ゴールデン・グローブ賞<テレビの部> MJ・ロドリゲスがトランスジェンダー女優初の受賞

ゴールデン・グローブ賞<テレビの部> MJ・ロドリゲスがトランスジェンダー女優初の受賞

ゴールデン・グローブ賞<テレビの部>ドラマ部門の女優賞に輝いたMJ・ロドリゲス(C)AFLO

第79回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間1月9日に行われ、テレビの部では、共にHBO作品の『キング・オブ・メディア』と『Hacks(原題)』が、ドラマ部門とコメディー/ミュージカル部門の作品賞にそれぞれ輝いた。また、トランスジェンダー女優として初めて、『POSE/ポーズ』のMJ・ロドリゲスが女優賞(ドラマ)に輝いた。

 『キング・オブ・メディア』からは、ジェレミー・ストロングが男優賞(ドラマ)を受賞。さらにセーラ・スヌークが助演女優賞を獲得し、計3部門での最多受賞となった。大ヒットしたNetflixの『イカゲーム』からは、オ・ヨンスが助演男優賞を受賞した。

 その他、リミテッド・シリーズ&テレビムービー部門の作品賞には、南北戦争以前のアメリカを舞台に、奴隷女性が自由を求め逃亡する姿を描く『地下鉄道 〜自由への旅路〜』が選ばれた。

◆テレビ放送・配信なしでの発表

 ゴールデン・グローブ賞は、例年ならばアカデミー賞の行方を占う前哨戦として注目を集める重要な賞のひとつ。しかし昨年はじめに、ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)に所属する約90名の会員のうち、アフリカ系が1人もいなかったことが明るみに出たのをきっかけに、会員の多様性の欠如と、それによる評価基準の偏りが疑問視されていた。

 これを受け、大手スタジオや有名俳優らが、問題が是正されるまで参加の拒否を表明し、テレビ放送を予定していた米NBCは、今年の放送を取り止めることを発表。従来は、美しく着飾った関係者らが一同に介し、会食を伴う華やかな授賞式が行われていたが、今年は生配信も行わず、公式SNSとウェブサイトで結果発表が行われた。

 第79回ゴールデン・グローブ賞<テレビの部>の主な受賞結果は以下の通り。(★が受賞作品&受賞者)
●作品賞(ドラマ)
『Lupin/ルパン』
『ザ・モーニングショー』
『POSE/ポーズ』
『イカゲーム』
★『キング・オブ・メディア』

●女優賞(ドラマ)
ウゾ・アドゥーバ 『イン・トリートメント』
ジェニファー・アニストン 『ザ・モーニングショー』
クリスティーン・バランスキー 『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』
エリザベス・モス 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
★MJ・ロドリゲス 『POSE/ポーズ』

●男優賞(ドラマ)
ブライアン・コックス 『キング・オブ・メディア』
イ・ジョンジェ 『イカゲーム』
ビリー・ポーター 『POSE』
★ジェレミー・ストロング 『キング・オブ・メディア』
オマール・シー 『Lupin/ルパン』

●作品賞(コメディー/ミュージカル)
『THE GREAT〜エカチェリーナの時々真実の物語〜』
★『Hacks(原題)』
『マーダーズ・イン・ビルディング』
『Reservation Dogs(原題)』
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

●女優賞(コメディー/ミュージカル)
ハンナ・エインビンデル 『Hacks(原題)』
エル・ファニング 『THE GREAT〜エカチェリーナの時々真実の物語〜』
イッサ・レイ 『インセキュア』
トレイシー・エリス・ロス 『ブラッキッシュ』
★ジーン・スマート 『Hacks(原題)』

●男優賞(コメディー/ミュージカル)
アンソニー・アンダーソン 『ブラッキッシュ』
ニコラス・ホルト 『THE GREAT〜エカチェリーナの時々真実の物語〜』
スティーヴ・マーティン 『マーダーズ・イン・ビルディング』
マーティン・ショート 『マーダーズ・イン・ビルディング』
★ジェイソン・サダイキス 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

●作品賞(リミテッド・シリーズ&テレビムービー)
『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
『Impeachment: American Crime Story(原題)』
『メイドの手帖』
『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』
★『地下鉄道 〜自由への旅路〜』

●女優賞(リミテッド・シリーズ&テレビムービー)
ジェシカ・チャステイン 『ある結婚の風景』
シンシア・エリヴォ 『ジーニアス:アレサ』
エリザベス・オルセン 『ワンダヴィジョン』
マーガレット・クアリー 『メイドの手帖』
★ケイト・ウィンスレット 『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』

●男優賞(リミテッド・シリーズ&テレビムービー)
ポール・ベタニー 『ワンダヴィジョン』
オスカー・アイザック 『ある結婚の風景』
★マイケル・キートン 『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
ユアン・マクレガー 『HALSTON/ホルストン』
タハール・ラヒム  『ザ・サーペント』

●助演女優賞
ジェニファー・クーリッジ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』
ケイトリン・デヴァー 『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
アンディ・マクダウェル 『メイドの手帖』
★セーラ・スヌーク 『キング・オブ・メディア』
ハンナ・ワディンガム 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

●助演男優賞
ビリー・クラダップ 『ザ・モーニングショー』
キーラン・カルキン 『キング・オブ・メディア』
マーク・デュプラス 『ザ・モーニングショー』
ブレット・ゴールドスタイン 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』
★オ・ヨンス 『イカゲーム』

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