「愛の不時着」ヒョンビンとソン・イェジンが元旦“熱愛スクープ”を認めずにはいられないワケ《現地記者が解説》

「愛の不時着」ヒョンビンとソン・イェジンが元旦“熱愛スクープ”を認めずにはいられないワケ《現地記者が解説》

映画「ザ・ネゴシエーション」共演時のヒョンビン(左)とソン・イェジン ©getty

〈このカップルはとてもお似合いだから、むしろ、熱愛説を否定したら信じてもらえなかったよね〉

〈暗黙のうちにみんな知っていた事実だったけど、こうやって公開恋愛をすることが出来て、とても嬉しいです。結婚にまでたどり着いたらいいのに。めっちゃクチャ応援します!〉

〈すでにみんなが知ってたことだから、秘密にしておいてあげようよ。2人にはラブコメをもう一度撮ってほしいからね〉

 2021年1月1日、新年早々から韓国を熱くさせた超大物カップルのヒョンビン(38)とソン・イェジン(38)の熱愛スクープに、韓国のネット上ではお祝いや応援のメッセージが殺到した。

 2018年から絶えず熱愛説が流れていたカップルだけに、実のところ、韓国のファンからは「驚いた!」という反応より、「そうだと思った〜」という安堵の声が多かった。

■ヒョンビンが語っていた「もう一度会いたい」

 昨年、ドラマ「愛の不時着」での共演が話題になったヒョンビンとソン・イェジン。2人は、初共演の映画「ザ・ネゴシエーション」の時から、熱愛説が流れていた。映画は犯罪者とネゴシエーターとの熾烈な戦いを描いたアクション物で、映画の中で主役の2人は、モニターや電話を通じてコミュニケーションを取っていた。つまり、2人のツーショットシーンはほとんどなかったのだが、「ラブコメの神」や「メロクィーン」と呼ばれる2人のケミストリーは観客を虜にし、2018年9月の映画公開と同時に2人の初の熱愛説が浮上した。

 映画公開を控えたショーケース(発表会)に参加した2人は、初めて共演した感想を聞く記者の質問に、以下のように答え、お互いに対する好感を隠さなかった。

 ヒョンビン「(ソン・イェジンに)100点満点で90点をあげたい。撮影の時あまり会えなかったので10点減点した。モニター越しで共演するなど、少し残念な部分があった。次はメロドラマやラブコメでもう一度会いたい」

 ソン・イェジン「私はモニター共演だけでもよかった。100点をあげたい。次にまた会ってぜひ面白い作品にしようねと(2人で)話し合った」

 ショーケースに出席した記者の話によると、この日の2人は発言だけでなく、互いを見つめる表情や配慮する動作にまで親密な雰囲気を漂わせていたという。ショーケースが終わった後には、記者の間で「2人は付き合っているのでは?」という話まで出たほどだった。

 その後、ソン・イェジンは舞台挨拶の仕事であちこちを回りながら、貸切バスで隣同士に並んで座った2人の姿を自分のインスタグラムに載せた。映画広報の一環だったのだろうが、あまりにも仲が良さそうなツーショットはファンの心をときめかせ、ネットを中心に熱愛説が広がっていった。

■「愛の不時着」未公開カットで手を握っていた?

 2019年1月には、米国発の熱愛説が飛び込んだ。米ロサンゼルスの韓国料理店で、2人がソン・イェジンの両親と一緒に食事をする姿を見たという目撃談がファンのSNSに掲載され、さらに10日後には、米国のあるスーパーで2人が一緒に買い物をしている写真もアップされた。

 しかし当時、2人の所属事務所は「それぞれ米国旅行中に偶然出会って一緒に買い物をしただけで、写真を撮られたスーパーには2人のほかにも知人が多数いた」と説明。熱愛説を強く否定した。その後、ヒョンビンの所属事務所では、ネット上で「根拠の無い熱愛説を流す書き込みを通報してほしい」とファンに頼むほどだったという。

「愛の不時着」で2人の2度目の共演が発表されると、再び熱愛説がネット上を熱くさせた。

 ドラマの中で平壌(ピョンヤン)市内で、チキンとビールのデートを楽しむシーンを撮影したビハインドカット(未公開カット)で、2人がテーブルの下で手を握っていたというネット民たちの鋭い指摘が出たり、2人が一緒にあるホテルの結婚式場を見学に来たという目撃談も出たりしていた。それでもそのたびに、それぞれの事務所は強く否定し、ファンは半信半疑で2人を見守っていた。

■スクープした「オンライン媒体」とは?

 ところが2021年1月1日、芸能記事を専門とするオンライン媒体「Dispatch(ディスパッチ)」が2人の熱愛をスクープした。

 2011年の設立以来、毎年1月1日に大物芸能人カップルの熱愛スクープを出すという伝統を受け継いでいる「ディスパッチ」は、2021年1月1日午前10時、〈今回の熱愛説は、本物だ! ヒョンビン ソン・イェジン、2021年の第1号恋人〉というタイトルの下、2人の熱愛を報じた。

〈ヒョンビンとソン・イェジンが2021年1月1日、第1号カップルになった。彼らの愛は現実でも現在進行形。約8ヵ月間熱愛中だ。ヒョンビンの知人は「(2人が)愛にたどり着いたのは3月ごろ」と語ってくれた。彼は本誌に「ドラマが終わって離れていることで懐かしさが生まれたようだ」と話した〉

〈実際、ヒョンビンとソン・イェジンはドラマ終了後、後輩たちとたまに集まった。2人はプライベートな席で、もっと(心が)通じ合っていると感じた。それにゴルフという共通の趣味も一役買った〉

■掲載されなかった「ツーショット」

 ただ、記事では、熱愛記事の定石とも言える「ツーショット」が掲載されなかった。

 ゴルフ場の地下駐車場で、車の運転席に座っているヒョンビンと、カメラに背を向けたまま車を待つソン・イェジンの姿が最も「決定的な写真」。2人の顔がはっきりと映ったツーショットに使われたのは、なんとドラマ「愛の不時着」の広報写真だった。すでに数回、繰り返されている熱愛説にもかかわらず、決定的なツーショットがなかったこのスクープ記事。あるスポーツ紙の記者は次のように説明する。

「ディスパッチは、『スポーツソウル』というスポーツ紙出身の芸能記者や写真記者が集まって設立したインターネット専門メディア。『ニュースはファクトだ』というモットーで、パパラッチ写真を使って数多くのトップスターの熱愛説をスクープしてきた。記事に使われた写真がいつも決定的なため、通常はディスパッチによって発覚すれば、どんなにファンが怖いアイドルでも、記事を認めざるを得ない。これまでディスパッチの熱愛説を否定したスターは、BIGBANGのG-DRAGONくらいだ(G-DRAGONは2018年1月1日、アイドルグループ『AFTERSCHOOL(アフタースクール)』のイ・ジュヨンとの熱愛説が同誌に報道された)。ただ、今回の写真はちょっと弱いので、果たしてこれで2人が熱愛を認めるかどうかについて否定的な意見が多かった」

■2人の事務所も「ドラマ終了後、恋人に発展しました」

 しかし、記者たちの予想とは違い、2人の所属事務所は熱愛を認めるコメントを発表した。

「ヒョンビン、ソン・イェジンの2人の俳優は作品を通じて縁ができ、ドラマ終了後、お互いに対する良い感情を持って恋人に発展しました」(ヒョンビン所属事務所のVASTエンターテインメント)

「2人は作品活動を通じて親交を深め、ドラマ終了後、お互いに好感を持って付き合いはじめ、以後恋人関係に発展しました」(ソン・イェジン所属事務所のエムエスティームエンターテインメント)

■「結婚するから認めた?」「出されたくない写真がある?」

 なぜ2人の所属事務所は、決定的な写真もないのに今回は潔く熱愛を認めたのか。前出の記者は、次のような3つの可能性を挙げた。

「ディスパッチが報じたように過去の熱愛説は単なるデマで、今回こそが本当である可能性がある。俳優や女優が映画やドラマで共演すると熱愛説が流れる場合が結構あるが、作品に没頭する過程で流れてくる単なるウワサの場合が多い。2人は非常に優れた役者であるため、2人のドラマや映画に夢中になっているファンから熱愛説が絶えなかったのかも知れない。

 もう1つの可能性は、ディスパッチが公開していない、より決定的な写真を撮っているのかもしれないことだ。 あくまでも個人的な推測だが、決定的な写真を公開しないことを条件に、2人に熱愛を認めさせた可能性もある。

 最後に、記者たちの間で最も説得力を得ているのは、2人が今や結婚を念頭に置いているという可能性だ。韓国では特に女優にとって熱愛スキャンダルは決して良いニュースではない。最近の若者は出会いと別れを繰り返すが、いまだ儒教的な伝統が残っているため、女優や女性芸能人には厳格な基準が適用されている。

 ソン・イェジンの場合は、実際の性格がとても慎重で真面目なため、1999年に芸能界デビューして以来、これまで20年以上、一度も熱愛説を認めたことがない。そんな彼女が自分のインスタを通じて直接ヒョンビンとの交際事実を明らかにしている。結婚を考えていなかったら、まずしない行動だ」

 2020年の1年間、コロナや政治的混乱などで、韓国社会はいつにも増して、暗い時期を過ごしてきた。2021年の年明けに舞い込んだ超大物スターたちのめでたい熱愛説が、「ハッピーエンディング」に繋がることに、韓国や日本の多くのファンとともにエールを送りたい。

(金 敬哲/Webオリジナル(特集班))

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