ワタナベエンタ大澤常務が役員解任、停職処分【所属タレントへのセクハラ問題を受けて】

ワタナベエンターテインメント、大澤剛常務取締役にセクハラ報道 役員解任し停職処分

記事まとめ

  • ワタナベエンターテインメントの大澤剛常務取締役に若手男性アイドルへのセクハラ報道
  • ワタナベエンターテインメントは大澤氏を役員から解任し停職処分としたことがわかった
  • 同社は中山秀征、恵俊彰、石塚英彦、ネプチューン、立川志らく、城田優、柏木由紀らも

ワタナベエンタ大澤常務が役員解任、停職処分【所属タレントへのセクハラ問題を受けて】

ワタナベエンタ大澤常務が役員解任、停職処分【所属タレントへのセクハラ問題を受けて】

ワタナベエンターテインメントの常務・大澤氏と被害者のA氏

「撮影現場のトイレでズボンを脱がされて…」被害タレントが告白 ワタナベエンタ常務が《悪質セクハラ》常習1年 から続く

 業界最大手の芸能プロダクション「株式会社ワタナベエンターテインメント」の常務取締役である大澤剛氏(47)が、自身がプロデュースした若手男性アイドルに対し、約1年間にわたって、卑劣極まりないわいせつ行為を含む セクシャルハラスメントに及んでいた問題 を受け、6月11日(木)、同社は大澤氏を役員から解任し、停職処分としたことがわかった。

 ワタナベエンターテインメントは、中山秀征、恵俊彰、石塚英彦、ネプチューン、ハライチ、アンガールズ、立川志らく、城田優、志尊淳、松本明子、イモトアヤコ、柏木由紀など、多くの有名タレントが所属する業界最大手の芸能事務所だ。

 大澤氏は若手アイドルのA氏に対し、自身の立場を利用して関係を迫り、日常的に卑猥なLINEメッセージを送り、撮影現場のスタジオやタクシー車内、自身の別宅マンションなどで淫らな行為に及んでいた。A氏が文春オンラインの取材に対し、その卑劣なセクハラ行為について重い口を開き、告白した(既報 #1 、 #2 、 #3 )。

■「タレントとマネージャーの対等な関係性から大きく逸脱する行為です」

 6月11日、ワタナベエンターテインメント社長・渡辺ミキ氏は同社ホームページで関係各所やファンに向けた謝罪文を掲載。それに先駆けて同日、全社員向けに社長名でメールを配信した。渡辺氏はその中で、大澤氏の処分についても言及している。以下はメールの文面だ。

社員の皆様へ

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 今回の文春オンラインの弊社常務取締役・大澤剛に関する記事について、毎日一生懸命に業務に当たっておられる社員の皆さんは、今、大変な衝撃と苦痛を感じていると思います。

 会社設立以前より大切にしてきた、お互いに信頼し合い、能力を引き出していくというポリシー、タレントとマネージャーの対等な関係性から大きく逸脱する行為です。

 文春からは2日前、6/9(火)に知らせがあり、その時点から調査委員会を設置し、この件に関する調査を開始しました。

 また、この様な記事が公表されたこと自体を問題として、大澤常務は、本日役員の職を解き停職処分とし、一切の業務から外し、調査委員会の結果を以って改めて正式な処分を下す所存です。

 調査すると同時に、この様な決してあってはいけない事を起こした者の上司として、私も深く責任を受け止めております。

 皆さんも周囲の方から問い合わせや質問を受けることがあると思いますので、上記の考え方を踏まえて対応して下さい。

 これからも、ワタナベエンターテインメントのアーティストマネジメントのポリシーを、変わりなく貫いていきます。

 取り急ぎ、皆様へのご報告とさせていただきます。

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ワタナベエンターテインメント
代表取締役社長
渡辺ミキ

「文春オンライン」取材班が上記のメールの存在や大澤氏への処分内容を確認すると、ワタナベエンターテインメントは「事実です」と回答した。

 スポーツ紙をはじめとする芸能担当記者の多くは、今回の処分に快哉を上げている。

■志らくの“後追い”は「やるなよ」

「今回の報道には多くの業界人が手を叩いて喜んでいます! 彼にはこれまでさんざん煮え湯を飲まされてきた。大澤さんは“剛腕”と言われていますが、とにかくパワハラ体質でした。別の会社であろうが、どんなときでも上から目線の命令口調。

 例えば、立川志らく(※同社所属)の妻の不倫記事では、後追いの記事を書こうとすると、『やるなよ』と命令口調でメッセージが来た。ワタナベエンタとの関係上、従うしかありませんでした。

■今回の件もワタナベエンタということでテレビはスルー

 所属タレントに関する記事が出ると、宣伝になりそうな記事の場合は『何でこんなに小さいんだ』と文句を言ってくるし、気にいらないネット記事には『落とせ』と圧力をかけてくる。電話を極端に嫌い、LINEでやりとりしないといけなくて、電話をかけた記者は怒られる。上司にまでクレームを言われた記者もいました。

 他にも六本木のキャバクラで飲むときは、帯のついた札束を落とし、それをボーイに拾わせて会計したり……彼についての愚痴を言い始めたら記者たちは止まらないと思います(笑)。

 ただ、今回の件もワタナベエンタということで、テレビはもちろん、新聞もほぼ触れていません。『やらないよね?』とさぐりの連絡は来ています。まぁ今後のお付き合いも大事なので……。

 大澤さんがあそこまで横柄だったのは、ミキ社長のバックアップがあったからなのは間違いない。“虎の威を借る狐”ですよ。ミキ社長は“汚れ仕事”を彼に一任していた。それで彼はやりたい放題だったのです。広報担当は急遽、大澤さんから別の幹部と担当者へ引き継がれています」(芸能担当記者)

 大澤氏のセクハラ問題を受け、ワタナベエンターテインメントはすばやい対応を見せた。だが一方で、またもや発覚した芸能プロ幹部による所属タレントへの深刻なセクハラ問題を、テレビ各局は完全に無視し沈黙するばかりだ。大手芸能プロとテレビ各局との癒着関係がここにも見てとれる。いつまでテレビ業界は悪しき因習を引き摺るのだろうか。

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(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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