒーローインタビュー 3選

【ソフトバンク】今季、印象的だったヒーローインタビュー 3選

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※文春野球コラムは“代打制度”を導入しました。今回、ソフトバンクホークスの筆者は松中みなみに替わりまして代打・川原豪介です。

【松中みなみからの推薦文】
 リーグ優勝が決まった後、少しもやもやっとした試合が続いてたホークス。私もビールかけの後は喜びと喜びと、安堵で抜け殻状態。そんな中……頼れるホークス溺愛芸人の川原にぃさんが二度目の代打で登場してくれました!

【プロフィール】
ブルーリバー川原豪介/かわはら・ごうすけ
芸人 1981年 福岡県福岡市出身
 ラジオでは週3日、ホークスの試合やマニアックな野球話をする番組、『ホークスじゃんじゃん』を担当し、テレビではホークス納会ゴルフ、ハワイ優勝旅行、優勝特番などホークスに関わる仕事をたくさんしている。もちろんプライベートでも観戦しまくる公私共にホークスを愛する福岡芸人!

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 2017年のパ・リーグを制したソフトバンクホークス! 結果だけ見るとぶっちぎりの優勝ではあったが、差が開いたのは8月後半から9月にかけてであって、前半はずっと楽天とのデッドヒート。後半からはそこに西武も加わっての三つ巴の争いとなり、ハラハラドキドキ。非常に楽しませて頂いたシーズンだった。

 そんな今シーズンのペナントレースを振り返る中で、あえて試合中のプレーではなく印象に残ったヒーローインタビューを紹介したいと思います。

■球場を盛り上げた自虐ヒーローインタビュー

 まず1つ目は『川島選手の爆笑ヒーローインタビュー』。5月24日のロッテ戦で先頭打者ホームランを含む3打数2安打の活躍でお立ち台に上がったシーン。川島選手がファンの皆さんに突然、

「あの〜1ついいですか? 試合前のスタメン発表の時に1番セカンドベースマン、川島とアナウンスされた時、皆さんがっかりした様なリアクションじゃないですかー?」

「川崎! ワー! 明石! ワー! 本多! ワー! 川島! シーン……みたいになってますよ。川島もよろしくお願いしますねー」

 この川島選手の自虐ヒーローインタビューで球場は大盛り上がり!! そして最後にインタビュアーが、

「今日のヒーロー川崎選手でした〜!」すると川島選手が「なんでやねーん!」

 またしても球場が爆笑。いや、野球も上手くて笑いもとるんかーい! と僕ら芸人からしたら羨ましくてたまりませんでした。

 今年のホークスのセカンドは、川島選手以外に川崎、明石、本多、さらに後半は高田とポジション争いが激しい中きっちり結果も残して、プレーだけじゃなくヒーローインタビューでもファンを魅了した、とても印象に残るシーンでした。

■「明日はもっと飛ばしまーす」

 2つ目は『柳田選手の有言実行のヒーローインタビュー』。6月6日のヤクルト戦でサヨナラヒットを打った時のヒーローインタビューで、お立ち台に上がった時のシーン。

 まずこのサヨナラヒットというのがスポーツニュースなどではよく流れた、ボテボテの10メートルくらいのゴロがライン上ギリギリで止まった珍しいサヨナラヒットだった。工藤監督もインタビューで長い事野球しているけど初めて見た、と言ってたくらい非常に珍しく面白いサヨナラヒットだった。そしてヒーローインタビューで柳田選手が、

「めちゃくちゃダサいヒットだったんですけど、ヒットに A、B、Cはないので結果には大満足でーす!」

 と笑顔で答えた。職人の様な打者なら、打球の捉え方などヒットでも満足しない選手がいそうだが、細かい事は気にしない天真爛漫な柳田選手らしいほっこりとしたヒーローインタビューで非常に印象に残った。

そして柳田選手のすごいところがこのインタビューの最後に「明日はもっと飛ばしまーす」と言って、次の試合ですぐ特大ホームラン2本! いや、本当に打つんかい! 前日のインタビューのまさに有言実行となった。

■仲間思いの内川キャプテン

 3つ目は『守護神に向けたキャプテンの優しさ、内川選手のヒーローインタビュー』。5月下旬のある試合でお立ち台に上がった内川選手だが、試合の時のユニフォームではなく、なんと守護神のデニス・サファテ投手のTシャツを着ていたのだ。サファテ投手はその時家族の体調不良の為に10日間ほど帰国していたのだ。守護神不在の状態での試合の後のヒーローインタビューだった。内川選手は、

「僕らは頑張ってるのでデニスは安心して家族の近くにいて下さい。という思いを込めてこれを着ました」

 なんて人間ができた人なんや〜! 普通ヒーローインタビューはその名の通りその日のヒーローで4万人の歓声と注目を一身に浴びる事ができる最高の舞台なのに、そこで自分じゃなくそこにいないチームメイトを気遣うなんて! そして最後に「デニスー! 俺ら頑張ってるからー」と叫んでインタビューを締めた。

 このインタビューで内川選手はサファテ投手の事、デニスて呼んでるんやー! とかそう言えばサファテは10日間くらい帰国しとったのに50セーブ以上したとかすげー! とかいろいろ思う事はあるが、1番はやはりこの内川選手の人間性のすごさだ。さすがキャプテン! これぞキャプテン! と改めて思った内川選手のヒーローインタビューでした。

 ヒーローインタビューはその選手の性格や人間性などが非常によく分かり、選手をもっともっと好きになります。試合中のホームランやファインプレーももちろんファンを魅了してくれますが、ヒーローインタビューまでじっくり見るとますますプロ野球を楽しく見られるんじゃないかなと思います。

 責任感も強くチームメイト思いの内川キャプテン率いる我らがソフトバンクホークスがCS、日本シリーズと勝ち抜き日本一になると信じてます! ワンダホー!!

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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/4456 ?でHITボタンを押してください。

(川原 豪介)

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