浅村“私の酸素タオル”に津留崎“腕枕クッション”…イーグルスグッズの衝撃

浅村“私の酸素タオル”に津留崎“腕枕クッション”…イーグルスグッズの衝撃

(球団公式オンラインショップより)

■衝撃的だった「浅村のヒットは私の酸素」名言タオル発売

 あれはまだイーグルス誕生前の時代、みちのくシリーズと称して2年に一度宮城球場で行われる巨人戦を楽しみにしていた小学生だったボク。

 宮城球場に着くなり原辰徳の下敷きに井上真二のサインボール、クロマティの背番号入りの消しゴムを父親に買ってもらっただろうか……昭和から平成初期の時代の小学生が買ってもらえる野球グッズといえば、それと野球帽くらいのもんだった。ユニフォームなんて手軽に買える時代じゃないそんな時代に育った人間からすると、近年の各球団公式グッズの充実ぶりには本当に驚かされる。

 そのなかでも我が楽天野球球団のグッズ制作班は、スピード&チャージで毎日のように新商品を展開。タオルやユニフォームなどの定番商品から、ファンなら泣いて喜ぶ1点ものの限定品まで、多品種少量生産でファンを飽きさせないように商品企画されている。

 9月にはヒーローインタビューの涌井秀章の一言をきっかけに、浅村様&涌井様のMyHeroタオルを緊急発売。10月には浅村栄斗の嫁・淡輪ゆきさんがBS12の副音声中継中に放った名言「浅村のヒットは私の酸素」を中継翌日にタオル化し発売するなど、小深田大翔なみの俊足すぎる担当者の動きに毎回頭が下がる思いだ。

 コラボ商品も数知れず。ふなっしーからケヤッキー(宮城の県木・ケヤキをモチーフにしたゆるキャラ)まで、また新日本プロレスとのコラボでは、あの新日の象徴でもあるライオンマークにクリムゾンレッドの帽子を被らせたのも記憶に新しいところ。地元出身のクリエイターや芸能人とのコラボ展開も積極的で、中新田町出身のマンガ家・いがらしみきお先生「ぼのぼの」や若手俳優・黒羽麻璃央に乃木坂46の久保史緒里の始球式記念グッズまで、コラボしまくっているのである。

 10月発売の新商品だけなんと386点(※10月30日現在、1点ものやカラーバリエーションも含む)。ジャイアンツの10月発売新商品の120点と比べてもかなり商品数が多いのがわかる。

■今シーズン最も衝撃的なグッズが発売。それは…

 そんな中、かなりパンチが効いている、いやパンチどころかハルク・ホーガンのアックスボンバー級の新商品が登場した。

 それは、筋トレ大好き右腕、マッスルカーブの使い手でもある津留崎大成の寝顔&腕枕クッション。

 マッスル津留崎の腕枕でスヤスヤ眠りたい……という女性ファンのニーズをよくとらえた限定受注グッズ……といえば聞こえがよいが、もはや用途も不明で頭にクエスチョンマークが浮かんでしまうという、ある意味おとなのジョークグッズ。

 寝顔と腕枕は別売りで、寝顔クッションは3000円(税込)、腕枕クッションが3500円(税込)となっている。

 寝顔クッションの裏面は、笑顔のリバーシブルタイプになっているのがポイント。腕枕クッションだけを単品購入をしてしまうと、単なるごっつい腕のバラバラ死体の一部にも見えてしまうという色んな意味で問題あるグッズなのだ。

 また商品ページに公開されている写真も是非チェックしてほしい。津留崎の腕枕に包まれて寝る同期の小深田のなんともいえない表情……公式発信で同期のBL的なカップリングを妄想させてしまうという狗鷲腐女子の琴線に触れまくりなのだ。

 女性目線でこれほしいのか? という事がとっても気になったので、文春野球で 津留崎コラム を書いてもらった津留崎推しの杜野まこさんにこの商品のことを聞いてみると、

「津留崎選手の凛々しい眉推しなので、眉毛だったら欲しかったですね(笑)。寝顔の裏面の笑顔はどストライク!!いい笑顔でずっと見ていられますね」

 とのこと。あれ腕はいらないの? 腕は?

 自身もグッズを結構買うという、 こちらも今季、文春野球で執筆してもらった初美沙希さんにも聞いてみると、

「イーグルスのグッズは個性的な商品、多いですよね(笑)。写真撮るの好きなのでカメラバッグもあったら嬉しいですね! あ! いぎなり東北産とのコラボグッズがでたら即買いです。津留崎印のプロテインなんてのもいいかもしれないですね。腕枕クッション? それはいらないです(笑)」

 あれ、やっぱ腕いらないの? 腕!

■イーグルスショップみたいになってるガソリンスタンド

 一方、グッズの種類があまりに豊富で、収集家のようになってしまう人もいる。

「他の球団に比べても(グッズ開発部隊の)目線が違いますよね。あとファン心理として、限定と言われるとこっちも買いたくなっちゃう」

 と語るのは、大崎市鹿島台町でガソリンスタンドを経営する尾口さん。尾口さんは、Sluggerが発行するプロ野球選手名鑑(日本スポーツ企画出版社)の名鑑ページに広告掲載してしまうほどのイーグルス好き。

 抽選で当たったという今シーズン2軍調整中だった岸孝之が「早く投げたい!」とその時の気持ちを書いた超貴重なサインボール。

 球場のどこかで使われていたであろう嶋基宏や岡島豪郎のどデカいパネル……。

 などガソリンスタンド内はイーグルスショップのようにグッズが埋め尽くされている。

 また田中和基が大好きな奥さんのベッド周りは、顔写真クッション、写真入りバスタオル、実際の声で起こしてくれる目覚まし時計、顔つきハンガー、ポスター、誕生日プレゼントのサインボール、等で埋めつくされているとのこと。また15万円もしたという和基の使用済グラブも保有しているのだとか。

 そして事務室の角には、嶋コーナー。

 ヤクルト移籍した嶋をみるとなんだか物哀しくもなってしまうが、引退選手や移籍選手のグッズ、飾りきれないグッズは備品庫には大量に保管されているのだという。

 そんな尾口さんでも、「あまりに新商品がでるので最近は自制している(笑)」と語るのだから、この商品アイテムの多さは全部ある意味マニア泣かせなのかもしれない。

 引き続き球団グッズチームの担当の方には、ファン心をくすぐるアイテムや津留崎マッスル腕枕クッションを超えるアグレッシブな商品の開発を期待しつつ、個人的には11月5日発売予定の渡辺直人引退記念グッズをなんとかゲットしたいとおもいます!

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(ハガ ユウスケ)

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