凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受け入れた港町で起こる数々の事件―。人間の本性を炙り出す問題作『羊の木』実写映画に錦戸亮、木村文乃、松田龍平など実力派キャスト集結

凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受け入れた港町で起こる数々の事件―。人間の本性を炙り出す問題作『羊の木』実写映画に錦戸亮、木村文乃、松田龍平など実力派キャスト集結

(C)2018『羊の木』製作委員会、(C)山上たつひこ、いがらしみきお/講談社

 人間の本性を炙り出す極限のヒューマン・エンタテインメント小説『羊の木』が、2018年公開予定で映画化されることが決定した。

 原作『羊の木』は、漫画『がきデカ』の山上たつひこと、『ぼのぼの』を手掛けたいがらしみきおというギャグマンガ界に君臨する2人の巨匠がタッグを組んだ作品。殺人などの凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受け入れた港町で起こる数々の事件、住民と元受刑者の不協和音、そして人間が本来的に犯罪者に感じる生理感覚を見事に描ききり、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した。

 今回の映画化に際し監督を務めるのは、「桐島、部活やめるってよ」で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞、「紙の月」で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した、日本を代表する監督の一人である吉田大八。

 高校生の歪な格差社会や、横領に手を染めてゆく美しき人妻など、人間の光と闇を独特な手腕で描き、圧倒的評価を得る名手の吉田が今回描くのは、「普通の人の輪に入り込む異物」という極限の設定と、その異物が元殺人犯であるというセンセーショナルなテーマだ。

 原作を大胆にアレンジし、全く異なる新しいエンディングを創り出していく。自分と他人、善と悪、そして愛と憎しみ。観客の感情をかつてなく揺さぶるヒューマン・エンタテインメントに仕上がっている。

 そんな吉田の下に、強烈な個性を持つ実力派キャストが集結した。主人公のお人よしな市役所職員・月末一を演じるのは、吉田大八監督作品への初参加となる錦戸亮。犯罪者の受入担当となったごく普通の人間が抱く、細かな、そして大きな心情の揺れを表現する難しい役柄に挑む。さらに町に帰郷した月末の同級生・文(あや)を演じるのは木村文乃。

 そして、町に放たれ、新たな人生を始める6人の元殺人犯たちは豪華アンサンブルキャストとなった。ごう慢ですぐ人に絡む釣り船屋・杉山勝志役に北村一輝。色っぽく隙のある介護士・太田理江子役に優香。人見知りで几帳面すぎる清掃員・栗本清美役に市川実日子。大人しく気弱な理髪師・福元宏喜役に水澤紳吾。強面で寡黙なクリーニング屋・大野克美役に田中泯。無邪気で好奇心旺盛な宅配業者・宮腰一郎を松田龍平が演じる。

 原作の極限の設定と強烈な個性を持つキャスト陣と、監督・吉田が起こす化学反応に期待しよう。

僕自身、約2年半ぶりに撮影する映画で、さらに初めてのサスペンスになるのでとても楽しみ(?)というか、ソワソワしています。監督をはじめとして、キャストの方も初めてご一緒する方々ばかりなので、一癖も二癖もある共演者に「月末」として精一杯翻弄されたいと思います。どうぞご期待ください!
錦戸亮

最初にお話を頂いた瞬間から、吉田監督とお仕事出来ることを楽しみにしています。黒でも白でもなくグレーな部分に切り込む今回の作品がどんな吉田色に染められていくのか、そしてその一員になれることをとても嬉しく思います。
木村文乃

■映画「羊の木」
出演:錦戸亮、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平
監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
原作:山上たつひこ、いがらしみきお『羊の木』
製作・配給:アスミック・エース

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