『おちょやん』“千代”杉咲花、こん身の一人芝居に称賛の声 『人形の家』のセリフが話題に

『おちょやん』“千代”杉咲花、こん身の一人芝居に称賛の声 『人形の家』のセリフが話題に

NHK連続テレビ小説『おちょやん』第89回より(C)NHK

杉咲花が主演を務めるNHK連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合/月曜〜土曜8時ほか)の第18週「うちの原点だす」(第89回)が8日に放送され、終戦を知った千代(杉咲)が、女優を志す原点となった戯曲を一人で演じる姿に視聴者から反響の声が上がった。

 昭和20年8月15日、日本は戦争に負けた。無気力な一平(成田凌)、相変わらず床に伏せたままのみつえ(東野絢香)、そして縁側に座ったままの一福。千代は、何とか一福に寄り添おうとするが、日本が勝つと信じ込んでいた一福は「日本が勝つためにお父ちゃんは命かけて戦こうたんと違うんか…」とつぶやく。

 外に出て一人になった千代は、一福の言葉に思わず考え込んでしまう。いつの間にか千代は、幼少期に出会い役者を志す原点となった舞台『人形の家』のセリフを口ずさんでいた。「私はただ、しようと思うことはぜひ、しなくちゃならないと思ってるばかりです」。千代の口調は、セリフを読み上げるごとに熱を帯びていき、彼女の瞳からは次第に涙がこぼれていく。

 立ち上がった千代は「私には神聖な義務がほかにあります!」「私自身に対する義務ですよ!」「何よりも第一に私は人間です!」と劇中の主人公ノラのセリフを、これまでの人生や戦争で経験した悲しみや怒りをないまぜにしたまま吐き出していく。

 『人形の家』は、千代の憧れの女優・高城百合子(井川遥)が主人公を演じていた舞台。芝居茶屋・岡安のお茶子だった幼少期の千代は、百合子の演技に感銘を受けたことから『人形の家』の台本を暗記。たどたどしいセリフ回しで舞台の一場面を百合子本人に披露したこともあり、それ以降も千代が百合子と再会するたびに『人形の家』のセリフを楽しげに暗唱する姿が描かれてきた。

 俳優・竹井千代の原点とも言える戯曲を演じることで、千代自身が再生しようとする展開に、ネット上には「千代の原点がまさかこんな形で帰着するとは」「『人形の家』の台詞が、千代ちゃんの人生とリンクする」「ここで人形の家…!こんな伏線回収あるかよ〜」などの声が集まった。

 さらに、千代の心情をエモーショナルに体現する杉咲の熱演についても「杉咲花ちゃんの一人芝居が圧巻だった」「花ちゃん…一人芝居に鳥肌 かっこよすぎた」「一人芝居、迫力がすごい」といったコメントが相次いだ。

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