神野美伽が新歌舞伎座で年始を飾る1か月座長公演

神野美伽が新歌舞伎座で年始を飾る1か月座長公演

撮影:森好弘

1月3日(水)から25日(木)まで大阪・上本町の新歌舞伎座で行われる『デビュー35周年記念 神野美伽新春特別公演』。歌手の神野美伽による芝居と歌の座長公演だ。1984年に『カモメお前なら』でデビューして35年、メモリアルイヤーの幕開けを華々しく飾る。

第一部は芝居「おおきにな〜浪花のゆうれい女房〜」を上演。舞台は大阪、笑いと涙の夫婦愛を描いた時代劇だ。「新歌舞伎座に立たせていただく中で大事にしていることのひとつに、お芝居は大阪弁でしたいという思いがあります。また、私が今、お客様にお届けするべきことは、見てスカッとする、分かりやすい喜劇だと思うので、今回も楽しんでいただけたら」と神野。主役ながらも序盤で間もなく“幽霊”となる。「お客様だけに見える存在として面白くできたら」と意気込む。

第二部は「神野美伽オンステージ」。美空ひばりのヒット曲や、尺八奏者の辻本好美を迎えてのコラボレーションで江利チエミカバーなど趣向を凝らしつつ、自身のオリジナルもたっぷりと聴かせる。「新歌舞伎座のステージからは1階席はもちろん、2階席、3階席のお客様の顔がちゃんと見えるので、客席フロアの照明はなるべく明るくしています。時間が経つにつれ、お客様の顔がどんどん変わり、最後には素晴らしい表情をされているんです」と楽しそうに語る。

また、オンステージでは1か月公演だからこそのものを届けたいと言う。「傾斜をつけただけのシンプルな舞台美術を考えています。バックスクリーンや床を染める照明の美しさや音の響き、そして私の歌を楽しんでいただけたらと思います」。

近年はニューヨークのジャズクラブでコンサートを開き、国内でもロックミュージシャンとフェスに出演するなど、さらなる進化を遂げている。「私は“演歌歌手”と呼ばれることにものすごく抵抗がありました。なぜ“歌手”という表現ではダメなんだろうと。でも今は、演歌を歌っている歌手だからこそ、できることがあったと気がついて。いろんな経験を通して演歌を歌っているということに確信が持てました」と、今が一番楽しいと目を輝かせる。

チケットは発売中。

取材・文:岩本和子

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