フランク・ザッパ、初の遺族公認ドキュメンタリー映画『ZAPPA』日本版予告解禁

フランク・ザッパ、初の遺族公認ドキュメンタリー映画『ZAPPA』日本版予告解禁

映画『ZAPPA』キービジュアル(C)2020 Roxbourne Media Limited, All Rights Reserved.

伝説のミュージシャン、フランク・ザッパの初の遺族公認ドキュメンタリー映画『ZAPPA』が、4月22日より公開されることが決定。日本版予告編と場面写真が解禁された。

 1960年代以降、圧倒的な独創性とともに、土星人サン・ラーやエルヴィス・プレスリー、ジョニー・キャッシュと並ぶ音楽史上最大規模のディスコグラフィを築き上げたフランク・ザッパ(1940.12.21−1993.12.4)。本作は、アメリカの作曲家、編曲家、ギタリスト、ロック・ミュージシャンであり、あらゆる芸術における先駆者であったザッパ初の遺族公認ドキュメンタリー映画。

 商業芸術、商業的な成功とは別次元の世界に存在し、ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ウェイツほか多くのミュージシャンに多大な影響を与え、ローリング・ストーンが選ぶ「史上最も偉大な100人のギタリスト」において第22位に選出されたこの巨人の生涯を、何千時間にもおよぶザッパ本人が遺したアーカイヴ素材を駆使して綴る。

 監督は、『ビルとテッドの大冒険』シリーズでキアヌ・リーブスとともに主演をつとめる俳優としても知られ、『ミュータント・フリークス』(1993)などの監督作品を手掛けた才人アレックス・ウィンター。制作に5年以上の時間を費やし、膨大な資料・素材から、一般的には狂気の変人というイメージのザッパの、知られざる人間性と創作・芸術への真摯なアプローチを丁寧に浮き彫りにしていく。

 日本版予告編は、ザッパが自宅で、小さい頃に興味があったのは音楽ではなく化学だったと語るところから始まる。そして「自分の作曲がしたいのなら、作曲以外で収入を得なければならない」「自分が作った曲を聴くためにはバンドをつくるしかなかった」など、自身がどのようにして音楽と向き合ってきたのか説明する言葉が続く。

 さらに、「あんな音楽は後にも先にも聴いたことがない」(ジョニー・“ギター”・ワトソン)、「完璧主義者なんだ」(ザッパと活動したバンク・ガードナー)、「私にとって彼は作曲家以外の何者でもないの」(ザッパの妻ゲイル・ザッパ)、「彼はヒット曲をたくさん作れるはずだ」(アリス・クーパー)、「とにかく、彼はヒット曲を書くことは眼中になかった」(イアン・アンダーウッド)、「ロックでもないしジャズでもない…ポップでもない。じゃあ一体なんなの? “ザッパよ”」(ルース・アンダーウッド)と、ザッパについて語る著名人が映し出される。

 映像の合間にはまた、「要求する基準を下げたら薄っぺらなものになる」「音楽業界のほとんどが〈音楽〉ではない」「多くのミュージシャンは搾取されている」「芸術的な判断は収益に左右されない」といったザッパが残した言葉も流れ、彼の音楽に対する姿勢がにじみ出る。最後は「俺の願いは単純だ。作った曲全てのいい演奏といい録音をする、そしてそれを家で聴く。聴きたい人がいたらすばらしい」という本人の言葉で締めくくられる。

 映画『ZAPPA』は4月22日より全国順次公開。

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