アカデミー賞7部門ノミネート『ベルファスト』、メイキング&本編満載の特別映像到着

アカデミー賞7部門ノミネート『ベルファスト』、メイキング&本編満載の特別映像到着

映画『ベルファスト』場面写真(C)2021 Focus Features,LLC.

本年度の第94回アカデミー賞で作品賞を含む7部門にノミネートされているケネス・ブラナー監督作『ベルファスト』より、メイキングや本編を収めた特別映像が解禁された。

 本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続ける北アイルランド・ベルファスト出身のケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品。第46回トロント国際映画祭にて、最高賞にあたる観客賞を受賞。アカデミー賞前哨戦と言われる第27回放送批評界協会賞では最多11部門ノミネート、第79回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞した。第94回アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートを果たし、注目を集めている。

 ベルファストで生まれ育ったバディ(ジュード・ヒル)は家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年。笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。住民すべてが顔なじみで、まるで一つの家族のようだったベルファストは、この日を境に分断されていく。暴力と隣り合わせの日々のなか、バディと家族たちは故郷を離れるか否かの決断に迫られる―。

 今回解禁されたのは、ブラナー監督やバディ一家を演じた英国・アイルランドの名優たちが勢揃いする、撮影風景や本編シーンを収めた特別映像。キャスト陣と共に並んだブラナー監督が「『ベルファスト』の撮影現場だ」とにこやかに紹介するところからスタート。

 続いて、モノクロの本編映像と共に、「ベルファストは物語に事欠かない街だ。特に1960年代の後半のベルファストは、街の歴史上最も過酷な時代に突入した。僕や家族も巻き込まれた」と語るブラナー監督、「監督の幼少期の思い出がたくさん詰まった作品よ」と語る祖母グラニー役のジュディ・デンチ、ブラナー監督本人の貴重な幼少期の写真が映し出される。

 そのほか、父親役のジェイミー・ドーナンが「背景には厳しい状況がある。でも喜びに満ちた脚本だ。笑える場面も多い。故郷の人々の善良さをケネスは表現してくれた」、母親役のカトリーナ・バルフが「アイルランドでは家族が大切なの。コミュニティー全体を“家族”と考える。子供時代を思い出すはず」、祖父ポップ役のキアラン・ハインズが「ケネスと同じ地域で私も育った。だから脚本を読んで、当時を思い出して胸がいっぱいになった」と、それぞれコメント。

 本編映像では、暴動に巻き込まれ変化していく街の様子が描かれていく一方で、恋する女の子との結婚を夢見るバディに対し、祖父ポップと祖母グラニーが軽妙な会話を繰り広げるなど、チャーミングでユーモアあふれる住民の姿も映し出されている。

 最後は、ブラナー監督の「あの街が味わった喜びや悲しみを感じて欲しいし、この家族の姿から勇気をもらって欲しい」というメッセージに続き、祖父ポップが「お前なら大丈夫だ。自信を持て。近所の人も皆、友達だし母さんも父さんも皆お前の味方だ。お前がどこに行こうと一生変わらん」と、バディに力強く語りかける場面で幕を閉じる。

 映画『ベルファスト』は3月25日より全国公開。

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