「恥ずかしいこと聞くね…」星野伸之がついに明かした中嶋監督代行“素手キャッチ伝説”の真実

「恥ずかしいこと聞くね…」星野伸之がついに明かした中嶋監督代行“素手キャッチ伝説”の真実

星野伸之 ©文藝春秋

「中嶋、それはやめてくれよ……素手だけは……」

 星野伸之の投じた超遅球と呼ばれる魔球・カーブが右打者の外に大きく外れた。女房役の中嶋聡は思わず、キャッチャーミットではなく右手の素手で投球をキャッチ。

 星野伸之が素手で捕れるような遅いカーブを投げられるのが凄いのか、中嶋聡の素手で取れるという肉体が凄いのか……。

■星野伸之が明かした中嶋聡の「素手キャッチ伝説」

 ブルーウェーブファンの間でまことしやかに流れていた星野・中嶋バッテリーの「素手キャッチ伝説」の噂。これは本当なのか……BS12の副音声中継にてオリックス応援中継の際に星野さんとご一緒する機会があり、勇気を振り絞って聞いてみました。

「中嶋が俺のボールを素手でキャッチしたのはホントかって?! 大貴君、恥ずかしいこと聞くね(笑)。噂が独り歩きしているように思われるけど……これは事実! ほんとにあった話」

 と、星野さん。

 なんとまあ真実だったのです。

「ええ〜、ほんとだったんですか? 正直、いくら何でも僕はそれは嘘だと思っていました。星野さんのカーブと言えど100キロ前後。回転数も物凄いじゃないですか。いくら中嶋さんといえど、素手で捕るなんて危ないし、恐ろしすぎます……」

 と僕が返答すると、星野さんはその時のやり取りを教えてくれました。

「その時はさすがに中嶋に言いましたよ。素手はやめてくれよと(笑)。いくら遅いカーブが特徴の俺と言えど、素手で捕られるのははずかしいよ、って言いましたよ(笑)。中嶋は何て言ってたかって? 意外と素手で捕れそうだったし、素手で捕った方がそのまま投げられるからいいかなと思いました、って。すごいよな、中嶋という男は。でも、それ以来ちゃんとキャッチャーミットで捕ってくれるようになったよ」

 このエピソードを聞いて、僕はまたオリックスのことが好きになりました。幼い頃、グリーンスタジアム神戸で食い入るように観ていた星野―中嶋のバッテリー。紺色のグラブの星野さん、水色のキャッチャーミットの中嶋さんのコンビが大好きでした。「星野さんのまっ直ぐは本当に早く感じる」と中嶋さんがテレビで言っていたのをよく覚えています。「カーブは独特で、隠れたところから急に出てきて、止まるように見える」とインタビューで中嶋さんが答えていたのもよく覚えています。でも素手で捕っていたなんて……映像が残っていれば観てみたい……宝物にしたい映像ですよね。

■第二の中嶋、田口が出てきてくれれば……

 そんな中嶋聡さんが監督代行となった我らがオリックス。

 代行ではあるものの、監督の位置についてから間もなく4週間。チームのムードがとても明るくなったと現場の記者、解説者、関係者の皆さんは仰っています。マスクをしていても笑顔で若手を盛り上げようとしている姿がベンチ内から伝わってきます。

 中嶋聡さんと田口壮さんは1969年生まれの同年代コンビ(中嶋さんが早生まれの為、学年は田口さんより一つ上ですが)。吉田正尚選手がイチローさんばりの打率を残している今年。第二の中嶋、田口が出てきてくれることを毎日、いや一分一秒を無駄にせず、僕は祈り続けています。中嶋、田口のような選手が出てきてくれれば絶対に強くなる!

 8月は負けが続き、ストレス解消の為か、家での食べ飲みの量が多くなり3キロ太った私。反省しております。食欲の秋ですが、オリックスが素晴らしい戦いを続けてくれて食べることを忘れるくらい、飲むことを忘れるくらいオリックスに没頭したいと思います。

 そして、いつか星野―中嶋バッテリーお二人に揃って頂いて、「遅球、素手キャッチ伝説」のさらなる真相を語って頂きたいと思います。

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(田中 大貴)

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