日帰りで行ける!ピーチで行くソウル弾丸美食の旅

日帰りで行ける!ピーチで行くソウル弾丸美食の旅

@DIME アットダイム

■連載/鳥海高太朗のTRAVEL HACKS!

1日だけしか休みが取れない!だけど気分転換に海外へ行きたい!そんな人におすすめなのが羽田空港を深夜に発着するLCCを利用する弾丸海外旅行。以前、「@DIME」でピーチの羽田〜台北線を使って1泊3日で台湾を楽しむ「早朝羽田発、台北でランチ!ピーチ羽田〜台北線搭乗記」という記事を掲載したが、ピーチが羽田発着路線の2路線目として開設した羽田〜ソウル線を使って、今度は宿泊なしの弾丸日帰りでソウルを楽しむ旅を決行した。


羽田空港でソウルへ向けて出発する直前のピーチ機

<2016年10月29日までのピーチ羽田〜ソウル(仁川)線スケジュール>
MM1009便 羽田2時00分発 ソウル(仁川)4時25分着
MM1008便 ソウル(仁川)22:40発 羽田0時45分着(翌日)

<2016年10月30日から2017年2月19日のピーチ羽田〜ソウル(仁川)線スケジュール>
MM1009便 羽田1時55分発 ソウル(仁川)4時35分着
MM1008便 ソウル(仁川)22:45発 羽田0時55分着(翌日)
※10月30日の羽田発のみ羽田2時00分発ソウル4時25分着で運航

上記の出発時間を見てもわかるが、羽田空港を深夜2時に出発して、約23時間後の深夜1時前に羽田空港に戻ってくるというスケジュールとなる。先に運賃について触れておくが、セール発売時以外の通常料金は空席連動に応じて運賃が上下するが、日によっては片道5680円で購入可能である。空港税(羽田発の場合2670円)や支払手数料(440円)などの諸経費を含めても羽田から片道8790円でソウルへ行けてしまうのだ。

■ハッピーピーチ(機内持ち込み10キロまで、座席指定料金含まず)
5680円〜2万6580円(片道)

■ハッピーピーチ プラス(受託手荷物20キロ、機内持ち込み10キロまで、座席指定料金を含む)
9780円〜3万5880円(片道)

不定期で発売されるセールであれば片道3990円で販売されることが多く、そうなれば諸経費込みで片道7100円程度と更に安くなり、往復共にセールが買えれば1万4000円程度という破格になる。また、既に全て満席になってしまっているが、今回のように弾丸日帰りの場合には、10月27日までの火・水・木限定の往復9000円でソウル往復ができる「東京(羽田)- ソウル(仁川)弾丸スペシャル」というプランもある。これを使えば、諸経費込みで往復1万5000円程度となる。10月末以降も販売される可能性は高い。

そしていよいよ出発当日。

筆者は仕事を終えてから深夜0時半頃に羽田空港に到着した。ピーチの国際線での搭乗手続き締め切りは便出発50分前。今回の便では午前2時出発なので午前1時10分が締め切りとなる。余裕をもって0時半くらいには空港に到着したいところである。東京モノレール利用の場合は浜松町駅0時1分発の最終列車(空港快速)に乗れば0時15分に羽田空港国際線ビル駅に到着する。また京浜急行利用の場合は品川駅0時4分発に乗れば0時25分に羽田空港国際線ターミナル駅に到着する(土曜・日曜の深夜の場合は品川23時45分発が最終となるので注意。京急蒲田駅で乗り換えが必要)。つまり、仕事を終えてから多くの人は一度自宅に戻ってからでも間に合う時間帯である。一杯飲んでから空港へ向かうこともできるのだ。

 
羽田空港国際線ターミナル ピーチのチェックインカウンター。便出発2時間前〜50分前まで搭乗手続きが可能

筆者は、弾丸日帰りの翌日も午前中から仕事が入っていることもあり自家用車で国際線ターミナルに隣接する駐車場に停めた。駐車場も24時間最大2100円で超過分は1時間300円なので今回旅程の場合は2400円(25時間)もしくは2700円(26時間)で駐車できる。車が使える状況であれば、時間を効率的に使えるので(特に帰国時)おすすめである。

24時半過ぎに国際線ターミナルにあるピーチのチェックインカウンターで搭乗手続きを済ませる。関西国際空港や那覇空港からピーチの国際線を利用する際には自動チェックイン機を使っての手続きとなるが、羽田空港では全て係員のいるチェックインカウンターで搭乗券を発行してもらう。搭乗券を受け取り、保安検査と出国審査を済ませて制限エリアへ。24時を過ぎると多くの免税店は閉まっているが、出国審査場正面の免税店は営業しているほか、お腹が空いていれば24時間営業のフードコートで食事をすることができる。つけめんが有名な人気ラーメン店「六厘舎」も並ばずに食べられる。それ以外では飲み物や雑誌・ガイドブック、薬などが買える売店が空いていた。また両替所も一部開いている。

 
出国審査場正面の免税店、飲み物や雑誌・薬が買える売店など営業しているお店は深夜の羽田空港は限られている


フードコートは24時間営業。ここで遅めの夕食を済ませてから飛行機に乗ることもできる。

深夜1時45分頃から飛行機への搭乗が開始となった。飛行機は午前2時過ぎにゲートを離れて一路ソウルへ向けて離陸した。ソウルまでの飛行時間は約2時間。離陸前から睡眠に入っている人が多く、離陸後もLCC名物の機内販売を注文する人も他の便に比べると少ないようだった。筆者も離陸直後に睡眠して着陸20分前のベルト着用サイン点灯で一旦目を覚ましたが、その後も着陸までずっと眠っていた。

ここで持参したあるものが非常に役にたったのだ。それが「薄手の毛布」である。フルサービスキャリアでは一人1枚用意されているブランケットはLCCに搭載されておらず(機内販売で購入可能)、筆者も普段LCCを利用する際には持たないが、深夜便で睡眠したい時には必需品である。機内は肌寒く感じることもあり、実際にかなり重宝したのだ。

 
搭乗風景。羽田空港ではボーディングブリッジ(搭乗橋)から飛行機に直接乗ることができる。


機内の様子。深夜2時を過ぎていることもあり、離陸前から既に眠っている人が多かった。

そして定刻の朝4時半前に仁川空港に着陸。眠い目をこすりながら飛行機を降りて入国審査となるが、朝4時半にも関わらず到着便がいくつか重なり入国審査も混雑し、20分ほどの待ち時間で入国審査を通過して朝5時過ぎくらいに到着ロビーに出た。ソウル駅へ向かう空港鉄道「A'REX」の始発列車も朝5時20分発があるのですぐに利用できるのだが(バスも朝5時過ぎからある)、まだ朝食にも少し早く、何よりも睡眠も足りていなくて眠たすぎる状況だったことから、到着ロビー内のベンチを探したところ、1階の到着ロビーのフロアの一番奥にある国内線搭乗口近くのベンチは横になることが可能で比較的静かである。結局、朝5時半頃から7時半過ぎまで2時間近く熟睡することができた。貴重品だけは肌身離さず持っているように心掛けよう。

仮眠から目を覚まして空港鉄道「A'REX」の仁川国際空港駅へ。ここでソウル市内へ安くいける裏技がある。当日到着の搭乗券とJCBカードを提示することで「A'REX」のソウル駅直通列車(エクスプレス)が無料で乗車できるのだ(片道8000ウォン相当※750円相当)。駅の改札口手前にあるA'REXのトラベルセンターで乗車券との交換が可能である(帰りは韓国内で10万ウォン※約1万円以上JCBカードを利用すると復路の列車も無料)。ただし、トラベルセンターは朝7時にオープンなので7時までは空港で過ごした方がお得。そして朝8時2分発のソウル駅までノンストップの直通列車に乗車して8時45分にソウル駅に到着した。

 
空港鉄道「A'REX」の仁川国際空港駅のトラベルセンターにJCBカードを提示すると無料でソウル駅までの片道乗車券がもらえる。

 
空港鉄道「A'REX」の仁川国際空港駅のホームと車内

その後、地下鉄に乗り換えて市庁舎駅(シティホール)へ。ここには日本人観光客に人気の朝食スポットである干しスケトウダラのスープの専門店「武橋洞(ムギョドン)ブゴグッチッ」がある。韓国に到着して楽しみにしていた食事タイム。二日酔いに効く栄養価の高いスープが人気で具材は干し鱈、豆腐、ネギなどが入っている(7000ウォン※約680円)。付け合わせの小エビの塩からをスープの中に入れても美味しく、一緒にでてくるご飯やキムチと共に堪能できるのだ。筆者も5回近く通っているお店であるが、胃に優しくて二日酔いだけでなく、寝不足にも効果的なスープであることを今回実感したのであった。朝7時から営業しているのでソウル旅行中の朝に是非訪れて欲しいお店である。

 
干しスケトウダラのスープの専門店「武橋洞(ムギョドン)ブゴグッチッ」。眠気を覚ましてくれる優しい味

ここから、帰国便が出発する夜までショッピングや食べ歩きが続く。その様子は後編でお伝えする。

取材・文/鳥海高太朗

航空・旅行アナリスト、帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What's up? ANA」社外編集者。ラジオ・テレビ・雑誌などの各メディアで情報発信をしている。

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