2つの国、2つの家族の運命はどう交錯していくのか……「ライフ・イットセルフ?未来に続く物語」を採点!

2つの国、2つの家族の運命はどう交錯していくのか……「ライフ・イットセルフ?未来に続く物語」を採点!

© 2018 FULL CIRCLE PRODUCTIONS, LLC, NOSTROMO PICTURES, S.L. and LIFE ITSELF AIE. ALL RIGHTS RESERVED.

■〈あらすじ〉

ニューヨーク。ウィル(オスカー・アイザック)は、セラピスト(アネット・ベニング)に哀しみをぶつけていた。最愛の妻アビー(オリヴィア・ワイルド)が第一子出産を前に交通事故でこの世を去ってしまったのだ。奇跡的に産まれていた娘はディランと名付けられ、祖父に育てられた。スペイン。サチオーネ(アントニオ・バンデラス)が経営するオリーブ園で働くハビエル(セルヒオ・ペリス=メンチェータ)は、妻イザベル(ライア・コスタ)と幼い息子ロドリゴを連れて、ニューヨークを旅行する。そのとき、ロドリゴがアビーの事故に遭遇して……。

■〈解説〉

ボブ・ディランの楽曲に乗せて、2つの家族が海を越えて数奇な運命に翻弄される様を描くヒューマン・ドラマ。監督・脚本はテレビドラマシリーズ「THIS IS US 36歳、これから」の企画・脚本・製作総指揮のダン・フォーゲルマン。117分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆移民国家アメリカの親子2代の話だが、スペインのパートの比重が大きく、NYのパートはちょっと作為的に感じられた。

芝山幹郎(翻訳家)

★★☆☆☆人生はしんどい、と嘆き続ける映画だが、これを見ているほうがしんどい。ご都合主義と役者の無駄遣いは避けてほしい。

斎藤綾子(作家)

★★★☆☆ふたつの家族をこんな形で結び付けるとは残酷な。心に沁みる辛い過去を2人が伏せるとは思えず、楽しめなかった。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆ディラン話も含め脚本力あり。ただコントローラブルな語りが壮大な人生の綾を小さな掌中に収め、限定的で窮屈な感も。

洞口依子(女優)

★★☆☆☆豪華なキャスト配役に対し、登場人物それぞれの悲劇の話の接着が乱雑。死に直面している時に見ると甘く翻弄される。

INFORMATION

「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」(米)
11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
https://life-itself.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年11月28日号)

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