まるでRPGの“クエスト”感。「ジャにのちゃんねる」が多くの人に愛される理由

まるでRPGの“クエスト”感。「ジャにのちゃんねる」が多くの人に愛される理由

まるでRPGの“クエスト”感。「ジャにのちゃんねる」が多くの人に愛される理由

二宮和也さん(嵐)、中丸雄一さん(KAT-TUN)、山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)、菊池風磨さん(Sexy Zone)による、グループの垣根を超えて集まった4人によるYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」。2021年4月8日のチャンネル開設から1年5カ月が経過。チャンネル登録者数もぐんぐんと伸ばしています。

このチャンネルをきっかけに、「4人の関係性が病みつきになった」、「いつも元気をもらっている」という人も少なくないはず。YouTubeに突如舞い降りた「ジャにのちゃんねる」、人気の理由を探ってみたいと思います。

■まさかの4人のジャニーズが集まったYouTubeチャンネル

「ジャにのちゃんねる」は2021年4月8日にチャンネルを開設、同年4月28日から本格始動し1年5カ月が経過しました。チャンネル登録者数も開始からわずか21日でYouTube日本国内最速記録を達成したほか、2022年8月には登録者数350万人を突破しています。

メンバーは二宮和也さん(嵐)、中丸雄一さん(KAT-TUN)、山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)、菊池風磨さん(Sexy Zone)の4人。二宮さんが発起人となって、実は二宮さんと同い年の中丸さんと共に、ドッキリを仕掛けながら菊池さん、山田さんをスカウトしました。

二宮さんと中丸さんが缶コーヒーのCMキャラクターを務めたり、今年の「24時間テレビ45」(日本テレビ系)で“ジャにのメンバー”の4人がメインパーソナリティを務めたりと活躍の幅も広がっています。

■「ジャニーズ×YouTube」の魅力を最大限に引き出した企画

同じ事務所とはいえ、これまで接点がそう多くなかったメンバーが集結したのも新鮮です。グループの垣根を超えてまさかこの4人が集まるとは! と驚いた人も少なくないはず。これぞ化学反応と言うべき新たな関係性、世界観がつくられています。

また、かねてからYouTubeを意識していた二宮さんが筆頭となってスタートした本チャンネル。テレビ番組とは違った時間の流れ、手作り感が「ジャにのちゃんねる」の魅力でもあります。企画やテロップでのツッコミなどを二宮さん、動画編集は中丸さんが担当と出演者兼、裏方としても携わっています。

素の会話のようでありながら、トークのテンポやリズムが良いのは、アイドルそしてバラエティ経験者ならでは。主に二宮さんが考える企画はどれも自由でのびのとした雰囲気が特徴です。実際に山田さんも車に揺られながら「YouTube自由だなー」とこぼしていました。デビュー10年以上のキャリアを持つメンバーが集まっているだけに、安定感、安心感があります。

チャンネルでは、メンバーの誕生日を祝ったり、目的地を定めて車で出かけたり。昨年の夏休みには、山田さんの提案でキャンプに出かけたことも。買い出しからテントの設置も自分たちで行い、菊池さんの特製カレーを食べたり、周辺を散策したり。(菊池さんが二宮さんにドッキリを画策するのですが、思わぬ展開がみられるので必見です!

4人に与えられた撮影部屋も、コーディネートを担当する山田さんのセンスが散りばめられおしゃれな部屋へと変身。IKEAに家具を買いに出かけた回では、4人の集合シーンからスタート。菊池さんの運転で横浜を目指します。

高速道路で現金払いレーンに入ると、助手席の中丸さんは申し訳なさそうに1万円札しかないと言えば、後部座席からさっと千円札を差し出す山田さん。また「お腹が空いた」とファーストフード“M”を調達しながら、彼らのペースで目的地へ。

買い物に重きを置けば、移動の場面はカットしても成立しますが、細かい場面も捨てずに一連のプロセスを見せてくれるのもYouTubeならでは。

他にも、昨年はKAT-TUNのコンサートに潜入したり、「Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~」で二宮さんの差し入れにカメラを設置し、ジャニーズのアイドルが次々に映ったりする場面など、深い部分まで入り込めるのもジャニーズのメンバーだからこそ。

■オリジナルの言葉選び、言葉遊びがクセになる

「ジャにのちゃんねる」の面白さは“言葉”もその一つ。言葉遣いや言葉遊びも面白さに拍車をかけています。

経理(社長)=二宮さん、編集=中丸さん、自発光=山田さん、卍=菊池さん、と、回を追うごとにチャンネル内で呼ばれるニックネームがつけられたり、メンバーの性格から陰キャと陽キャに分けてみたり。

ウザいを「U・Z・A」と表記してツッコミを入れ、餃子を作る回では山田さんを“山田餃介”と表記して笑いを誘う。二宮さんはSexy Zoneを突如「セクシゾ」と略すなど、その場のノリや会話の流れから、泉のように言葉が湧いて出てくるのも病みつきに。

また、グループでの関係性とはまた異なり、先輩・後輩の関係がありつつ、時には兄弟や友達のように接することも。特に一番年下の菊池さんが、冗談交じりで中丸さんにタメ口をきくのですが、菊池さんの“中丸”呼びに、「“さん”か“くん”をつけろ」と瞬時に返す中丸さん。これもお決まりになってきました。

一方の山田さんは中丸さんを“ゆっち”と、KAT-TUNのファンではお馴染みの呼び方をするのが愛らしい。

■人間味あふれる場面に親近感が湧く

ステージではたくさんのスポットライトを浴びるカッコいいアイドル。個人としてもドラマ、映画、バラエティとひっぱりだこの彼らですが、「ジャにのちゃんねる」では庶民的な姿がたっぷり。

運転席に座った菊池さんがレバーを間違え、突然シートを倒してしまったり、4人で朝食を食べる回では中丸さんが二度寝と渋滞で遅刻したり。そんなところも余すことなく収められています。また、普段は仕掛ける側に回ることの多い二宮さんがいじられる姿を見られるのも貴重です。移動手段も、軽自動車というのが好感度大! メンバーが運転する車に揺られながら、身を寄せて会話をする姿がなんとも愛らしいのです。

そんな車内での会話も見ごたえ満点。メンバーが出演するドラマの考察をしたり、所属グループの活動状況が語られたり。運転をしながら「グループの冠番組が欲しい」と言う菊池さんに、中丸さんは「もうセクシゾはくるっしょ」、二宮さんも「あとはキッカケがあるだけだよ」と先輩ならではの言葉をかけていました。

走行シーンなど細かい場面までが映し出されると、まるで行動を共にしているかのような臨場感があり、なんでもない会話からは人柄が感じられて親近感が湧きます。長らくテレビ出演を見てきた側からすれば、些細なやりとりですら新鮮!

わちゃわちゃしながらも、店員に欠かさずお礼を伝えたり、率先して後片付けをしたり。状況を見ながら撮影用のスマホを手にするなどの連携プレーも。誰かに頼りきらない姿勢も気持ちがいいものです。

時にはメンバーを仕事現場に送り届けることもあり、「いってらっしゃい」と送り出す姿には心がじんわりと温かくなります。自由さや砕けた場面のなかにも、マナーやエチケット、コミュニケーション力が備わっているのはさすがです。

■「ジャにのちゃんねる」は“明日を生きる活力”

仲間を集めて、様々な冒険をする。まるでRPGの“クエスト”感がある「ジャにのちゃんねる」。声に出して笑うほどの場面も多々あるのですが、その中にも相手への気遣いや温かみのある人柄が感じられ、学びを得ることも少なくありません。時には、メンバーの多忙ぶりも伝わってきて、不思議と「私も仕事を頑張ろう」と明日を生きる活力がもらえます。

忙しい毎日でも自ら楽しもうとする、少し肩の力を抜いたゆるい雰囲気は、視聴者としても心がやすらぐひとときに。笑いと冒険がつまった「ジャにのちゃんねる」、ぜひご覧あれ。

(文:柚月裕実、イラスト:タテノカズヒロ)

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