カズ・ヒロの特殊メイクがオスカー受賞で話題 「スキャンダル」を採点!

カズ・ヒロの特殊メイクがオスカー受賞で話題 「スキャンダル」を採点!

©Lions Gate Entertainment Inc.

■〈あらすじ〉

2016年7月、FOXニュースのCEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)が告訴された。ベテランキャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、ロジャーから迫られた性的関係を拒絶したせいで降格、ついには解雇されたと訴えたのだ。全面否認し、あらゆる手段を駆使して反撃に出るロジャーが支配する局内には、不穏な沈黙が流れていた。かつてロジャーに執拗に迫られていた、同局のトップキャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は複雑な心境で状況を静観していた。やがて彼女は、野心的な若手キャスターのケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)が何かを隠していることに気づく。

■〈解説〉

実際のスキャンダルを題材にした社会派ドラマ。監督は『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のジェイ・ローチ。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』に続き本作でオスカーを受賞したカズ・ヒロが特殊メイクで参加。109分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆話の軸となる女優が揃って金髪美人なので少々まぎらわしい。セクハラおやじが鈍感すぎて、ドラマとしては物足りず。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆権力を濫用する妖怪と上昇志向の強い女との戦い。弱者の逆襲にとどまらず、もう一枚皮を剥いてほしい。過渡期の映画。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆赤裸々な展開と女性陣の対応に息をのむ。手弁当(女子)と呼んで部下を出張に同行させる既婚者たちは直視できるか?

森直人(映画評論家)

★★★★☆女性のエンパワーメントとぴったり併走して映画を立ち上げる速度に感嘆。勢いや戦闘性のみならず政治把握も細かい。

洞口依子(女優)

★★★★☆女優3人によるパフォーマンス、特にセロンの技巧的スキルに圧倒。ロビーの度胸にも敬服。題材豊富な日本も挑戦して!

INFORMATION

「スキャンダル」(米、カナダ)
2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
https://gaga.ne.jp/scandal/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年2月27日号)

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