朝ドラ「エール」 悩める二階堂ふみを支える“同志”柴咲コウと、薬師丸ひろ子の“手握り”

朝ドラ「エール」 悩める二階堂ふみを支える“同志”柴咲コウと、薬師丸ひろ子の“手握り”

二階堂ふみ

「二階堂さんの歌は、スタッフも驚くほどうまい。ただ本人は『納得いかない』と悔しそうな顔をするときもある」(現場スタッフ)

 NHK連続テレビ小説「エール」。コロナ禍で4月から休止していた撮影も6月16日、再開された(放送は6月27日で一時休止)。

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 窪田正孝(31)が演じる主人公・裕一は、昭和の大作曲家、古関裕而がモデル。その妻・音を演じる二階堂ふみ(25)の歌声が、番組好調の一因だという。

「音は歌手を目指しているが、音楽学校の記念公演のオーディションに合格した第9週は、オペラを歌う二階堂にネット上でも驚きの声が挙がった。その週の平均視聴率が21.3%で、次の週も二階堂の歌がフィーチャーされ21.2%と好調を維持」(テレビ誌記者)

 沖縄出身の二階堂は2007年、12歳で女優デビュー。NHK大河ドラマ「西郷どん」(18年)、映画「翔んで埼玉」(19年)など、今や若手トップ女優の一角だ。芸能記者が語る。

「かつてバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』の人気企画『ゴチになります!』のレギュラーだったが、出演理由として『(女優として)知名度を広げたい』とコメント。また『出たくて出ているわけではない』と漏らしていたというほど、女優としての自意識が強い」

■オーディション参加にスタッフから“反発”も

 二階堂は今回、約2800人が集まったオーディションに参加し音役を射止めたが、当初は一部に反発する向きもあったという。

「『二階堂がオーディションを受けている』と聞き、ベテランスタッフの中には不満を漏らす人もいた。新進の女優を見出してこそ朝ドラ、と考えるスタッフも多いからです。しかし二階堂さんは歌のレッスンを積んで審査に臨み、役を掴んだ」(前出・現場スタッフ)

 音役が欲しかった理由について、「沖縄戦を体験している祖母やその世代の人たちの思いを大事にしたいという気持ちが高まっていた」と周囲に語った二階堂。

「やがて裕一と音は戦争に巻き込まれる。二階堂さんは古関裕而が妻と交わした手紙を読んだり、役作りに余念がない」(NHK関係者)

 しかし、歌には悩んでいたという。

「昨年7月から歌唱指導の先生に定期的にレッスンを受け、オペラの発声や発音を学んでいたが、第9週では納得のいく歌声が出せず、苦心していた」(同前)

■悩める二階堂を救った柴咲コウ

 悩める二階堂に救いの手を差し伸べたのは、音の恩師役、柴咲コウ(38)だった。

「休憩中も2人は『どう表現する?』と相談して、本当に恩師と弟子みたいでした。柴咲さんは歌手でもありますが、さすがにオペラは初体験。同じく苦労していて、二階堂さんのことを『勝手に同志だと思ってる(笑)』と」(同前)

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 音の母親役、薬師丸ひろ子(56)も二階堂を癒しているという。

「薬師丸さんが二階堂さんの手を握って話す場面がありますが、休憩中も彼女は二階堂さんの手をぎゅっと握って談笑していました。二階堂さんもご満悦」(前出・現場スタッフ)

 2人のエールで、勇気をもって歌えーる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月25日号)

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