『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』来年1月公開

『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』来年1月公開

映画『イニシェリン島の精霊』場面写真(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督最新作『The Banshees of Inisherin(原題)』が、邦題を『イニシェリン島の精霊』として2023年1月に公開されることが決定。予告映像が解禁された。

 第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞、続く2017年度トロント国際映画祭では最高賞となる観客賞を受賞、さらに主演のフランシス・マクドーマンドに2度目のアカデミー賞主演女優賞をもたらした傑作『スリー・ビルボード』から4年。本作は、現在も演劇界・映画界で活躍する鬼才マーティン・マクドナーが、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んで贈る、エモーショナルで予測不可能なドラマ。8月31日から開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門でのワールドプレミアに続き、9月8日から開催のトロント国際映画祭での北米プレミアも決定している。

 舞台は、1923年、本土が内戦に揺れていたアイルランドの孤島・イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずの友人コルムから突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由は不明。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣告を受ける。そして、美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた…。

 主人公パードリックを演じるのは、数多くの巨匠監督たちに起用され続け、今やハリウッドで独自の地位を築き上げたコリン・ファレル。マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』に続き、本作が3度目のコラボレーションとなる。

 コルム役には、『ヒットマンズ・レクイエム』でもコリンと共演したアイルランドが誇る名優ブレンダン・グリーソン。さらに、『聖なる鹿殺し』『エターナルズ』のバリー・コーガン、10代の頃からマクドナー監督に見出されたケリー・コンドンが共演する。

 予告映像は、パードリック(コリン)がコルム(ブレンダン)から突然拒絶され、「俺が何かしたなら教えてくれ」と聞くも「何もしていないさ。ただ嫌いになった」と素っ気なく言われるところから始まる。何とかコルムとの仲を取り戻そうとするが、ことごとく拒否されるパードリック。「なぜパードリックと話さない?」と問われ「それは罪じゃないですよね?」と答えるコルム。

 終盤では波乱の展開を予感させる映像がたたみかけるように続き、最後は「もうやめよう」というコルムに、「いや…ここからが始まりだ」とパードリックが意味深に告げるセリフで終了。セリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する、マクドナー監督ならではの才気走った世界観の一端を垣間見られる予告映像となっている。

 映画『イニシェリン島の精霊』は、2023年1月公開。

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