ムロツヨシが松山ケンイチ宅で押しかけ食事 おいしさあふれる『川っぺりムコリッタ』本編映像到着

ムロツヨシが松山ケンイチ宅で押しかけ食事 おいしさあふれる『川っぺりムコリッタ』本編映像到着

映画『川っぺりムコリッタ』場面写真(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

俳優の松山ケンイチが主演する映画『川っぺりムコリッタ』より、主人公の山田(松山)が、部屋に押しかけてきた隣人の島田(ムロツヨシ)と炊き立てのご飯で食事をする場面を収めた本編映像が解禁された。

 本作は、『かもめ食堂』の荻上直子監督のオリジナル脚本による、友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しい「つながり」の物語。

 山田(松山)は、北陸の小さな街の小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳と、炊き立ての白いご飯。ある日、隣の部屋の住人・島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。

 できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡秀隆)といった、なぜだかハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまい…。図々しいけど、温かいアパートの住人たちに囲まれて、山田の心は少しずつほぐされていく―。

 今回解禁されたのは、山田(松山)が、部屋に押しかけてきた隣人の島田(ムロ)と食事をする場面を収めた本編映像。山田が炊き立てのご飯をよそっていると、お茶碗と自家製の漬物を手にした島田が「あ~お米のいい匂い」と微笑みながら部屋のガラス戸の前で呼びかける。山田が「何ですか」と無愛想に答えるも、島田は「ご飯ってさ、一人で食べるより誰かと食べた方が美味しいよね」と言いながらずかずか上がり込み、勝手に山田の炊飯器から自分のご飯をよそう。

 山田が黙々と食べる中食卓に来た島田は、部屋の隅にある遺骨に気づくと「お父さん、山ちゃんの事ちゃんと見守ってあげて下さい」と手を合わせる。そんな島田に対し、山田が「僕の事なんか忘れていましたよ、きっと」とつぶやくと、島田は「そんなの分からないよ」と言って遺骨に一礼。

 その後台所に戻った島田に向かって、山田は「引き取りに来た役所にたくさん並んでました。いなかったことにされてしまった人たちの遺骨…」と語ると、島田は「そっか。川っぺりのブルーシートの人たちなんかもさ、台風が来るたんびに何人か流されちゃうのよ。でも、ニュースにすらならない。身元不明の流しだから。僕なんかもけっこうすれすれだけどね」と言いながら食卓に戻ってくる。

 そして「この漬物、自家製ね」と微笑みながら漬物をテーブルに置いた島田は、ご飯をほおばると「うまっ。山ちゃん、ご飯炊く才能あるよね」と語りかける。2人の淡々とした会話から人生の悲哀がにじみ出ると同時に、映像の端々に登場するご飯の温かさやおいしさが伝わってくる味わい深い場面となっている。

 映画『川っぺりムコリッタ』は、9月16日より全国公開。

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