30歳下の女性に恋心を抱く55歳未亡人の密かな楽しみとは? 山崎ナオコーラ『反人生』のスピンオフ「普通の人には人生がない」全5話無料公開!

30歳下の女性に恋心を抱く55歳未亡人の密かな楽しみとは? 山崎ナオコーラ『反人生』のスピンオフ「普通の人には人生がない」全5話無料公開!

『反人生』(山崎ナオコーラ/集英社)

 永作博美&松山ケンイチ出演で映画化された同名小説『人のセックスを笑うな』で知られ、多くの女性に支持されている山崎ナオコーラ。このたび、彼女の『反人生』のスピンオフ作品「普通の人には人生がない」(全5話)が無料公開される。

 JTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」での公開となるが、第1話だけは雑誌『ダ・ヴィンチ』11月号と「ダ・ヴィンチニュース」の特設ページでも公開される。

 本編の『反人生』は、「人生作りには、興味がない」という55歳の荻原萩子の日常を緩やかに描いた物語。舞台は今から18年後の2034年、夫に先立たれ、ひとり暮らしをする彼女の目下の関心事は、アルバイト先で知り合った30歳年下の女性・早蕨(さわらび)のこと。その感情をはっきり恋だと認識しながらも、気持ちを伝えるつもりはなかった。何よりも早蕨とともに過ごす時間を大切にしたい。そんな萩子に早蕨の結婚という試練が訪れる――。

「人生作りには、興味がない」と聞くと消極的な人物を発想してしまいがちだが、萩子は逆。〈自分〉という存在にとらわれることなく、「むしろ世界を作りたい」と日々の生活を積極的に楽しんでいる。物語自体は穏やかではあるが、そんな彼女の発想は刺激的で、読者の日常への取り組みを変えてしまうような力強さも持っている。

 スピンオフ『普通の人には人生がない』では、57歳の萩子の日常と亡き夫との思い出話が描かれる。

 今回の「いっぷく広場」は、萩子の亡き夫が眠る墓地のこと。

 カフェでくつろぎながら、コーヒーを味わっていた萩子と早蕨だが、ひょんなことから「一服ひろば」の話題になり、墓参りに早蕨も同行したいという。

 現在の想い人である早蕨とともに夫の墓の前に立ったとき、はたして萩子の中にはどんな気持ちが湧き起こるのか。また、すでに人妻である早蕨に対し、かつての結婚生活について、どのような話をするのだろうか。

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