読売テレビ問題、謝罪の出演陣に同情の声も 「止めるべき」反省に「難しかったと思います」

読売テレビ問題、謝罪の出演陣に同情の声も 「止めるべき」反省に「難しかったと思います」

読売テレビ問題、謝罪の出演陣に同情の声も 「止めるべき」反省に「難しかったと思います」の画像

人の「性別」をしつこく確認するコーナーを放送して批判が殺到した読売テレビの報道番組「かんさい情報ネットten.」の出演者が、相次ぎ謝罪している。

番組メインキャスターの中谷しのぶアナウンサーのほか、問題のコーナーを担当したお笑いコンビ「藤崎マーケット」の2人も2019年5月14日、ツイッターで各々の謝罪文を投稿。ユーザーからは同情論が出る一方、「あり得ない」などと厳しい声も寄せられている。

「あの場で曖昧な態度を取ってしまった」

10日放送「ten.」のコーナー「迷ってナンボ!」では、大阪市内の飲食店主が「男性か女性か分からない常連客がいる」との声を受け、藤崎マーケットが当該客を直撃。性別を尋ねたり、体を触ったり、保険証を見せるよう要求したりするなど、しつこく確認を求めた。

コーナー後にスタジオコメンテーターの作家・若一光司氏が「許しがたい人権感覚の欠如。個人のセクシュアリティにそういう形で踏み込むべきではない。よく平気で放送できるね。報道番組としてどういう感覚なのか」と猛烈に糾弾。中谷アナは「皆さんの悩みを聞きながらというところではありますけれども...」と濁そうとするのが精一杯だった。

インターネット上でもコーナーに対して批判が殺到。13日の放送中に謝罪した中谷アナだったが、同日夜に自身のツイッターでも4回に分けて謝罪文を投稿した。

「取材に応じてくださった方へのプライバシー、人権への配慮を著しく欠く不適切な放送をしてしまったことは、取材に応じていただいた皆様にご迷惑をおかけしただけでなく、観てくださっている皆様にも不快な思いを抱かせてしまいました。何より私自身、この番組のキャスターとして、あの場で曖昧な態度を取ってしまったこと、それがさらに多くの方を傷つけ、不快な思いを与えてしまったことを、心から深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした」

今後に向けて改めて、

「いつも楽しみにten.を観てくださっている皆様の期待、信頼を大きく裏切ることになってしまい、私の未熟さが言い訳になるはずもありません。失ってしまった信頼はあまりにも大きいですが、二度と同じようなことがないよう、皆様に信頼して頂けるように、一から精進してまいります。本当に申し訳ありませんでした」

と反省の念をつづっている。

「違和感には気づいておりました」「今では後悔」

一方、藤崎マーケットの田崎佑一さんは14日未明、

「ディレクターの指示の上やっていたとしても現場でロケ自体を止める事が出来たし止めるべきだったと反省しています」

とした上で、関係者や視聴者に「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

同コンビのトキさんも、

「期待に応えようと張り切った事がスベった上に人を傷つけてしまいました。違和感には気づいておりましたのでその場でカンペに口出すか編集にも立ち会うかすべきだったと今では後悔しております」

とロケ中に抱いていた思いを吐露。問題のコーナーの休止が発表されたことを受け、

「レギュラーは無くなりますが、これからもtenをよろしくお願い致します。拾っていただいたステキな番組です」

とした上で、関係者に「迷惑かけてごめんなさい」とつづった。

番組公式ツイッターも13日夕「取材に応じていただいた皆様にご迷惑をおかけしただけでなく、番組をごらんいただいている皆様に不快な思いを抱かせ、ご期待・信頼を裏切る内容となってしまいました」などとして謝罪している。

「直接の責任があるとは思いません」「判断力ないのでは?」

出演者らの相次ぐ謝罪投稿には、ユーザーから

「メインMCの立場としては、難しかったと思います。また、前を向いて頑張っていきましょう」
「ああいった状況の中、独自の判断でスタッフの指示に刃向かい、ロケを止めることは立場を考えるとかなり難しかったと思います。おふたりに非がないと言えないことがとても辛いですが、いつまでも応援してます」
「放送をリアタイで見てましたが、藤崎マーケットのお二人に直接の責任があるとは思いません」

といった同情や激励の声が続々寄せられた。

一方で、藤崎マーケットの投稿に「ディレクターの指示」「違和感には気づいていた」との前置きがあったことや、若一氏の指摘を受けた中谷アナのリアクションから、

「指示だとしてもあり得ないっしょ。判断力ないのでは?何の為芸人やってんの?」
「終わった事に止めるべきでしたとか言ってるのは後出しジャンケンと同じで無能な人間が言う事ですよ」
「あのような場面で若干笑顔でその場をやり過ごそうとした態度に、『えっ?無視?!』と突っ込んでしまいました」

と、なおも「落ち度」を指摘する向きは少なくない。