あの“事件”を乗り越えて……「芸能人格付けチェック!」にも出演、倖田來未がバラエティに進出したいワケ
2021年01月18日 12時30分 文春オンライン

倖田來未
今や正月番組の顔となった、元日放送の「芸能人格付けチェック!」(テレ朝系)。昨年まで“62連勝”だったGACKT(47)のパートナーに抜擢されたのが歌手の倖田來未(38)だ。
「両肩を露出した“エロかっこいい”服で登場した倖田は緊張気味だったが、それでも2人で全6問を正解して連勝を維持。GACKTは『限りなく嫌いなタイプだった』倖田を『素敵な人なんだってことに気づけた』とご満悦」(放送記者)
2000年代後半にバラエティ番組を席巻した妹のmisono(36)とは対照的に、歌手としてのイメージを堅持してきた倖田。その「格付け」出演の背景を音楽関係者が語る。
「芸能界で最もコロナ禍の影響を被っているのが歌手。活動の主軸であるコンサートが思うに任せない」
配信ライブで巨額の収益を上げられるのは、嵐などごく一握りだという。
「倖田は05年から8年連続紅白出場の実績を持つが、全盛期を過ぎて久しい。一昨年発売したアルバムはオリコン4位と根強いファンを持ち、昨年のツアーは10公演を敢行したが、座席は前後左右を空けての販売で、単純計算で売り上げは半分。大晦日のライブは中止。コロナの先行きが見通せない以上、倖田クラスでも音楽以外に活路を求めざるを得ない」(同前)
■タレントとしての潜在能力は?
11年に結婚したロックバンドBACK-ONのボーカル・KENJI03(36)との“家庭の事情”も重なっているという。
「夫は倖田以上にライブ中心なだけに、活動はさらに制限される。長男はまだ8歳で、倖田が一家の大黒柱。そこでアピールの場として選んだのが注目度抜群の『格付け』だったということ」(芸能デスク)
もともとタレントとしての潜在能力は妹に劣らない、とバラエティ制作関係者は指摘する。
「京都出身の倖田の憧れは上沼恵美子。島田紳助に『バラエティで活躍できる』と太鼓判を押されたこともあるし、本人も喋りには自信があるはず」
だが08年、ラジオ番組で「35歳を回ると羊水が腐る」と舌禍事件を起こし、2カ月半の活動自粛。
「これがあまりに痛く、トーク番組でも自重するように。だが、禊ぎ期間は十分以上。関西弁だから吉本芸人との絡みも合う。安室奈美恵のように孤高イメージを守る必要もないし、もはやなりふり構ってはいられないはず。08年に中居正広(48)との極秘温泉旅行を報じられたが、今やジャニーズを退所した中居と“夢の共演”というウルトラCもあるかも」(同前)
結果を出してバラエティ界でも高格付けがほしい!
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号)