ヘッドセットを装着して乗り込む“VRジェットコースター”、ハロウィン向け“VRお化け屋敷” が相次いで登場!

ヘッドセットを装着して乗り込む“VRジェットコースター”、ハロウィン向け“VRお化け屋敷” が相次いで登場!

VRジェットコースター「Kraken VR」発表「Attractions Magazine」より

ビデオゲームのみならず、今やさまざまな分野へ活用の範囲を広げているVR技術だが、アミューズメントパークでのVRの導入も進んでいる。一見意外に思えるのは、各地でジェットコースターとVRの融合が行なわれていることだ。

■VRとジェットコースターの融合が進む

 アメリカにある絶叫マシン系テーマパークの「シックス・フラッグス」で今春、乗客がVR機器を装着して体験するジェットコースターの運用が始まって話題を呼んだ。ジェットコースターに何度も乗っている乗客も、VRヘッドセットを着けて仮想世界に入り込むことで、これまでにない新鮮なアトラクション体験ができるのだ。もちろん、VR機器を着けずに従来と同じように絶叫マシンを楽しむこともできる。

 そして先日にも、フロリダ州にあるテーマパーク「SeaWorldオーランド」で、来年夏にVRジェットコースターの運用を開始することが発表された。具体的には同テーマパークで人気のジェットコースターである「Kraken(クラーケン)」に、Gear VRヘッドセットを装備して楽しむサービスが導入されるとのこと。中世の海の神話や先史時代の海洋生物などを学びながら、迫力あふれる海洋アドベンチャーを楽しめる内容になるということだ。


VRジェットコースター「Kraken VR」発表「Attractions Magazine」より
 ジェットコースターとVRの融合体験がどんなものになるのか来年が気になるところだが、同テーマパークではこの「Kraken VR」だけでなく、「SeaWorldサンアントニオ」では来年、水上を水しぶきをあげながら滑走するジェットコースター「Wave Breaker: The Rescue Coaster」がデビューする予定だ。

 フロリダ州オーランド、テキサス州サンアントニオ、カリフォルニア州サンディエゴの3カ所で施設を運営しているSeaWorldだが、この「Wave Breaker: The Rescue Coaster」は同社にとって5番目のジェットコースターになるという。この他にも、新たな演出のイルカショーが準備されていることや、来年夏の夜間用のショーの計画も進んでいるという。VRに負けじと各テーマパークも新たなアミューズメント体験を用意しているようだ。

■ハロウィン向け“VRお化け屋敷”もオープン

 今年も早いもので“ハロウィン”の季節が近づいてきたが、アメリカ・フロリダ州オーランドにあるテーマパークリゾート「ユニバーサル・オーランド・リゾート」で、ハロウィンをテーマにした期間限定のVRアトラクション「The Repository」が9月28日からサービスを開始している(10月31日まで)。

 ワイヤレスVR体験を実現したVRstudiosの「VRcade」の技術を用いて、ハロウィンの時期に相応しい“VRお化け屋敷”を提供するアトラクションである。ソフトウェアはゲームエンジンの「Unity 5」を使って制作されている。

「我々はVR技術を使って来場客を超常現象の世界へと誘います」と、同社ディレクターのT・J・マナリノ氏は「Digital Trends」の記事で語る。アトラクションの総所要時間は30分。まず10分間はVR機器を装着せずに舞台となる倉庫を探索してもらい、その後にVRヘッドセットを装着してホラーなバーチャル・リアリティを体験。最後に迫力あるインタラクティブなVR映像のエンディングで締めくくるということだ。

 4人1組のグループで“暗黒の入場口(Dark Portal)”をくぐってホラーVR体験がはじまるということだが、ストーリーにはいくつかの種類があり、前後のグループとは重複することはないという。大勢のグループで訪れたにしても、それぞれかなり異なる体験をすることになる。すでにアトラクションははじまっているが、いったいどんなワイヤレスVR体験ができるのか興味深い。

 VR&AR時代を迎えて、それぞれ新基軸を打ち出している各アミューズメント施設。今後の動向にしばらく目が離せそうもない。
(文/仲田しんじ)

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