ラーメン王国・北海道の知られざる絶品インスタント麺3選

ラーメン王国・北海道の知られざる絶品インスタント麺3選

@DIME アットダイム

■連載/大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺

仕事で札幌に行ってきた。ありがたいことに北海道まで呼んでくれる奇特なテレビ局があったんですねぇ。ありがたやありがたや…。せっかくの機会なので、ご当地のラーメンと即席麺についていろいろ調べてきた。1泊2日のタイトなスケジュールなので計画的に食ったり買ったりしなくてはならない。

北海道といえば、言うまでもなくラーメン王国だ。さらには即席麺王国でもある。実は、ローカルラーメンの充実ぶりは北海道と九州が双璧なのだ。駅や空港などのお土産売り場には道内の有名店の名を冠した即席麺や生麺セットがずらりと並んでいる。あぁ、目移りする。だが、かさばるので全部買うわけにはいかない。これらの商品群の中からいくつかの商品をチョイスし、実店舗のラーメンも食べて再現度をチェックしてみたい。

今回ピックアップしたのは吉山商店の『焙煎ごまみそらーめん』。こちらのラーメンには即席袋麺も生麺も出ているから、お店を含めて3種の比較ができるのがいい。

まずはお店のラーメンを食べてみよう。

今回は札幌駅前のエスタにある「札幌ら〜めん共和国」のお店に行った。

こちらには道内の人気店8店が入っているのだが、自分が行ったときには吉山商店が一番混んでいた。

お土産ラーメンとして売られているものと同じにしないと比較ができないので『焙煎ごまみそらーめん』(780円)をチョイスした。それではいただいてみよう。

四角い断面で手もみ風にちぢれた黄色っぽい太めの麺は、ガッシリとしたとてもハードな強ゴシになっている。味噌味のつゆは濃厚で粘度高めだがコテコテではなく香ばしさもあってちゃんと飲みきれる。具は焼豚・ねぎ・メンマ・キクラゲ・もやし・白ごま・挽肉が入っていた。焼豚は適度に歯ごたえのあるタイプで脂身はトロリ、メンマも極太で強い噛みごたえのあるもの。人気があるのもうなずける。

それではお土産ラーメンの実力を検証してみよう。

見た目の印象を似せるためにお店のラーメンとなるべく共通した具材を購入して使った。

◆森住製麺『札幌らーめん吉山商店焙煎ごまみそ』

新千歳空港内の売店にて648円で購入した。ひと箱に2食入り。ほかの店でもだいたいこのぐらいの値段だった。

パッケージの中には生麺と液体スープが各2個入り。

麺茹でとスープに別の湯を使う方式で、麺の茹で時間は2-3分。お店のラーメンはハードな麺だったので、麺茹で2分で作ってみた。

四角い断面で手もみ風にちぢれた太麺は、強めのガッシリシコシコ食感で、かなりお店の麺に近い。液体スープで作るつゆは、濃いめでこってり感があり粘度高めな味噌味。味噌のほか、ごま・玉ねぎ・ジンジャー・ガーリックの風味が香ばしい。色が少しだけ淡くて油が少なめなところを除けばまさに焙煎ごまみその味になっている。

◆藤原製麺『札幌吉山商店焙煎ごまみそらーめん』

札幌ら〜めん共和国内の売店「札幌ら〜めん開拓舎」にて181円で購入した。こちらの商品もだいたいどこの店でもこのくらいの価格で売られていた。

中身は低温熟成した乾燥麺と液体スープが各1個入り。

麺茹で時間は4.5分で、そこに液体スープを入れる方式。

四角い断面で手もみ風にちぢれた中太麺は適度に歯ごたえのあるシコシコ食感。麺の太さは店のものより細めで食感も店ほど固くない。色も店と比べて少し白っぽい。液体スープで作るつゆは、2種の白みそと練りごまの風味と旨みが出た濃厚味噌味。お店のラーメンと比べると、店のほうがつゆの色が濃く、油が多くて粘度が高いと感じるが、風味と旨みはよく似ている。麺も茹で時間を30秒くらい短縮すれば店の食感に近づく。

【今回の即席レビュー(5点満点)】
        お店    生麺    即席麺
麺の歯ごたえ ★★★★+ ★★★★  ★★★+
スープの濃さ ★★★★+ ★★★+  ★★★+  
こってり度  ★★★★  ★★★   ★★★

<この商品が好きな人にはこんな一品もオススメ!>

●つらら『北海道味噌ラーメン』(みなみかわ製麺製造)

使用する味噌に非常にこだわり、味噌味の濃厚度も麺の噛みごたえも非常に強めで個性が際立つ一品

文/大山即席斎

1959年に生まれ。日清チキンラーメン登場の半年ほど後輩の同級生。80年の下宿生活開始でインスタント麺との付き合いが開始。35年以上毎日インスタント麺を食す日本屈指のインスタントラーメン研究家。95年テレビ東京の「TVチャンピオン 第1回インスタント麺通選手権」に優勝。今までに食べたインスタントラーメンは1万食を超える。

■連載/大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺

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