ル・マンで絶対王者に勝てる車を――無謀な挑戦に挑んだ男たち「フォードvsフェラーリ」を採点!

ル・マンで絶対王者に勝てる車を――無謀な挑戦に挑んだ男たち「フォードvsフェラーリ」を採点!

© 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

■〈あらすじ〉

1966年、レーサーからカー・デザイナーに転身したキャロル・シェルビー(マット・デイモン)に、フォード・モーター社からあるオファーが届く。それは、90日後に開催されるル・マン24時間耐久レースで、6連覇中のフェラーリ社に勝てる車を作ってほしいというものだった。シェルビーは凄腕のイギリス人ドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)をスカウトする。頑固で妥協を許さないマイルズの言動に、フォードの副社長ビーブは激怒するが、シェルビーは一貫してマイルズを守り抜く。いつしか固い友情で結ばれた2人は、ル・マンに乗り込み死闘を繰り広げる。

■〈解説〉

カーレースに命を懸けた男たちの友情と挑戦の実話を映画化。『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督作。153分。

中野翠(コラムニスト)

★★★★☆クルマに興味の薄い私でも、そのフォルムの美しさ、想像を絶するスピード感、チームの力など終始、圧倒されて観た。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★★★血湧き肉躍る古典的な娯楽を、新鮮な技で描いている。主演ふたりの化学反応が抜群で、車の轟音と男の咆哮が響き合う。

斎藤綾子(作家)

★★★★★エンジン音に骨が震えガソリンの臭いまで感じる迫力に興奮。男同士の信頼と情熱が眼差しと心意気で語られる。必見。

森直人(映画評論家)

★★★★★シンプルで美しい。奴隷根性に与しない秀でた個々の澄明な魂の交歓。21世紀に橋渡しされたホークス印の極上モデル。

洞口依子(女優)

★★★★★7000回転を踏んだ世界を体感すべく劇場で“座って”観るべし! 2人の関係を最後まできっちり描く監督の男気に星。

INFORMATION

「フォードvsフェラーリ」(米)
1月10日(金)より全国ロードショー
http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年1月16日号)

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