ウォルター・ヒル監督が放つ“珍品” 「レディ・ガイ」――シネマチャート

ウォルター・ヒル監督が放つ“珍品” 「レディ・ガイ」――シネマチャート

©2016 SBS FILMS All Rights Reserved

■〈あらすじ〉

凄腕の殺し屋フランク・キッチン(ミシェル・ロドリゲス)は、依頼主のマフィアのボス、オネスト・ジョンに襲撃され、銃撃戦の末に意識を失う。見知らぬ安宿の一室で目を覚まし、顔に巻かれた包帯を外すと、そこには女の顔があり、身体も女性になっていた。愕然としながら残されたICレコーダーを再生すると、1年半前にフランクに近親者を殺されたという女性医師(シガニー・ウィーバー)からの「女として人生をやりなおして罪を償いなさい」というメッセージが流れ出す。フランクは銃を入手し、自分を裏切ったオネスト・ジョンの一味と、謎の女性医師への復讐に着手する。

■〈解説〉

『48時間』のウォルター・ヒル監督作。狂信的な天才外科医に性転換手術を施された殺し屋の、復讐を描くアクション作品。96分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆この奇想の物語、映画化は難しい。劇画調の演出はしていても、もともと女にしか見えず。W・ヒル監督、残念な最新作。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★★☆キワモノとは切り捨てがたい緩やかな安物感につい依怙贔屓。邦題と模造男根には呆れたが、「腐ったヒル」に味がある。

斎藤綾子(作家)

★★★☆☆男を演じるヤンチャな女優M・ロドリゲスに目が釘付け。小首を傾げる癖が強烈に女っぽくて性別の不思議に迷い込む。

森直人(映画評論家)

★★☆☆☆採点は別として捨て難いなあ。まさに「お暇ならどうぞ」級だが、珍品好きには推薦。職人監督が不意に放った妙なお宝。

洞口依子(女優)

★★★☆☆コルト・ガバメントが似合うM・ロドリゲスの魅力は満点。プロット、配役も悪くない。コミック映像効果はイマイチ。

INFORMATION

「レディ・ガイ」(米)
1月6日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ウォルター・ヒル
出演:ミシェル・ロドリゲス、シガニー・ウィーバー、トニー・シャルーブ、アンソニー・ラバリア、ケイトリン・ジェラード ほか
http://gaga.ne.jp/lady-guy/

(「週刊文春」編集部)

関連記事(外部サイト)