アピチャッポン監督最新作『MEMORIA メモリア』日本版ポスター&予告解禁

アピチャッポン監督最新作『MEMORIA メモリア』日本版ポスター&予告解禁

映画『MEMORIA メモリア』ポスタービジュアル(C)Kick the Machine Films,Burning,Anna Sanders Films,Match Factory Productions,ZDF/Arte and Piano,2021.

第74回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作『MEMORIA メモリア』より、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

 本作は、『ブリスフリー・ユアーズ』(ある視点部門最優秀作品賞)、『トロピカル・マラディ』(審査員賞)、タイ史上初のパルムドール受賞作『ブンミおじさんの森』に続き、カンヌ国際映画祭4度目の受賞を果たしたアピチャッポン・ウィーラセタクンの監督・脚本による最新作。南米コロンビアを舞台に、監督自身が経験した「頭内爆発音症候群」から着想を経た記憶の旅路が描かれる。世界中の映画祭を席巻し、第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表に選出された。

 地球の核が震えるような、不穏な【音】が頭の中で轟く―。コロンビアのメデジンで農ラン業を営むジェシカは、病床の妹を見舞うため首都ボゴタを訪ねた夜、ある【音】に襲われる。それ以来不眠症を患うようになったジェシカは、妹を見舞った病院で知り合った考古学者アグネスに会うため人骨の発掘現場を訪れ、やがて小さな村に行きつく。川沿いで魚の鱗取りをしているエルナンという男に出会い、彼と記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われ…。

 オスカー女優のティルダ・スウィントンが、不気味な爆発音に悩まされつつ、ボゴタから山の中の小さな町へと旅するヒロイン・ジェシカを演じる。『バルバラ セーヌの黒いバラ』でセザール賞主演女優賞を受賞したジャンヌ・バリバールが人骨の研究をしている考古学者アグネスを、コロンビアのテレビシリーズなどで活躍するエルキン・ディアスが川沿いの男エルナンを、メキシコのアカデミー賞とされるアリエル賞を6度受賞しているダニエル・ヒメネス・カチョがジェシカの義弟フアンを演じる。

 日本版ポスタービジュアルは、ティルダ演じる主人公ジェシカが、無機質な空間、緑豊かな村、黒が印象的な一室、という3つの空間で登場するシーンを配置したもの。中央には「自分だけに響く【音】が導く、記憶への旅」というコピーが添えられている。

 予告編は、「地球の核から鳴り響く、轟音のような…」と、ジェシカが音響スタジオで自分にしか聞こえない【音】について話す場面からスタート。続いて彼女が、その【音】に導かれるように、さまざまな場所を訪れる様子が映し出されていく。考古学者アグネスを訪ね、発掘された約6000年前の人骨を見て「穴が」と指摘するジェシカ。それに対しアグネスは「悪霊を追い出すため、頭に穴を」と説明する。果たして彼女の行きつく先は。「魅惑的で素晴らしく不可解」(Screen Daily)と評された本作の世界観の一端が垣間見える、謎めいた雰囲気に満ちた予告編となっている。

 『MEMORIA メモリア』は3月4日より公開。

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