宮本亜門、前立腺がんと告げられめまい「うわ〜、来たか〜」

 2日に前立腺がんを患っていることを公表した演出家、宮本亜門氏(61)が12日、東京ミッドタウン日比谷で会見を開き、心境を語った。

 報道陣の前に登場すると、「落ち込んでいる場合じゃない」と明るく第一声。「むしろ今まで以上に充実していて、生きている感じがします」と笑みを浮かべた。

 2月28日にTBS系「名医のTHE太鼓判!」の企画で人間ドックを受診した際、前立腺に約1センチの腫瘍が見つかり、3月4日に受けた精密検査で悪性と判明。同18日に医師から前立腺がんと告げられたときは「『うわ〜、来たか〜』と。めまいがしました」と振り返った。

 症状の進行は4段階中のステージ2で、骨や臓器への転移はしていない。5月下旬に前立腺の全摘出手術を受ける予定だが、「セカンドオピニオンを受けて、冷静に自分の状況を見ていこうと思います」と話した。

 結果的に早期発見になったことに、「なんて幸せ者なんだ。生きていていいんだと言われた気がする」と話したが、今回の番組出演は偶然だった。

 もともと2年前に受けた定期検診でPSA(前立腺特異抗原)の数値が基準値よりも高く、診断結果の書類には「前立腺がんの可能性がある」と記載されていたという。しかし、「仕事はやすめない。僕には病院に行く時間がない」と、精密検査は受けなかった。

 そんな中、今年2月初旬から中国で予定されていた2カ月間の稽古が、中国側の事情で突然キャンセルに。「日本ではあり得ないが、ちょうどキャンセルになったので、もしかしての場合も含めて、今回の番組を引き受けたんです」と明かし、「ありがとうとしか言えない。放置していたらステージ2ではなかった」と振り返った。

 仕事に影響はなく、今後も演出家としてまい進していく宮本氏は、「みなさんに救われて演出家をさせてもらってきたなと分かったので、僕はますますお返しをしなきゃと思ってます。死ぬ瞬間まで演出をしたい」と力を込めた。

 

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