『シャイニング』『悪魔のいけにえ』をオマージュ 『X エックス』ホラー愛さく裂場面解禁

『シャイニング』『悪魔のいけにえ』をオマージュ 『X エックス』ホラー愛さく裂場面解禁

映画『X エックス』より『シャイニング』オマージュシーン(C)2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.

『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けたA24が贈る最新ホラー映画『X エックス』より、本日6月6日の「恐怖の日」に合わせて、往年の名作ホラー映画をオマージュした場面写真2点が解禁された。

 物語の舞台は1979年のテキサス。女優のマキシーンとそのマネジャーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンと俳優のジャクソンは、自主映画監督の学生RJとその彼女で録音担当の学生ロレインと共に、映画撮影のために借りた農場へ向かう。彼らは人里離れた農場で、芸術的な価値を持たせた背徳的でエロティックな作品『農場の娘』を制作し、大金を稼ぐという野心を持っていた。

 そんな若者たちを農場で待ち受けたのは、みすぼらしい老人ハワード。ハワードは、彼らを宿泊場所として提供した納屋へ案内する。一方、マキシーンは、母屋の窓ガラスからこちらを見つめる老婦人と目が合ってしまう…。そう、3組のカップルが踏み入れたのは、史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む家だった―。

 本日6月6日は、キリスト教文化の国では「恐怖の日」。新約聖書のヨハネ黙示録に獣の数字が666であるという記述があり、不吉な数字とされることに由来している。そんなホラー映画ともつながりの深いこの記念日にあわせ、本作の場面写真2点が解禁。スタンリー・キューブリック監督の名作『シャイニング』(1980)の有名な場面を彷彿とさせる写真と、『悪魔のいけにえ』(1974)のトビー・フーパー監督へのリスペクトに満ちた写真だ。

 スタンリー・キューブリックが監督・脚本・製作を務め、スティーヴン・キングの同名小説を映画化した『シャイニング』は、本編を観たことがない人でも、主演のジャック・ニコルソンが破壊したドアの隙間から狂気の顔を覗かせるカットだけは知っていることが多い、映画史に残る名作。場面写真では、録音係として撮影に参加した学生のロレイン(ジェナ・オルテガ)がドアの木片から恐怖に震える表情を見せるカットで、『シャイニング』への明らかなオマージュが確認できる。

 もう1点の写真で引用されている、トビー・フーパー監督作『悪魔のいけにえ』といえば、1974年に公開されたホラー映画の傑作。当時無名のスタッフ・キャストによって低予算で製作されたにも関わらず、その残忍かつセンセーショナルな内容で大きな衝撃を与え、半世紀近く経ったいまでもスラッシャー映画の代表作としてホラーファンに愛されている。本作の舞台が1970年代のアメリカ・テキサス州であること、若い男女グループがワゴン車にのって田舎町の古い屋敷を訪れ、恐怖の一夜を過ごすことになるという大筋のストーリーが共通する点からみても、『悪魔のいけにえ』への多大なリスペクトを感じることができる。

 そんな往年のホラー映画への愛にあふれた本作を作り上げたのは、1970年代、80年代のホラー映画の手法を巧みに取り入れた映画『The House of the Devil』(日本未公開)を生み出し、筋金入りのジャンル映画マニアから“インディーズ映画の寵児”として高く評価されたタイ・ウェスト。この時代の映画を熟知し、上記作品以降も長年ホラー映画を撮り続けている監督の並々ならぬホラーへの偏愛ぶりが、本作の随所で感じることができる。『シャイニング』『悪魔のいけにえ』以外にも、作品に散りばめられたオマージュシーンをスクリーンで確認したい。

 映画『X エックス』は、7月8日より全国公開。

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