心臓ギュンギュン。私が『名探偵コナン』の降谷零に堕ちた理由

心臓ギュンギュン。私が『名探偵コナン』の降谷零に堕ちた理由

心臓ギュンギュン。私が『名探偵コナン』の降谷零に堕ちた理由

※このコラムには『名探偵コナン』シリーズのネタバレが含まれます

2018年に公開された劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』。私がこの作品を映画館で観た回数は、自分史上最高記録の31回。そして、現在公開中の劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の鑑賞回数は現時点で11回に到達し、まだまだ伸びていく予定です。

私がなぜ、ここまで『名探偵コナン』の映画を観るために映画館に通うのか。その理由は、シリーズ屈指の人気キャラクターで、探偵、黒ずくめの組織、公安の3つの顔を持つトリプルフェイスの降谷零(ふるや れい)という男にあります。

■『名探偵コナン』との出会いから挫折まで

私が『名探偵コナン』という作品に出会ったのは、私が小学生の時でした。初めて買った漫画も、もちろん『名探偵コナン』! この頃はまさか、自分が大人になっても連載が続いているとは思いもしませんでした……。

中学生の頃まではアニメを観たり、原作を読んだりしていましたが、あまりの長さに37巻で挫折。大人になってからもコナンの映画作品は映画館で1回観る程度で、漫画を読むことは諦めていました。そのため新たに登場するキャラクターのことも、「あなた、誰?」状態でした。

■再びコナン愛に目覚めたきっかけ

そんな私を再び『名探偵コナン』に目覚めさせたのが、劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』。この作品を観て、私は降谷零という男に見事に堕ちてしまったのです。

彼の真の正体は、警察庁警備局警備企画課・通称「ゼロ」に所属する警察官で、内情を探るために黒ずくめの組織に潜入中という役どころ。主人公であるコナン君との関係は、完全な味方とは言えないけれど、お互い信頼関係にあります。たびたび描かれる2人が共に闘うシーンでは、いつも胸が熱くなります。

……実は私、今でこそ彼のことをこうして説明できていますが、『名探偵コナン ゼロの執行人』を観るまでは、彼のキャラクターとしての立ち位置さえ知りませんでした(ごめんなさい……)。しかし、この映画で観た彼の超絶なドライビングテクニックに、私は心を奪われてしまったのです。

「彼のドライビングテクとアクションが超絶カッコ良すぎる! あのシーンを最高の環境で、大スクリーンで、大音響で観たい!!!」という衝動にかられた私は、何度も何度も映画館に通い、気づけば鑑賞回数は31回に到達していました。

■降谷零をもっと知りたい気持ちが大爆発

しかし、映画を何度も観て、私はふと気がつきます。「映画は何度も観たけど、私は降谷零のことを何も知らない……。もっと降谷零という男について知りたい!」そして私は、再び原作を1巻から読むことを決意したのです。

37巻で挫折してからかなりの年月が経っていたため、原作はすでに90巻以上の巻数が発売されていました。しかし、「降谷零を知るため」と意を決し、再び名探偵コナンの世界へ飛び込みました!

……いやー面白い、面白すぎる。

複雑に絡み合ったミステリー要素、ラブコメ、魅力的すぎるキャラクターたち。降谷零だけでなく、この作品はどこを切り取っても面白いと感じました。

そして、原作を通して降谷零の過去や正体を知り、私はさらに彼に惹かれていきました。原作だけではなく、降谷零の警察学校時代を描いた漫画『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』や、トリプルフェイスの彼の日常を描いた『名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)』も、降谷零という男を知る上で必携の書になりました。

■警察学校同期4人との絆が尊い

降谷零には、警察学校で同期だった松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航という仲間がいました。しかし、彼らはすでに殉職していて、現在生きているのは降谷零ただ1人。この事実だけでも胸が締めつけられ、切なく悲しい気持ちになります。

降谷零は、そんな4人の成し遂げることのできなかった思いを背負い、今を生き、戦い続けています。4人の才能や思いが降谷零に受け継がれ、4人との絆があるからこそ、今の降谷零がいるのです。

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では、そんな彼らの活躍を大スクリーンで観ることができます。警察学校組をそろって映画館で観ることができたのは、本当に本当に幸せでした。何度でも何度でも彼らの活躍を映画館で堪能したいです。警察学校組の絆が尊すぎるんだよぉぉぉ!

降谷零は同期を亡くした孤独で可哀想な人ではなく、孤独を抱えながらも前を向いて強く生きている人だと思います。そんな彼だから、どんどん惹かれてしまいます。ずっとずっと生きていてほしい。孤独で終わる人になってほしくない。孤独に慣れないでほしい。

■完璧な男がふとした時に見せる孤独感

降谷零は、本当になんでもできてしまう男です。まず圧倒的な見た目の良さ(イケメンすぎてズルい)、料理の腕はプロ級、スポーツも万能、ギターの腕前もあり、頭脳明晰、とにかく強い。できないことなんてないんじゃないかと思えるほど、なんでもできてしまう完璧な人で、スーパーヒーローのような男です。

安室透、バーボン、降谷零の3つの顔を持つ彼の表情はどれも魅力的で、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』でみせた華麗なアクションや、エロカッコいい表情やセクシーボイスに心臓を撃ち抜かれました。映画を観るたびに私は心臓を撃ち抜かれているので、そのうち失神すると思います……!

しかしそんな彼が時折、同期のことを思いながら切ない表情をみせるシーンでは、涙腺が崩壊。完璧な降谷零が見せる孤独にも惹かれてしまいます。

降谷零という男に抱く感情は、全てが愛おしいのです。気持ち悪い自分にドン引きしてしまいますが、彼のことを考えると心臓がギュンギュンして、ぎゅーっと締めつけられます。

降谷零にはとにかく幸せになってほしい。どんな幸せだったとしても、彼なりの幸せを見つけてほしい。私は彼が幸せになってくれたら、それだけで救われます。

現実世界でここまで誰かにそんな感情を持ったことはないけれど、なぜか降谷零にはそんな感情が大爆発してしまうのです。彼が切ない顔をすると私も切なくなるし、彼が嬉しそうな表情を見せると私も笑顔になる。とにかく愛おしい存在、それが私にとっての降谷零なのです。

■降谷零に墜ちて墜ちて墜ち続けたい

『名探偵コナン』という作品はきっとまだまだ続くことでしょう。そして降谷零という男にも、まだまだ魅力が隠れていそうです。私はこれからもずっと降谷零という男を追い続けたいと思います。名探偵コナンが完結するまでは絶対に死ねません!

皆さんも、降谷零という男にどっぷり墜ちてみてはいかがでしょう。ボロッボロで戦う姿さえ、色気があってカッコいい! 本当に恐ろしい男、それが降谷零です。

そして、最後に降谷零にひとこと言いたい。頼むから幸せになってくれぇぇぇ!!!!!

(文:前野真岐、イラスト:谷口菜津子)

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