ニコラス・ケイジが怪演 「オレの獲物はビンラディン」――シネマチャート

ニコラス・ケイジが怪演 「オレの獲物はビンラディン」――シネマチャート

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■〈あらすじ〉

2004年、コロラド州に暮らす中年男ゲイリー・フォークナー(ニコラス・ケイジ)はある日、日課の人工透析の最中に、「パキスタンに行って、ビンラディンを捕まえろ」という神(ラッセル・ブランド)の啓示を受ける。愛国心と正義感に突き動かされ、交際が始まったばかりのマーシ(ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ)の制止を振り切り、資金調達やビザ取得の困難を乗り越えて、パキスタンに初上陸した彼を待ち受けていたのは、意外にも友好的な現地の人たちだった。異国での生活を満喫しながら、なんの手がかりもなくビンラディンを捜索するゲイリーは、CIAに目をつけられる存在になってしまう。

■〈解説〉

『ボラット』のラリー・チャールズ監督が、ビンラディンを捕獲するために7回もパキスタンに渡った実在のアメリカ人をモデルに描く社会派コメディ。92分。

中野翠(コラムニスト)

★★★★☆突飛な人物をN・ケイジが怪演。これが実話とは。田舎町の風物や『バーディ』で共演のM・モディーンの出演も嬉しい。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆惜しい不発弾。N・ケイジ特有の突拍子のなさが、途中からずるずると後退。モデルの人物に狂気が足りなかったせいか。

斎藤綾子(作家)

★★★☆☆日本刀を小脇に街を闊歩する姿と神に怯える姿の落差は、N・ケイジのユルイ演技ならでは。恋人マーシの可愛さも☆。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆威勢が良い。不謹慎全開で突っ走る気概を支持したいが、手数が少なく一本調子なのが惜しい。ケイジはやはり巧いよ。

洞口依子(女優)

★★★★☆“ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ”ぶりが似合うニコケイ。愉快な登場人物も交えて久々に振り切った風刺コメディ。

INFORMATION

「オレの獲物はビンラディン」(米)
12月16日(土)より、シネマート新宿ほかにて全国順次公開
監督:ラリー・チャールズ
出演:ニコラス・ケイジ、ラッセル・ブランド、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ、レイン・ウィルソン、デニス・オヘア ほか
http://www.transformer.co.jp/m/finding-binladen/

(「週刊文春」編集部)

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