絶対行くべし!ボトムズ、ガンダム、高所恐怖SHOW、究極のVR体験ができる東京・台場の『VR ZONE Project i Can』体験レポ

絶対行くべし!ボトムズ、ガンダム、高所恐怖SHOW、究極のVR体験ができる東京・台場の『VR ZONE Project i Can』体験レポ

@DIME アットダイム

 VR(バーチャル・リアリティ)が大盛り上がりである。

「でも、よくわからない〜」…なんて言ってる場合じゃない。今すぐお台場ダイバーシティ東京プラザでVRのスゴさを味わってしまおう。

■こっ、これは…まるでボトムズのキリコになったみたいだ

 1979年からテレビアニメが放映された『機動戦士ガンダム』。言わずもがな、歴史に残る名作アニメだろう。それに対して、1983年から放映された『装甲騎兵ボトムズ』は、いぶし銀の存在。キャラクターが男前で、ストーリーも骨太で、いまだに人気の高いアニメである。

 ガンダムのロボット(モビルスーツね♪)が18m前後と大型なのに対して、ボトムズに出てくるロボット(AT・アーマードトルーパーなんて呼ばれてた)は4m前後が主流。そう、設定がリアルなのだ。

 主人公のキリコが最初に搭乗した「スコープドッグ」は、グリーンのボディかつ大量生産のモデルであり、ガンダムの「ザク」を彷彿とさせる。…とここまで、読者の皆さん、ご理解いただけただろうか(笑)。アツく語りすぎてしまったかもしれない。

 開き直ってもう少し語らせていただくが、そのスコープドッグ、お椀のような丸い頭部に3つの可動式レンズ(ターレットレンズと呼ぶ)を備え、タコのような愛嬌さも持っていた。そこもまた、ファンにとっては魅力なのである。

 高速移動には、足の裏にあるホイールを回転させて地面を滑走する「ローラーダッシュ」を使うのだが、この時流れる効果音が「キュイーン」と高音で響くもの。これが、格好良かったのである。

 ちなみに、キリコの青い髪とV字型の前髪も独特で、ボトムズといえばキリコの髪型とスコープドッグというのが、筆者にとってのイメージである。

 思い入れのため、長すぎる前説はこのくらいにして、話をお台場ダイバーシティ東京プラザの「VR ZONE Project i Can(ブイアール ゾーン プロジェクト アイ キャン)」で展開していこう。

 「VR ZONE Project i Can」は期間限定で行われている「VRエンターテインメント研究施設である。

 バンダイナムコエンターテインメントがプロデュースを行い、VRゴーグルはHTC社の『Vive』を使っている。この『HTC Vive』が優れモノで、バーチャルとは思えない臨場感と迫力を生み出し、それがバンダイナムコエンターテインメントお得意のエンタメと結びつくことで、極上のVR体験ができるという寸法なわけだ。

 で、VR体験をするにあたり、用意されたアトラクションのひとつが「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」という、'70年代生まれ男にはたまらない体験コンテンツなのである。


(C)サンライズ (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 では、実際にシミュレートしてみよう。

 バトル野郎の言葉通り、本作は対戦型シミュレーションで、ATに乗って疑似対戦を行う。操作は、ハンドルとなる2本のスティックとペダルで行い、バケットシートへ着座する。

 
現実はこんな感じなのだが、対戦している本人達は、全く違う空間の中で闘っているのが面白い。

 

 ゲームの内容をざっと紹介しよう。まず、基地があり、ATがずらっと並んでいる。そのうちの1台のATに乗り込むイメージ映像から体験は始まる。体験するとわかるのだが、本当に基地で乗り込んだ気分になる。これは決してオーバーな表現ではない。

 「ヤバい。キリコになったぜ…」

 子供の頃に観たアニメ世界が現実になったような錯覚におちいる。これでアツくならない方が、どうかしている。

 基地でATに搭乗すると移動が始まり(この移動シーンも感涙モノなのだ)、いよいよバトルフィールドへ。すっかり気分は戦闘モードになっている。

 基本的には隣のプレイヤーが操作するATを破壊するのがゲームの目的。操作自体はシミュレーターが優秀なため簡単なので、誰でも楽しめる。が、楽しめると言っても相手に勝てるかどうかは別問題。残念なことに、筆者は対戦相手から、完膚無きまでに圧倒されてしまった。しか〜し! 対戦中に鳴り響くローラーダッシのキュイーンという音! 撃たれて炎上するコクピット!! 30年の時空を越えて、キリコ体験ができるとは、本当に夢のようだ。

 ちなみに、筆者も大好きなガンダムは今回、体験できなかったのだが、こちらはお台場の実物大ガンダムが動き出すという大胆なストーリー。ガンダムの対戦ゲームは数多あるが、実物大での体験というのは他では難しい、VRならではのもの。モビルスーツ同士のバトルで恐怖する…そんなのアリ!?


(C)創通・サンライズ

■恥ずかしい…けど、キモチいい〜!

 すっかり、ボトムズ、ガンダムで尺を取ってしまったが、まだまだ、面白いVRアクティビティがいっぱいあるので、続けてご紹介させてもらおう。

「スーパースター体験ステージ マックスボルテージ」は大観衆を前にステージ、コンサート体験をVRで行うというもの。


(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 真っ黒の箱が、われわれのステージになる。が、現実世界では、カラオケBOXのようでもある。

 箱の中には係の人がいて、HC Viveを装着してくれる。今回は腰にもセンサーを巻き付け、マイクとハンドコントローラーをそれぞれの手で持つ。

 装着が終わると、空間認識のセッティングが行われる。だいたい2畳分くらいのスペースが舞台となるようだ。

 係の人が箱から出たら体験がスタート。真っ黒の箱がいきなりエレベーターの映像に切り替わる。徐々にせり上がっていくエレベーター。そして、突然視界が開ける(ようなイメージ映像)と、そこは大観衆を前にしたステージなのだ!

 そんな大観衆の前でボウ然としながら立っていると、突然流れてくる楽曲。そうなのだ。大観衆を前にステージで歌い上げるのだ!!

「うっ、恥ずかしい…」

 と思うのが普通な感覚のはず。それくらい生々しいのだ。しかし、歌い出して気分が高揚してくると、突然、演者感覚がMAXに盛り上がってくる!

 というのも、手を振ったり、観衆へ顔を向けたりすると、映像の観客がそれに応え、手を振り替えしたり、声を上げたりしてくれるからで、その反応が楽しい。

 自分が盛り上がると、観衆も盛り上がる。その相乗効果でテンションはMAX↑ これは、愉快だ。

 外にあるモニターから他の人の様子を見てみたら、黒い箱の中でプレイヤーが、1人で飛び上がったり騒いでいたりするだけだった。しかし、やっている本人はまるで武道館でライブをしているかのような気分なのだ。そのギャップこそがVRなのかもしれない。

■すみません。コレ、高所恐怖症の私にはムリです

 ここまで、愉快なVRを堪能してきた筆者であったが、その存在を知りながら、実は無視してきた体験コンテンツがある。それが「極限度胸試し 高所恐怖SHOW」だ。


(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 というのも、筆者は高所恐怖症。そのため、マンション住まいをやめたくらいである。しかし、当日場内を案内していくれた方がぜひにと勧めるではないか。さらに、

「怖かったら、いつでもやめてもらって結構ですから…」

 なんて甘〜い言葉で誘惑してくる。もう、観念するしかないようだ。やってみようか。

 この高所恐怖SHOWは、地上200メートルの建物に設置された木の板を歩き、先端でうずくまってしまったネコを救うというストーリーだ。

 現実の設備はやや広めの空間(20畳程度?)にセンサーが取り付けられ、下には本物の板が置かれている。そこへ仮想現実空間が作り出される仕組み。

 そして、プレーヤーは命綱をつけてスタンバイ。いよいよ地上200mの恐怖体験が始まる…。

 映像は室内から始まり、扉が開くといきなり天空世界になる。思っていた以上に怖い、怖い、怖〜い! 足がすくんで前へと踏み出せない。学生時代に40mほどの高さからバンジージャンプをしたが、その時よりも怖いかも…。ムリ、ムリ。

 …ってことで、あっけなくリタイア宣言。度胸ゼロな筆者でありました。

 お台場のダイバーシティ東京プラザで行われている「VR ZONE Project i Can」は、体験は予約制で開催期間は10月10日までと残りはわずか。チャンスがあればトライしてみてはいかがだろうか?

文/中馬幹弘(ちゅうま・みきひろ)

慶應義塾大学卒業後、アメリカンカルチャー誌編集長、アパレルプレスを歴任。徳間書店にてモノ情報誌の編集を長年手掛けた。スマートフォンを黎明期より追い続けてきたため、最新の携帯電話事情に詳しい。ほかにもデジタル製品、クルマ、ファッション、ファイナンスなどの最新情報にも通じる。

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