東京五輪でマラソン日本代表最大の味方は『湿度』! 瀬古利彦が語る

元マラソン選手の瀬古利彦が9月16日、ニッポン放送「夕暮れWONDER4」に生出演、来年2020年に迫った東京オリンピックのマラソンについて語った。

松本秀夫アナウンサー、瀬古利彦リーダー、前島花音アナウンサー(なお、3人とも早稲田大学OBOG)

アフリカ勢など強豪ひしめくオリンピック・マラソン競技。2020年東京オリンピックで、日本代表はメダルをとれるのか、そして強豪に太刀打ちできる秘策はあるのか。元マラソン選手で、日本陸上連盟・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦が語った。

「ケニアやエチオピアなど強豪ひしめく東アフリカ勢がいますからね。このままだと(メダルを)取れるかと聞かれたら、『難しい』と言うしかないです。ただ、来年の東京オリンピック、日本勢には“味方”がいます。それは天候です。気温28〜30℃、湿度70%以上あります。ケニアなどのアフリカ勢は湿度高い環境が苦手ですから。湿度が苦手です。どう頑張っても、優勝タイムは2時間10分前後になるので、日本勢も戦えると思います」

9月16日に行われた「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で優勝し五輪代表になった中村匠吾選手や、圧巻の走りを見せたものの代表入りを逃した設楽悠太選手など、有望な選手が多数出てきているが、瀬古が注目する選手とは。

「MGCで優勝した中村匠吾選手は暑さに強いですし、まだ代表に選ばれていませんが設楽選手もなにをするかわからない楽しみな走りをみせてくれるので。相手国をかく乱して“チームジャパン”で戦ってほしいですね」

さらに、今回のMGCではレースの“ペースメーカー”がいなかったが、そのことで意外な効果があると語った。

「世界陸上やオリンピックはペースメーカーがいません。(ペースメーカーがいないことに)慣れなきゃいけないです。ペースメーカーがレースにいると、30q地点まではみんな同じ走りをしちゃうので。今回(MGCでは)ペースメーカーがいなかったので、選手同士の駆け引きに注目しました。どこでスパークをかけて、揺さぶりをかけるのか……そういうのがあるんですよ。(レースをみていて)めちゃくちゃ楽しいです。僕、こんなレース観たの、初めてでした。うちの20歳の息子も、(今まで)マラソン観たことないけど、『楽しい』って言ってましたよ」

 

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40

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