“行きなさい、振り返らないで” ケネス・ブラナー『ベルファスト』特報解禁

“行きなさい、振り返らないで” ケネス・ブラナー『ベルファスト』特報解禁

映画『ベルファスト』ティザービジュアル(C)2021 Focus Features, LLC.

第46回トロント国際映画祭にて最高賞(観客賞)を受賞したケネス・ブラナーの自伝的映画『ベルファスト』より、特報映像とティザービジュアルが解禁された。

 本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品。北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を務め、9歳の少年バディの視点から、愛と笑顔と興奮に満ちた日常と、激動の時代にほんろうされ様変わりしていく故郷ベルファストを克明に映し出す。

 第46回トロント国際映画祭にて最高賞にあたる観客賞を受賞したほか、第79回ゴールデングローブ賞のノミネーションでは、映画作品賞(ドラマ部門)、監督賞(ケネス)、脚本賞(ケネス)、助演男優賞(ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ)、助演女優賞(カトリーナ・バルフ)、主題歌賞(「Down to Joy」)の主要6部門にて最多7ノミネートを果たし、本年度アカデミー賞の最有力候補に躍り出ている。

 ベルファストで生まれ育ったバディ(ジュード・ヒル)は家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年。笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ…。

 特報映像は、全英シングルチャート1位を獲得したラブ・アフェアーの名曲をカバーした楽曲「エヴァーラスティング・ラヴ」の軽やかでドラマティックな曲調にのせて、バディやその家族が、「海の向こうへ行ったら言葉は通じない?」「この街を出て新しい生活を始めないか?」「この街以外知らないわ」などと、外の世界を意識した言葉を口々に発している姿を映し出したもの。終盤で登場する「行きなさい、振り返らないで」と語りかける祖母グラニー(ジュディ・デンチ)の姿も印象的な、彼らが生まれ育った故郷ベルファストで一体何が起こったのか気になる映像となっている。

 困難な状況に置かれながらも、未熟だった殻を破って大人へと転換していくひとりの少年の成長と、その家族の強く気高い魂をモノクロ映像でパワフルに魅せている本作。ティザービジュアルは、弾けるような笑顔のバディが、剣と盾を手にベルファストの街を疾走する姿を切り取った、感動の物語を予感させるビジュアルとなっている。

 映画『ベルファスト』は、2022年3月全国公開。

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