鞘師里保、ゆかりの地・中野サンプラザで自身初ツアー開幕 「実感が湧いているんですけど、夢みたい」

鞘師里保、ゆかりの地・中野サンプラザで自身初ツアー開幕 「実感が湧いているんですけど、夢みたい」

自身初ツアー「RIHO SAYASHI 1st LIVE TOUR 2022 Reflection」をスタートした鞘師里保撮影:大塚素久(SYASYA)

元モーニング娘。の鞘師里保が15日、東京・中野サンプラザで自身初のツアー「RIHO SAYASHI 1st LIVE TOUR 2022 Reflection」をスタートした。この日は昼夜2回公演を行い、夜公演はTBSチャンネルでも生中継され、会場の内外からファンが鞘師の初ツアー開幕を見届けた。今回は昼公演の模様をレポートする。

■モーニング娘。デビュー&卒業のステージで自身初ツアーをスタート

 ソロアーティストとして自身初ツアーのスタートを飾る中野サンプラザは、2011年1月2日にモーニング娘。9期メンバーとして初お披露目された会場。さらに2015年12月31日に、モーニング娘。のメンバーとして最後に立ったステージでもあり、鞘師にとっては思い入れの強い場所だ。公演は、新型コロナウイルス感染予防対策に沿って行われた。

 客席で灯るのは、モーニング娘。時代も鞘師のメンバーカラーであった赤いサイリウムの光。盛大な拍手を受けてどん帳が上がると、ステージ中央には白黒の幕がかけられた扉のようなセットが。その周囲を取り囲むように黒装束のダンサー陣がパフォーマンスをした後、ステージ前方へ進んだ1人のダンサーがフードを脱ぐと、その正体こそが鞘師だった。

 4人のバックダンサーを従えて序盤からパワフルに舞い鋭い歌声を響かせた鞘師。盛大な拍手を受けてのMCでは、開口一番「みなさん、こんにちは!」と勢いよくあいさつ。「ツアー、ついに始まりました! 始まった〜」と興奮気味に話し、「今この瞬間、みなさんライブに来て、私は歌って踊ってるんですね」「実感がわいてるんですけど、夢みたい」と感動を伝えた。

 公演は、今月12日リリースの2ndEP「Reflection」と8月にリリースされた1stEP「DAYBREAK」の収録曲を交えながら展開。2ndEPリリース直前にプラクティス動画が自身のYouTubeやインスタグラムで公開され、話題となっていた「Take a Breath」では、バックダンサーとの息の合ったパフォーマンスで魅了し、最後にかっこよく「ありがとう!」とつぶやく鞘師。

 この日2度目のMCでは、ステージ中央でイスに座りながらトークを展開。コロナ禍の現状を思い浮かべながら「たぶん色々なことを考えて、迷って来てくれたり、あきらめざるをえなかったりした方もいらっしゃると思うんです」「今こうやって来てくれてる人とお家にいることになった人たちの気持ちが集まってるんだなと思うと、すごい心がホッとしてきました」と、微笑みながら伝えた。

 そこからイスに座ったまま披露したスローテンポの「Melt」では、感情を込めるように熱唱。続く「あの日約束したから」は鞘師が初めて作詞に挑戦した曲で、バラード調のリズムに合わせてしっとりと歌い上げた。

 2ndEP収録の「Baby Me」を披露する前には、サビの振り付けをバックダンサーとともに観客へレクチャーすると、飲み込みのいい観客に「さすが私のファン!」と称賛。動作の意味を一つ一つ丁寧に伝えた成果もあって、実際のパフォーマンスではステージと客席に独特の一体感が生まれていた。

■「まだまだ進化していける」力強く宣言

 後半MCでは、中野サンプラザについて「ちょうど11年前に、私がデビューをしたときに初めて立ったステージなんですよ」と思いを明かす。さらに「私が(モーニング娘。を)卒業したときも活動休止したときも、最後はこのステージでした。そして今、初めてツアーをやりますとなって初めて立った場所がここなんですよ」と語ると客席からは大きな拍手が。ソロアーティストとして「ここにたどり着けているのが自分でもビックリしているし、こんなにたくさんの方に見守っていただけている不思議さがすごいです。本当に本当に不思議です」と喜びをかみしめた。

 続けて「私が届けたいというものを受け取ってくれる人がいたりとか、私がかっこいいと思うものを一緒にかっこいいと思って楽しんでくれる人がいることは本当に幸せなことで、だけど、そういうことを素直に楽しめるようになるまで私は時間がかかりました」と再始動までの思いを振り返る鞘師。

「私は今自分に対して素直なんです。その自分でみなさんの前に立てていることが本当にうれしいし、みなさんがそれを受け入れてくれて本当にありがたいと思っています」と感謝を伝えると、「まだまだ進化していけるところがあるんじゃないかなと思うので、その道筋をみなさんと一緒にたどっていけたらうれしい」と、今後に向けた思いをファンへと伝えた。

 本編最後に披露した「Winding Road」はソロとしての決意を込めた曲。スポットライトを浴びる鞘師は、内に秘めた思いを精一杯込めるかのような表情で歌い上げ、いったんステージを離れた。

 暗転した場内に響くのは客席からの鳴り止まぬ拍手。その後、光が戻ったステージに鞘師が戻ってきた。

 4人のバックダンサーも呼び込み、鞘師たちは客席を背にしながらステージ上で記念撮影。「みんなで踊って締めましょう!」「クラップ!」とイントロに合わせて鼓舞したライブ中2度目の「「Take a Breath」では、初ツアー開幕の緊張から解き放たれた鞘師が、ステージを心から楽しんでいるような表情で軽快にパフォーマンス。

 最後に、バックダンサーたちを紹介して見送ると、1人ステージに残った鞘師は「ありがとう!」と連呼しながらステージを左から右、中央へと移動。手を振りながら「みなさんまた会いましょう!」とファンとの再会を約束し、笑顔でステージをあとにした。(文:カネコシュウヘイ)

 ツアーは、16?に?阪・Zepp Osaka Baysideでも開催。23日には故郷の広島・BLUE LIVE HIROSHIMAで昼夜2回公演が行われる。

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