年末年始特番が再放送ばかり? 10年前と比較すると…原因はテレビ局の予算削減か

今年の年末年始編成は再放送しすぎ? 新型コロナウイルスや予算削減の影響か

記事まとめ

  • 今年の年末年始編成について「再放送ばかり見させられている」との声が目立った
  • NHKは『鎌倉殿の13人』は総集編、フジは『silent』、テレ東は『孤独のグルメ』を放送
  • 新型コロナで大人数での生放送が難しいことや予算削減の影響とも

年末年始特番が再放送ばかり? 10年前と比較すると…原因はテレビ局の予算削減か

年末年始特番が再放送ばかり? 10年前と比較すると…原因はテレビ局の予算削減か

川口春奈

2023年も1週間が経過し、テレビ業界では年末年始編成も終わり通常の放送に戻りつつある。

 今年の年末年始編成についてネットでは「ドラマ総集編ばかり」「再放送ばかり見させられている」「ちょっと再放送しすぎでは?」といった意見が目立った。

 確かに年末年始、NHKは大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の総集編(12月29日)、フジテレビは大ヒットドラマ『silent』(12月27〜31日)、テレビ東京は毎年恒例の『孤独のグルメ』を9時間連続で放送(1月1日)するなど、ドラマは特に再放送や総集編が多い印象だった。

 またバラエティも12月28日にはフジテレビ系で『さんまのまんま』を再放送。12月29日にはテレビ朝日系の『テレビ千鳥』が視聴者からの人気企画を集め、総集編を流した。

 どれも最近放送したものがメインであり、コアな視聴者からの評判はあまり良くなかったようだ。
 2012〜2013年の年末年始のテレビ番組を見ると、懐かしい番組も多かった。志村けんさんの死去に伴い放送が終了した『志村&所の戦うお正月』『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』といった志村さんの番組のほか、『関根&優香の笑うお正月』、年末年始はおなじみだった占い・開運関連の特番など、現在では放送されていない番組も多くあった。

 ドラマの再放送は大野智主演のフジテレビ系『鍵のかかった部屋』、テレ朝は『特命係長 只野仁』の一挙放送もあったが、そこまで多い印象ではなかった。

 新型コロナウイルスが流行し、スタジオに大人数を入れての生放送が難しくなった。また予算削減もあり、できることは少なくなっているのかもしれない。だが来年はなんとか「テレビ局の意地」を見せてほしいところだ。

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    再放送だって面白ければ良いんだけどね。 NHKは朝ドラ週18で放送して健常者にはとても手に負えない障害者さん達をも健常者が手厚く介護していく義務を負う社会について、税率引上げの如く当たり前のようにしようとする流れを狙っているという雰囲気がとても強く感じる。 番組の質があまりにもヒドイと、その展開やぶった切りに不満があった場合に、直近で放映されるCM会社の心証も酷く害されていることに気付くべきだと思うんだが。

  • 2

    大金使ってこんなつまらない番組ばかり流しているから、 ネット配信CHへ視聴者が移動しているんですよ。

  • 1

    以前から年末年始には局員が交代で休暇を取れるように、事前収録済みの番組が多かった。管理部門の引き締め要求で、制作経費削減に走らざるを得なくなったのかな?再放送なら制作費用はほとんど無いものね。 それにしても、NHKは再放送がやたらに多くなった。BSで再放送した番組を、その数日後に地上波で再再放送することが増えている。

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