吉沢亮が渋沢栄一役で大河ドラマ主演! 2021年放送の「青天を衝け」

 俳優、吉沢亮(25)が「日本資本主義の父」といわれた渋沢栄一を主人公にした2021年のNHK大河ドラマ第60作「青天を衝(つ)く」の主演に決まり9日、東京・渋谷の同局で会見し「不安もあるが、全力でフレッシュに駆け抜けたい」と感激の面持ちで喜びを語った。

 現在放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、ヒロインの初恋の人、天陽を演じてきたが、先週の放送で36歳で病死。ファンの間では「天陽くんロス」などと言われているだけに、制作統括の菓子浩チーフ・プロデューサー(CP)は会見の冒頭、「天陽くんが帰ってきました!」と声を張り、報道陣の笑いを誘った。

 幕末から昭和初期まで波瀾(はらん)万丈の生涯を送り91歳で死去した渋沢は今年4月、2024年度上期に20年ぶりに刷新される一万円札の肖像になることが発表されたばかり。菓子CPは「それ以前から主役の候補に挙がっていたが、あの発表が後押ししてくれた」と本音を語った。

 吉沢についてはオーディションではなく、「なつぞら」や出演映画を見ての抜擢(ばってき)。「渋沢さんは91歳までチャレンジ精神旺盛で、生涯、青春の人。そう思ってタイトルをつけた。硬軟両方を力強く演じられる吉沢さんは、みずみずしく演じてくれると思った」と起用理由を説明した。

 吉沢は「1カ月半ぐらい前にマネジャーから『大河の主役に決まったよ』と言われて、驚いた。そのとき『これが漏れたら、主役が変わるからね』と言われ、ビクビクしながら過ごしてきました」とユーモラスに振り返り、晴れ晴れとした笑顔を見せた。脚本は連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香氏が担当する。

 大河ドラマは現在、中村勘九郎(37)からバトンを受けた阿部サダヲ(49)の主演する「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(全47話)が放送中。先月25日に放送された第32話の平均視聴率がビデオリサーチ関東地区調べで5・0%を記録し、大河史上ワーストを更新した。今月8日の第34話で9・0%と持ち直したが、2月10日の第6話以降、1桁台が続いている。

 この視聴率低迷について、菓子CPは「数字を気にしないと言うと嘘になるが、できるだけ多くの方に届くものを…中身で頑張っていくしかない」と決意を新たに。「青天を衝け」は2020年に長谷川博己(42)が戦国武将、明智光秀役で主演する大河59作「麒麟(きりん)がくる」の次回作として、2021年1月から放送される。

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