《本人直撃》「あいのり」でっぱりん傷害事件の全内幕「このクソ貧乏人が!」彼女は逆上して恋人も殴った

《本人直撃》「あいのり」でっぱりん傷害事件の全内幕「このクソ貧乏人が!」彼女は逆上して恋人も殴った

あいのり公式インスタグラムより(でっぱりんは右から2人目:2019年5月23日)

「あいのり」“伝説の女”でっぱりん 友人に暴行で警察が捜査開始「私の顔めがけて殴りかかってきた」 から続く

( #1 より続く)

「カラオケに行った時、彼女は私に『もう一度飲食店を開こう』『開店資金はないから、借金しよう』と持ち掛けてきました。私が難色を示すと、彼女の顔つきが変わり、いきなり私の顔めがけて殴りかかってきたのです」

 “彼女”というのは、人気恋愛バラエティ番組「あいのり Asian Journey」(Netflix/フジテレビ系)に出演していた人気メンバー“でっぱりん”(本名:浜崎彩・25)のこと。今年7月30日に、熊本市東区長嶺にあるカラオケ店の密室で彼女から受けた暴言、暴力について「文春オンライン」取材班に打ち明けるのはでっぱりんの元親友・20代のA子さんだ。記事 前編 では、暴力沙汰に至るまでの経緯を詳報している。

◆ ◆ ◆

■下半身をものすごい力で何度も蹴られた

「私のすぐ隣りには幼い娘がいるにもかかわらず、その目の前で彼女は私の顔を殴りました。唇付近がカッと熱くなりましたが、あまりの衝撃に一瞬何が起きたのかわからなかった。そのあとすぐにでっぱりんの彼氏が止めに入ってくれて、彼女をソファに強制的に座らせました。でも、逆上している彼女は自分の彼氏の顔も殴りました。彼氏は鼻血が出ていたのに、それでも暴れる彼女を抑えてくれていた。それが気にくわなかったのでしょうか。彼女は『お前離れろ!』と強い口調で彼氏に言いました。あまりの冷たい言葉に彼氏も彼女を抑えていた手を咄嗟に離したんです」

 A子さんの娘は、友人が外に避難させていた。しかし、彼氏が手を離したことで暴れるでっぱりんを抑える人物がいなくなっていた。

■ネックレスも引きちぎられていました

「彼女をそのままにしていたらまた私に殴りかかってくるかもしれません。なんとかしなければと、鼻血を出している彼氏にかわって、今度は私がソファに座る彼女の両腕を押さえました。ですが、彼女を抑えたことで私は自分自身を守る術がなくなりました。彼女に下半身をものすごい力で何度も蹴られ、あまりの痛さに気が遠くなりました。その間、彼女は意味の分からない言葉を叫び続けています。髪も引っ張られてぐちゃぐちゃで、知らない間にお気に入りのネックレスも引きちぎられていました」

 たった10分間ほどの出来事だったが、A子さんは「とても長く感じました」と振り返る。

「あまりの恐怖に、私はとにかく彼女から離れて逃げようと思いました。ものすごい剣幕で怒鳴る彼女を友人たちが押さえつけてくれている間に、私は娘を連れてカラオケ店を飛び出しました」

■「このクソ貧乏人が!」「逃げんのか!」

 その時点ですでに深夜1時頃。車通りも少なく、近くにあるのは閉店後のガランとしたスーパーと寝静まった民家のみ。静かな夜の田舎町に、でっぱりんの「このクソ貧乏人が!」「逃げんのか!」という叫び声だけが響いていたという。

「娘に危害が及ぶのではないかと、カラオケから死角になる民家の塀に隠れました。『助けて』と泣きながら知人に電話しましたが、その間もずっと彼女は私を探し回っています。恐怖で体がすくんで動けませんでした」

「あいのり Asian Journey」でも、自身の不満の対象となった女性メンバーを探しにでっぱりんがネパールの首都・カトマンズを歩きまわる様子が映されている。女性メンバーを見つけた彼女は、暴言の口火を切るのと同時に女性の胸を殴るのだった。A子さんの脳裏にもそのシーンが去来していた。見つかったら逃げられないという恐怖があったという。

■スマホのGPS機能を使って目の前に現れ...

「しばらくすると、パトカーが2台サイレンを鳴らしてやってきました。あまりの叫び声に、近隣住民の誰かが通報したのだと思います。警察が彼女と話をしている様子を見て、ほっとしました。その間に知人が駆けつけてくれたので、私は娘と一緒に知人の車に乗り込んでその場を後にしました」

 A子さんは知人の家に1晩泊まった翌日、あまりの痛みから病院にかかり、頸椎捻挫、口唇挫創、左第四指打撲で全治2週間と診断された。病院を出ると見知った車が停まっており、A子さんは固まった。

「でっぱりんと彼氏が乗っていました。とっさに思ったのは、なぜこの病院に居ることが分かったのか……。また恐怖で体がすくみましたが、彼女はこちらをチラリとも見ずにそっぽを向いたまま。彼氏の方が車を降りてきたので話を聞くと、彼女のスマホと家の鍵を私が持っていたので返して欲しい、と。暴力沙汰になる前に私が預かっていたままでした。場所はスマホのGPS機能を使って特定したようです。何も悪くないはずのでっぱりんの彼氏から『ごめんね、また連絡するね』とだけ言われました。その彼氏がでっぱりんと結婚した男性です。彼らは足早にその場を後にしました」

 その後、A子さんは熊本東警察署に被害届を提出。怪我の診断書とともに現場の様子を細かく伝え、警察も傷害事件として捜査に動くことになった。

「しばらくは、彼女が家に来るのではないかという恐怖から夜も電気をつけずに生活していました。何より、彼女にすごく懐いていた娘が『でっぱりん怖い』『ママのことペッチンした』『嫌い』と怯えてしまうようになったことが本当に辛かったです」

■「『貸した金を返せ』という連絡が入るようになりました」

 しかし“伝説の女”の腹の虫はおさまっていなかった。

「事件から2週間程経ったある日、彼女から『着払いで私の私物全部送ってください』と連絡がありました。数カ月間、彼女が私のマンションに居候していた時期があったので結構な荷物がありました。私は警察から連絡を取るなと言われていたので、言われた通りに荷物だけ送って返信はしませんでした」

 その後もでっぱりんからの連絡は続いた。

「9月に入ると、今度は『貸した金を返せ』という連絡が入るようになりました」

 連絡の文面を確認すると、「今まで貸したお金。数カ月間払ったお前の家賃。コロナで仕事できないときに私の気持ちで払ったお金。すべて返してください。お前は最低」と書かれているが、A子さんは「完全に認識の違いです」と説明する。

■「私と娘は日々怯えながら過ごしているのに」

「家賃に関しては、彼女が居候していた時に『私が払う』と言って、その通り、払っていました。“気持ちで払ったお金”とは、コロナで店が休業した際に彼女が自分の特別定額給付金10万円を私に譲ってくれたことや、『収入がないと生活ができない』と相談したときにいくらか工面してくれたことを指しているはずですが、そもそもタピオカ屋の仕事は彼女がオーナーで私を雇用した形です。契約書を交わしたわけではありませんが、それを逆手にとって給料の支払い能力がなかったことを棚に上げられても困りますし、金を返せと言うのならまず未払いの給料を全額支払って欲しい。

『貸して』と彼女に言って、借りた5万円はありますが、それは経営が苦しいタピオカ店を町のイベントに出店させる際の場所代です。店のために頑張ってきたのに、『訴える』とまで言われる筋合いはありません。

 9月7日にはインスタのダイレクトメールで《お金も返さんし感謝の気持ちもないのに お前に貸した金合わせて100万くらい使ってるのに 何も言わずこれやろ》と唐突に連絡が来ました。100万円借りているなんて、さすがに言いがかりです」

■警察から取り調べの呼び出しが

 労働基準法第15条にて義務化されている文書による労働条件の明示や、第24条で定められている雇用主は労働者に対して給料の支払い義務があることなど、確かにでっぱりんの開店したタピオカ店には事業としての基本を守っていない部分が多い。A子さん自身も「仲間内で楽しくやるだけだと思っていたので、契約とかが必要な局面が出てくるとは全く思っていませんでした」と肩を落としている。

 その後、でっぱりんからの金銭要求の連絡はA子さんの両親にまで送られるようになったという。だが、同時期に警察からでっぱりんに対し取り調べの呼び出しがかかったことにより彼女からの連絡は途絶えた。

「警察からは『彼女の方も、腕を押さえつけられたことを理由にA子さんを相手取って被害届を出す意思があるようだ』と告げられました。でも、腕を抑えたのは、自分自身の身を守るためです。彼女はすごく興奮していたし、あの状況では、彼女がいつまた私に殴りかかってきてもおかしくありませんでしたから」

 A子さんは取材班に対し、悲しみを隠さずに心中を打ち明ける。

「私と娘は何か危害を与えられるのではないか、引っ越さなければいけないのかと日々怯えながら過ごしているのに、でっぱりんは彼氏と婚約・入籍の発表をしてメディアに取り上げられて、傷害事件なんてなかったかのように毎日いろいろな場所に旅行する様子をSNSに投稿している。どうしてそんなことができるのか全く理解ができません」

 10月10日、取材班は事実確認のため、熊本で飲食店を開店したというでっぱりんのもとに向かった。お店の客足が途切れた午後、休憩時間だろうか、店を離れてコンビニで買いものを終え、戻ってきた彼女を直撃した。

■でっぱりんは暴行を認めたが「私が一方的に悪いわけではない」

??文春オンラインです。

「はい」

??7月30日に傷害事件を起こされた件についてお伺いしたい。

「あーはいはい。それ警察に話していて、私も殴られてるんで、私も被害届出してるんですよ。なんで、いまそういう状況なんです。基本的に(自分が殴ったことについては)不起訴になる可能性の方が高くて、私はお金を貸している状況ですし、私が一方的に悪いわけでもなんでもないので」

??ご自身だけが加害者ではないと?

「そうです。状況を確定できるものがないので。だいたいこういう(文春)ところは私に嫌がらせをしてくるので、もしそうするのであれば私は名誉棄損で訴えます」

??ただ、実際に傷害事件を起こして(A子さんに)被害届を出されている。

「はい」

??警察に聞き取りもされている?

「答えられません」

??事実確認だけさせていただきたい。

「事実かどうかもお答えしません」

 そう言い終えると、でっぱりんは店に来たお客さんの応対に戻ってしまった。

 ふたたび起きたリアリティショー出演者のトラブル。番組の中で攻撃的な“素”の自分をさらけ出すのがウケたからといって、プライベートで人を殴っていいわけがないのだが、彼女の口からはついぞ謝罪の言葉は出てこなかった。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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