14組のM-1歴代王者「1番スゴかったのは?」 3位笑い飯、2位中川家、では1位は?<500人アンケート>

【M-1グランプリ2019】「一番印象深いM-1チャンピオンは誰?」アンケートで2位に中川家

記事まとめ

  • 5000組以上が参加したM-1グランプリ2019の決勝が、12月22日(日)に開催される
  • 『一番印象深いM-1チャンピオンは誰?』とのアンケートでサンドウィッチマンが1位に
  • 2位には初代王者の中川家、3位は第1期M-1のラストを飾った笑い飯となった

14組のM-1歴代王者「1番スゴかったのは?」 3位笑い飯、2位中川家、では1位は?<500人アンケート>

14組のM-1歴代王者「1番スゴかったのは?」 3位笑い飯、2位中川家、では1位は?<500人アンケート>

昨年、大会最年少優勝を飾った霜降り明星

 漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2019」の決勝が、12月22日(日)に開催される。

「M-1グランプリ」は2001年に島田紳助氏が「漫才への恩返しをしたい」と企画。中断期間を経て、15回目を迎える。出場組数は第1回(2001年)の1603組から年々増加。今年はついに5000組を突破した。

■過去14回で「一番印象深いM-1チャンピオンは誰?」

 昨年、史上最年少チャンピオンになった霜降り明星は、放送直後から仕事の依頼が100本以上殺到。4月から東京に進出し、ゴールデンでレギュラー番組を獲得するなど大ブレイクを果たした。

 M-1は「若手芸人の登竜門」とも言われるが、出場芸人にとっては人生一発逆転の漫才ドリームだ。また番組の平均視聴率を見ても昨年は関東地区で17.8%、関西地区で28.2%を記録。2001年の第1回は9.0%(関東)、21.6%(関西)だったから、見る側にとっても「国民的番組」に成長してきた。

 そんなM-1では、これまで14組のチャンピオンが誕生してきた(リスト参照)。そこで文春オンラインでは「過去14回で『一番印象深いM-1チャンピオンは誰?』」という緊急アンケートを実施。1週間で519人から投票が集まった。早速その結果を発表していきたい( #2ではアンケート結果について“あのM-1初代準王者”に話を聞いています )。

■気になる1位はやっぱり“あのコンビ”

 943点と2位に2倍以上の得点で堂々1位になったのは第7回(2007年)王者のサンドウィッチマンだった。

 2位には、初代王者(2001年)の中川家(441点)。そして3位は、第1期M-1のラスト(2010年)を飾った笑い飯だった(193点)。以下、先日10年ぶりに復活したアンタッチャブル(168点)、ブラックマヨネーズ(160点)が続く(※なお1人につき、3組を選び〔1位3点、2位2点、3位1点〕、合計得点で計算している)。

 では「一番印象深い」歴代王者ベスト10を各チャンピオンを“推す”具体的な理由とともに見ていく。

【1位 サンドウィッチマン(2007年、第7回) 949点】

 圧倒的な票を集めたサンドウィッチマン。なんと言っても史上初、敗者復活戦からの優勝が強烈な印象を残したようだ。

「史上初の敗者復活戦からの優勝でしたから、“一度死んだ命”なので尚のこと印象が強いです。あの年はレベルが高かったですね」(28・男性)
「大井競馬場から敗者復活、勢いのままに決勝に残り、チャンピオンに輝く。シンデレラストーリーを地で行くその姿は鮮烈でした」(49・男性)

 しかも、このM-1まで2人は全国的に全くの無名だった。

「ネタが面白いのは当然として、大手芸能プロダクション所属ではない、全く無名のコンビがチャンピオンになったから」(45・男性)
「無名であったサンドイッチマンがあれよあれよと言う間にM-1王者になった。オジサンシンデレラである」(54・女性)
「オール巨人師匠が『なぜこのコンビが決勝戦に進んでなかったのかが不思議』と言ったのが印象的」(51・男性)

 何より、初めて見る2人の見た目に驚いたという人も。

「えっ?誰?この強烈な見た目インパクトのコンビは!?とまず衝撃を受け、さらにネタの面白さに驚きました。」(36・女性)
「ガラの悪いコンビが出てきてうわっと思ったのもつかの間、その面白さに一気に引き込まれていきました」(37・男性)

 そしてM-1後の活躍も一番ではという意見。

「現在もNHK・民放の垣根を越えて毎日のようにテレビ出演している」(71・男性)
「様々なテレビ番組に出てきて笑いを誘ってくれる。若者から高齢者まで幅広い年齢層に受け入れられている数少ないタレント」(77・男性)
「東日本大震災被災者への支援をやっかみを言われようとも、やり続ける彼らがいるのも、この優勝があったからと考えると感慨深いです」(46・男性)

■2位中川家と3位笑い飯を“推す”理由は?

【2位 中川家(2001年、第1回) 441点】

 M-1の歴史はこの2人の優勝から始まった。

「第1回の優勝者中川家はこのコンテストの重さを初めに示してくれたチャンピオン」(41・男性)
「記念すべき初代チャンピオン。正統派であり、その後の活躍もめざましい」(54・男性)
「第1回でみんなすごい緊張してる姿を今でも覚えてる。その中で優勝候補と言われてた中川家はやっぱり1番面白かった」(46・女性)

 そして本当の兄弟による漫才ということもインパクトを残した。

「兄弟漫才の先駆け。彼らほど息の合った本格的な漫才は未だ無いくらい最高」(55・男性)
「礼二(弟)が、剛(兄)をリードして、トークがテンポ良く進む」(53・男性)
「兄弟漫才の面白さを教えてくれたこのコンビ。弟のツッコミを受ける兄のボケが最高だと思う」(65・男性)

 またその“正統派”のスタイルを支持する声も。

「関西漫才の王道である『しゃべくり漫才』を見事に現している」(68・男性)
「しゃべくりの王道を目指せるコンビとして前から応援していた」(82・男性)
「昔ながらのしゃべくり漫才。安定した面白さで、今でも若手・中堅で中川家を超える人たちはいないと思うくらい面白い」(54・女性)

【3位 笑い飯(2010年、第10回) 193点】

 第2回から第10回まで最多9度ファイナリストになり、ようやく掴んだ優勝だった。

「あの独特な漫才でしかもずーっと善戦はしてもダメだったので優勝した時は見ているこっちが安堵しました」(44・男性)
「優勝にあと一歩というところを何度も繰り返しやっとM-1を獲れた印象がすごくあったから」(41・男性)
「毎年優勝候補でファイナルで負け続けてきたダブルぼけ漫才の実力は大したものです」(64・男性)

 2人の革新的なスタイルにも支持が集まった。

「笑いのセンスが独特で、かつ面白い。横山やすしの流れをくむ、アウトローな感じもいい」(65・男性)
「M-1の歴史で鳥人を越えるネタは他にないと思います」(36・女性)
「ダブルのボケと、後半畳み掛けるようにわ〜っと速いテンポで不条理な笑いを次々と仕掛けて来るから。大好きです」(55・女性)

 またこんな声もあった。

「歴代のM-1優勝者は有名にはなりますが、その分、ピンでの活躍など漫才を披露する仕事が減っているように思います。その中でも、笑い飯は地方の営業など、漫才を大切にしている印象を受けます」(45・男性)

■4位〜6位のM-1王者とその理由は?

【4位 アンタッチャブル(2004年、第4回) 168点】

「やっぱりザキヤマさんは強烈なインパクト!」(57・男性)
「柴田さんが山崎さん以外と漫才をしているのを見たけど、全然違った、本当に二人がそろうと面白い」(46・女性)
「吉本芸人ばかりが勝つ賞レースに、時々有無をも言わせぬ実力の持ち主が勝つ」(57・男性)
「2人の漫才最高だと思います。先日のテレビでの復活感動しました」(47・男性)
「やっぱりテンポといい。話の持って行き方といい天下一品。いまはそれぞれ活躍してるけど、復活の時感動しました」(32・女性)

【5位 ブラックマヨネーズ(2005年、第5回) 160点】

「とにかくネタが、面白かった。紳助さんの審査も的確で笑いってこういうことかと素人なからに思った。その後、何度も動画で観てるが飽きることなくいつも面白いです」(49・女性)
「喧嘩漫才なんだけど嫌味が無く、さわやかで絶妙。テンポがいいし引き込まれた」(54・男性)
「ネタが神がかっていた。歴代チャンピオンの中で確実にナンバー1の漫才だったと思う。その後いろいろな番組で活躍するのはいいが、漫才を見なくなったことは非常に残念」(49・男性)
「大阪ローカルのハンディカメラだけのいかにも安物のロケ番組であっても、熱心にやっていたコンビであったので『努力が実った』と感じられた」(57・男性)
「決勝戦でのメンバー(ブラマヨ、麒麟、笑い飯)が最強の中で、圧倒的な迫力で圧倒した漫才は見事でした」(51・男性)

【6位 NON STYLE(2008年、第8回) 146点】

「決勝での石田くんの動きが忘れられない」(63・男性)
「石田さんのテンポいいボケと井上さんをあそこまでdisる漫才が面白い」(49・女性)
「グランプリが決まった時に石田さんがボロ泣きしたのをよく覚えています。テレビで売れてしまうと新ネタをおろしたりしなくなるコンビも多いですが、石田さんの書くネタは今も最高に面白い」(60・女性)
「石田くん、天才。それを受ける井上くんも上手い」(56・女性)
「コンビはもちろんピンでも安定した面白さがあるし、色々あったけど応援したいコンビ」(53・男性)

■7位〜10位のM-1王者とその理由は?

【7位 チュートリアル(2006年、第6回) 134点】

「チュートリアルの文字を見ると、チリンチリンのネタを思い出します。ハンサム変態という新ジャンルのネタが印象的です」(46・女性)
「“チリンチリン”というフレーズがとにかく印象に残っています」(49・男性)
「狂気すら感じさせる徳井、二枚目だけに怖いほど面白かった。対する福田の超普通っぽい突っ込みも好きだ」(67・男性)
「漫才を見ていた時、面白くて涙が止まらかった。なんの道具や小細工も使わず、言葉のみのやり取りで想像させる、そんな漫才の完成形だと思ったので」(40・女性)
「徳井君が好きだから。早く復帰してほしい!!」(59・女性)

【8位 霜降り明星(2018年、第14回) 118点】

「彗星のごとくチャンピオンになった」(63・女性)
「新しいので記憶にあるのと、フレッシュで頓知がきいています」(54・女性)
「小栗旬に似ていると言われている粗品の見た目とモノマネ上手のせいやの二人はともに魅力的です」(77・女性)
「お笑いに興味がなかったけど、気が付けば霜降り明星が出てるとチャンネルを合わしてる。粗品とせいやのワイプの表情が楽しい」(65・女性)

【9位 トレンディエンジェル(2015年、第11回) 114点】

「敗者復活戦からのチャンピオンだったから。ハゲネタでリズム感もあり1番ノリに乗っていた時期だと思います」(39・女性)
「斎藤の髪の毛の薄さは相当にインパクトがあったし、それで卑屈になっていないのがとても良かった」(65・男性)
「直後にこどもがよくマネしたのを思い出します」(42・女性)

【10位 ますだおかだ(2002年、第2回) 102点】

「こういう『賞レース』は吉本興業所属タレントしか獲れないと思っていたから。松竹芸能のコンビが優勝して意外だった」(42・男性)
「一見するとどちらも普通の人。ボケやツッコミでビジュアルをいじるっていうセオリーから外れている感じが新鮮だった」(53・女性)
「正統派。本当の漫才という感じだった」(59・女性)

【続き】 あのM-1初代準優勝者が語る「歴代王者でサンドウィッチマンが1番支持される理由」

あのM-1初代準優勝者が語る「歴代M-1王者でサンドウィッチマンが一番支持される理由」 へ続く

(「文春オンライン」編集部)

関連記事(外部サイト)