不世出の天才シンガーの輝かしくも壮絶な人生 『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』場面写真

不世出の天才シンガーの輝かしくも壮絶な人生 『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』場面写真

映画『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』場面写真(C)2021 BILLIE HOLIDAY FILMS, LLC.

伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの知られざる対決とその真実を描く、第78回ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞を受賞した映画『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』が、2022年2月11日より公開されることが決定。ビリーの輝かしくも壮絶な人生を切り取った場面写真が解禁された。

 地上にひとつしかないと称えられた歌声で、肌の色や身分の違いを超えて当時の人々を魅了し、没後60年以上経っても現代のアーティスト達に影響を与え続けているビリー・ホリデイ。そんな彼女は、長きに渡り執拗にFBIに追い続けられた。その理由は、彼女が自身の大ヒット曲で人種差別を告発する禁断の楽曲「奇妙な果実」を歌い続けたため。ビリーは披露したら逮捕すると脅されながらも、「この歌だけは捨てない」と真っ向からはねのけてステージに立ち続けた。

 本作は、そんな彼女の短くも壮絶な人生を、FBIとの対決に焦点を当てて描き出すサスペンス・エンターテインメント。メガホンをとったのは、『プレシャス』『大統領の執事の涙』などを手掛け、社会派の深淵なテーマをエンターテイメントに昇華する手腕が高い評価を受けているリー・ダニエルズ監督。

 主演は、グラミー賞ノミネート歌手のアンドラ・デイ。映画初出演ながら、圧巻の歌唱力と、ビリーのパワフルかつ美しい生き様を体現した演技で多くの観客の心をつかみ、第93回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど賞レースを席巻した。劇中では、ファッションブランド「プラダ」とコラボレーションして作られた華やかな衣装も見どころだ。本国アメリカでは、11月24日(現地時間)にグラミー賞の「最優秀映像作品コンピレーションサントラ部門」にノミネートされたことが発表されている。

 「ビリー・ホリデイを止めろ! 彼女の歌声が人々を惑わせる」。1940年代、人種差別の撤廃を求める人々が、国に立ち向かった公民権運動の黎明期。アメリカ合衆国政府から、反乱の芽を叩きつぶすよう命じられたFBIは、絶大な人気を誇る黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリデイにターゲットを絞る。彼女の大ヒット曲「奇妙な果実」が運動を扇動すると危険視し、黒人の捜査官ジミー・フレッチャーをおとり捜査に送りこんだのだ。

 だが、逆境に立てば立つほど、ビリーの圧巻のステージパフォーマンスは輝きを増し、肌の色や身分の違いを越えて全ての人を魅了する。やがてジミーも彼女に心酔し始めた頃、FBIが罠を仕掛け…。

 今回解禁された場面写真には、プラダの衣装を身にまとい、トレードマークのくちなしの花を髪に飾り堂々と歌い上げるビリー・ホリデイ(アンドラ)の輝かしい姿が。しかしその一方で、ビリーが裁判所で拘束される姿や、彼女を執拗に追いかける連邦麻薬取締局長官のアンスリンガー(ギャレット・ヘドランド)が星条旗をバックに鋭い視線を放つ姿など、アメリカ合衆国とビリーの熾烈な争いを予感させる写真も。

 そのほか、ビリーと黒人捜査官ジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)が頬を寄せ合いダンスをする、二人の関係に興味がふくらむ写真も含まれている。果たして、監視も罠もはねのけて、ステージに立ち続けるビリーとアメリカ合衆国の対決の行方は。

 主演のアンドラは、ビリーについて「彼女は自由の象徴であり、団結の象徴だったの」と語り、「人種差別抗議運動のゴッドマザーとも言える彼女を知ることは、自分たちの歴史を理解するということなの」と、本作に込められたメッセージを明かしている。

 映画『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs.ビリー・ホリデイ』は、2022年2月11日より全国公開。

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