家事を手伝う夫を見た妻が抱える「モヤモヤ」とは

家族や友人、会社の同僚など、あなたのまわりに「なんでそうなるの?」と思わずにはいられない「ちょっと困った人」はいませんか?

本人に悪気は無いものの、周囲にはちょっと迷惑だったり、不可解だったり、でもどこか憎めない。そんな「ちょっと困ったさん」たちの日常を描いたことで話題のコミックエッセイをご紹介します。

■洗濯を手伝っている「つもり」の夫

『うちの困ったさん』(リイド社刊)の作者は、夫を題材に大人の発達障害を取り上げた『旦那さんはアスペルガー』シリーズの著者・野波ツナさん。

しかし今作は、前作のような重い話ではなく「いるいる&あるある」と、ちょっとした話題にもできる愛すべき「困ったさん」のエピソード集です。

たとえばその一つに、共働きのため家事を分担しようと、夫に洗濯をお願いしたところ、かえってモヤモヤさせられることになった妻のぼやきがあります。

夫はすすんで洗濯をしてくれるものの、妻からすれば「ちょっと、それは……」と言いたくなることの連続。

洗濯後のパーカーをハンガーで干すとフードの重なりや脇の部分が乾きづらいので物干しに逆さに吊るして干したほうがいいのに、そうした配慮がまったくなかったり、乾いた洗濯物を取り込んで折り畳むことは一切しなかったり……。

こんな調子のため妻はイライラ。でも当の本人は、会社で得意げに「洗濯は全て自分がやっている」と吹聴しているといいます。「何もしないよりは助かるか……」と、半ば無理やり自分を納得させている妻の心情に、共感できる人も多いのでは?

今作では、「あさ」「ひる」「よる」の章に分けて、27の困ったさんをピックアップ。著者の経験や取材をもとに描かれているので「わあ〜、いるいる」と納得できる話ばかり。

笑ってストレス発散するもよし、あなた自身が困ったさんになっていないかをチェックするもよし。「困ったさん」という言葉を素通りできない人には何かしらヒットするポイントがある一冊です。

(新刊JP編集部)