村上春樹氏が坂本美雨からの質問に対し、過去に一度だけ断筆危機があったと告白

記事まとめ

  • 村上春樹氏が自身初となるラジオ番組『村上RADIO』の公開収録を行った
  • 村上春樹氏は坂本美雨からの質問に対し、過去に一度だけ断筆危機があったと告白した
  • しかし、春樹氏はレジェンドたちの演奏に刺激を受け「90歳まで頑張ります」と誓った

村上春樹氏、断筆危機あった…『ノルウェイの森』のあと一度だけ「ストレスで」

 人気作家、村上春樹氏(70)が26日、東京・千代田区のTOKYO FM HALLで自身がディスクジョッキーを務めるラジオ番組「村上RADIO」の公開収録を行った。作家デビュー40周年を記念したライブイベントで、自身初の公開収録を実施。ステージでは作家生活の中で一度だけ断筆危機があったことを激白するも、レジェンドたちの演奏に刺激を受け、「90歳まで頑張ります」と誓った。

 世界的人気作家の突然の告白に会場の“ハルキスト”は息をのんだ。

 イベント終盤、司会を務めた歌手、坂本美雨(39)から「今まで、もう書きたくないと思ったことは?」と質問された村上氏は「一度だけあった。書く気がしなくなった」と即答し、過去に断筆危機があったことを告白。「(1987年に発売した)『ノルウェイの森』がベストセラーになって、嫌なことがいっぱいあって…。ストレスがたまって書く気が起きなかった」と明かした。

 原因については触れず、「イタリアに住んでいたときで1回だけ」と語ると、「後は文章を書くことが好きだから何か書いている」と笑った。

 この日は約150人が見守る中、公開収録に初挑戦し、「けっこう緊張しています」と照れ笑い。プロ野球・ヤクルトのファンクラブ「Swallows CREW」の名誉会員でもあり、「昔からラジオは音楽から野球中継まで聴いていました」と懐かしんだ。

 作家一本になる前に都内でジャズ喫茶を経営するなど音楽に造詣が深く、親交の深いジャズピアニストの大西順子(52)やジャズクラリネット奏者の北村英治(90)らレジェンドが集結し、ジャズの名曲「チュニジアの夜」などを演奏。村上氏は「僕も90歳まで頑張ります。(好きな)フルマラソンを走っている限りは大丈夫かな」と語った。

 最後は、自身の短編「天井裏」など2作を朗読。ファンと公言する歌手、スガシカオ(52)やランニング仲間というノーベル医学生理学賞受賞者で京都大の山中伸弥教授(56)も特別出演。村上作品の大ファンである俳優、高橋一生(38)も短編「蛍」「夜のくもざる」などを朗読して盛り上げた。

 この模様は8月25日、9月1日にTOKYO FMなどJFN系38局で放送される。

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