杉良太郎、演歌に込めた助け合い精神 台風被害の静岡で「第2回演歌・歌謡曲の祭典」

杉良太郎、演歌に込めた助け合い精神 台風被害の静岡で「第2回演歌・歌謡曲の祭典」

「第二回演歌・歌謡曲の祭典」でファンとのデュエットを楽しんだ左から伍代夏子、コロッケ、瀬川瑛子、山本、杉=静岡市

 歌手で俳優、杉良太郎(75)が10日、静岡市民文化会館で自身プロデュースの「第2回演歌・歌謡曲の祭典 in 静岡〜ふるさと創生 プロ・アマ音楽祭〜」を開催した。同県では8〜9日にかけて台風15号が上陸。暴風雨などによる被害が相次いだ。杉は義理人情を表現する演歌、歌謡曲を通じて災害時における助け合いの精神を伝授。舞台上ではファンとデュエットして交流を楽しんだ。

 関東に上陸した台風としては過去最強クラスの勢力となった台風15号。静岡でも伊豆地方を中心に停電や河川の増水、交通機関の混乱などが生じたことに対し、杉が“日本人の心”を歌う演歌・歌謡曲を通して絆の重要性を説いた。

 東日本大震災などの災害時に支援活動を積極的に展開する杉は、台風15号の被害に心を痛めており、サンケイスポーツの取材に「義理人情や人間の正しい筋道を歌うのが演歌・歌謡曲だし、(災害時に)じっとしていたら駄目だと思う」と力説。

 最近では6月に最大震度6強を観測した山形県沖地震、8月に九州北部豪雨が発生。自然災害が続く中、演歌・歌謡曲の新たな役割に期待する一方、「明日はわが身になる」と防災意識の徹底を呼びかけ、演歌・歌謡曲の精神のように、助け合いや支援の重要性を指摘した。

 杉プロデュースの「演歌・歌謡曲の祭典」は国民に愛される演歌・歌謡曲の力で地域を活性化することを目的に開催。

 この日、台風一過の晴天となった静岡市。杉は冒頭、山本譲二(69)ら豪華4組と登場すると、約2000人のファンに「台風で心配しておりました。(静岡名産の)お茶畑とか、大丈夫ですか」と気遣いをみせた。

 同祭典はトップ歌手が観客と持ち歌をデュエットするのが特徴で、杉はステージ上で「明日の詩」を披露。緊張気味のファンを「良いねぇ〜」などと励まして盛り上げるなど観客との一体感を楽しみ、「応援してくれるファンの存在を忘れないということが歌い手の基本」と再確認した。

 「演歌・歌謡曲の祭典」は47都道府県を回ることを目指しており、今回は5月の和歌山公演に続く開催。杉は「これからもオレ流で続けたい」と宣言し、演歌・歌謡曲による地域活性化と災害に負けない絆の強化を願った。

★初参加のコロッケ、ものまね披露!

 今回は、300を超えるものまねレパートリーを誇るコロッケ(59)が杉の開催趣旨に賛同して初参加。五木ひろし(71)の「居酒屋」を女性ファンとデュエットした。志村けん(69)や吉幾三(66)ら鉄板ネタを交えて笑わせ、「歌を大切にする祭典でスミマセン」と苦笑。次回第3回の「演歌・歌謡曲の祭典」は来春、大阪・新歌舞伎座で開催予定。

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