山田涼介、困難に直面したときは「自分が信じたことを正解にもっていく」

山田涼介、困難に直面したときは「自分が信じたことを正解にもっていく」

山田涼介が主演する映画『大怪獣のあとしまつ』より(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

圧倒的な輝きを放ち続けるHey!Say!JUMPの山田涼介。昨年公開の『燃えよ剣』ではストイックな役づくりに励んで沖田総司を熱演し、俳優としての道も着実に歩んでいる。いよいよ来週公開される映画『大怪獣のあとしまつ』では、本格特撮映画に初挑戦。キャリアを重ねるごとにさまざまな色を見せ続ける現在28歳の山田は、今作でも役の幅の広がりを実感できたという。作品のことから困難なことへの向き合い方、さらに今年迎えるグループ結成15周年まで、たっぷりと語ってもらった。

■ 松竹&東映初タッグの超大作「想像の20倍スケールがデカかった(笑)」


 本作は、誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語を描いた邦画史上最大スケールの新しい空想特撮エンターテイメント作品。山田は怪獣の死体処理という極秘ミッションを任され、数年前に突然姿を消した過去をもつ主人公・帯刀アラタを演じ、脚本と監督を三木聡が務める。

 松竹と東映が史上初めてタッグを組んだ本作。山田はオファーを受けたときは「単純におもしろそうだな」という感想を持ちつつも、そうしたタッグがなぜこの題材を選んだのかと気になることもあったという。コロナ禍もあり、2年かかったという完成作を観て山田は「自分が想像してた20倍ぐらいスケールがデカかったです」と笑い「すごい映画になったな、と思います」と自信をのぞかせる。

 キャストには土屋太鳳、オダギリジョー、西田敏行など豪華な面々が並ぶ。自身が演じるアラタの役づくりについては「アラタって、周りに変な人が多いのと、状況もあって、ちょっと真面目にやるだけですごく真面目に見えると思うんですよ」と、キャラクターについてはあえて自然体で臨んだことを回顧。ただ一方で、「真面目だけど『アラタってこういうことやりそうだな』みたいな勝手なイメージで、帽子のツバをよく触ったり、帽子を被った後もずっとなでたり…という手ぐせみたいなものはつけました」と細かい部分の作り込みは忘れない。「ピシッとやるときはピシッとやる。でも抜けるところは多少抜いていく、ということは意識していました」と振り返る。

■ 困難に直面した際は「自分が信じたことを正解にもっていく」

 真面目で無理難題にまっすぐ立ち向かっていくアラタに共感した部分は「相手が誰であろうと、現場で起きていることに対してちゃんと意見を言うところ」だという。「僕も誰であろうと『間違ってる』と思うことに対しては結構強気に言っちゃうことがあります」と芯の強さをのぞかせる。

 アラタたちのように困難な状況に直面ときにはどう対処するかを聞くと「乗り越えるというか、やっていることを絶対に“正解”にします。正解に持っていく術を探し続け、強引に正解に持っていく」という。ハッキリと答える姿に思わず素晴らしい、と讃えると、山田は「素晴らしいのかわがままなのか頑固なのか分かんないですけど」と笑いながら「少しでも『絶対にこっちの方がいい』と思うことがあったら、どんなことがあっても僕はそれをやるタイプ」だと自身の信じたことを貫くタイプであると自己分析する。

■ 時代劇に特撮作品 たしかな役の幅の広がりを実感


 三木監督とは今回が初めてのタッグ。「このセリフで前に出て、後ろに行って腕を組んで、外を見て…」などシーンによっては細かい動きまで決まっているという監督の撮影は苦労した部分もあったようで「最初は正直戸惑いました」といい、「芝居をする上で慣れてないことをするとやっぱりストレスになるし、やりづらいときもある」と打ち明ける。

 しかし、完成した作品を観たときに「この動きにはこういう意味があったんだ」と気づくことがあったそうで、「めちゃくちゃ勉強になりました。三木監督すごいな、と思います。『頭の中で全部見えてるんだ、これ』って思いました」と感心した様子。

 『燃えよ剣』では時代劇に、本作では本格的な特撮作品に挑戦した。本人も役の幅が広がったという実感があるそうで「大人の冷静さを持つ役って初めてだったんですよね。監督のおかげももちろんありますけど、できるようになったのかな? と思いました」と手応えを感じているよう。「大人な役が増えていく年齢にもなってきました。この経験を活かしてほかの役にも挑戦できたらいいなと思います」と意気込む。

■ 結成15周年は集大成ではなく“通過点”

 今年9月に山田が所属するHey!Say!JUMPは15周年を迎える。「節目の年に、スケールの大きい映画でスタートダッシュを切れるということはすごくありがたいこと」と感謝し「僕にとってもそうだし、グループにとっても本当に良いことだと思うので、たくさんの方に観ていただきたいと思います」と目を輝かせる。

 しかし、15周年の1つの集大成と捉えていいのかという質問には「それは違うかも」とキッパリ。「グループの見せ方もあれば、個人としての見せ方もあるし、いろんな見せ方があるから。僕は基本は“集大成”という考えはありません。通過点だから」と考えを明かす。

 “空想特撮エンターテイメント”と銘打たれた本作。山田は「聞いたことないような言葉だと思うんですけど、その代表作になるんだろうな、と思います。『気になってるけどこういう作品なかったよね』という作品がこれからどんどん増えていくんじゃないか、と思うくらいおもしろい作品ができました」とアピールし、「かっこよさもあり、おもしろさもあり…涙はなさそう(笑)。何も考えずに『楽しい映画を観に行く』という気持ちで映画館に足を運んでいただけたらと思います」と呼びかけた。(取材・文:山田果奈映)

 映画『大怪獣のあとしまつ』は、2月4日より全国公開。

関連記事(外部サイト)