『マルちゃん激めんワンタンメン』VS『大吉焼豚入りしょうゆ』北海道限定ローカルカップ麺対決

『マルちゃん激めんワンタンメン』VS『大吉焼豚入りしょうゆ』北海道限定ローカルカップ麺対決

@DIME アットダイム

■連載/大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺

今回は北海道レポート第2弾。北海道のローカル商品というと、ご当地の人気ラーメン店を再現した味噌ラーメンというのが定番だが、それ以外にも全国区メーカーが北海道向け商品を多数出しているのをご存知だろうか。

それが東洋水産の『マルちゃん激めんワンタンメン』とエースコックの『大吉焼豚入りしょうゆ』だ。それと今回は取り上げないが、日清食品の『どん兵衛だしカレーうどん北海道限定』も現地で購入してきた。

「激めん」と「大吉」はほぼ同時期に登場し、元々は東京でもCMを打っている全国商品だったのだが、だんだん見かけなくなってもう消えてしまったものかと思っていたら、しっかりと生き残っていたのだった。

◆東洋水産「マルちゃん激めんワンタンメン」

東洋水産のサイトでは一応東日本の各地で売られていることになってはいるのだが、主に北海道中心に販売されていて、パッケージにはこう書かれている。

「北海道工場からお届けします」

北海道でシェアが高い東洋水産ならではのアピールだ。

1978年に登場し、DJミッチーが「激れ!激るんだ!」と叫ぶCMで一世を風靡した商品。アラフィフ以下の人には「ミッチー」といえば及川光博なのが常識だが、この商品発売当時にミッチーといえば大御所歌手三橋美智也のことだ。もっと年上の人だと正田美智子様を思い浮かべるかもしれないが。

三橋美智也といえば民謡風演歌歌手としてすでに地位を確立した人であったが、この少し前にラジオDJミッチーとして突如若者の間で再ブレークしたため、若者をメインターゲットとした激めんのCMに起用されたのだ。

具入りワンタンが定着したのもこの商品がきっかけだ。それ以前はエースコックのワンタンメンに見るように、具なしが当たり前であった。

フタを開いてみると、中には粉末スープ・メンマの小袋と、麺・具入りワンタン・なるとが入っている。

粉末スープで作るつゆは、ポークの旨みがメインで香辛料が効いた王道系醤油味。長円形断面でよくちぢれた中くらいの太さの平打ち麺は、軽やかでサックリとした食感。かやくは薄皮でホロリとした食感の具入りワンタンが4つ、きちんとなるとの味がするなるとが2枚、ねぎ、さらに生パックで強い噛みごたえのあるメンマも入っている。かやくを全部並べると麺が隠れてしまうくらいの量がある。お得感が高い一品だ。

◆エースコック『大吉焼豚入りしょうゆ』

こちらは正真正銘の北海道限定販売商品だ。

パッケージにはこう書かれている。

「つながる!ひろがる!北海道新幹線」

こちらも地元愛を前面に出している。

1978年に登場したエースコックの隠れたロングセラー商品だ。おみくじ付きなのが最大の特徴。

「図書カードプレゼントおみくじを開けて大当たりが出たら3000円分」

ちなみに今回はハズレ。ハズレでもいいんだけど、できれば「中吉」とか「末吉」とか、おみくじらしい文言をつけてほしいところだ。そしたら開くときにもっと楽しめるのに。

フタを開いてみると中身はシンプルで、粉末スープ・かやくの小袋と、麺が入っている。

粉末スープで作るつゆは、チキンとポークベースのおだやかな旨みの醤油味。楕円形断面でゆるくちぢれた中太麺は軽めのサクサクした食感。かやくは角形の焼豚・卵・ねぎ・なると入り。

今回いただいた両商品は、たまにキャンペーンなどで東京のコンビニで見かけることもある。見つけたら即ゲットしよう。

【今回の即席レビュー(5点満点)】
    レア度(※) 具の充実度
激めん ★★★   ★★★★
大吉  ★★★★+ ★★★
※北海道以外におけるレア度

<この商品が好きな人にはこんな一品もオススメ!>

●日清食品「出前一丁どんぶり」
●サンヨー食品「サッポロ一番しょうゆ味どんぶり」
●明星食品「チャルメラどんぶりしょうゆ」

文/大山即席斎

1959年に生まれ。日清チキンラーメン登場の半年ほど後輩の同級生。80年の下宿生活開始でインスタント麺との付き合いが開始。35年以上毎日インスタント麺を食す日本屈指のインスタントラーメン研究家。95年テレビ東京の「TVチャンピオン 第1回インスタント麺通選手権」に優勝。今までに食べたインスタントラーメンは1万食を超える。

■連載/大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺

関連記事(外部サイト)