沢田研二×松たか子『土を喰らう十二ヵ月』、食欲そそる料理満載の予告解禁

沢田研二×松たか子『土を喰らう十二ヵ月』、食欲そそる料理満載の予告解禁

映画『土を喰らう十二ヵ月』場面写真(C)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

沢田研二が主演を務め、松たか子が共演する映画『土を喰(く)らう十二ヵ月』より、食欲をそそる、目にも美しい和食料理が並ぶ予告編と場面写真が解禁された。

 本作の原案は、作家・水上勉の料理エッセー『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』。水上は女性編集者の勧めで約1年間にわたり軽井沢の山荘にこもる。畑を作り、子供の頃に禅寺で身につけた料理を作り、その様子を執筆するという生活を送った。そのエッセーの豊かな世界観から着想を得て、『ホテル・ハイビスカス』(2002年)、『ナビィの恋』(1999年)の中江裕司監督が独自に物語を創作した。劇中に登場する数々の和食料理を担当したのは、料理研究家の土井善晴。

 作家のツトム(沢田研二)は、人里離れた長野の山荘でひとり暮らしている。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためる生活。時折、担当編集者で恋人の真知子(松たか子)が東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子とふたり、旬のものを料理して一緒に食べるのは楽しく、格別な時間。年の離れた恋人がいて、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻・八重子の遺骨を墓に納められずにいる…。

 予告編は、ツトム(沢田)が山荘にやってきた恋人の真知子(松)に「寒かっただろ?」と優しい笑顔をむけるシーンから始まる。「僕がいた禅寺では、献立は畑と相談するんや、と言われた」と語るツトムが調理した子芋を食べて「つち? 土の香りなのね」と気づく真知子。「奥さんの遺骨はどうするの?」と問われたツトムの「所詮人は、一人で生まれて、一人で死んでいく」「明日も、明後日も、と思うから、生きるのが面倒になる。今日一日暮らせれば、それでいい」という印象的なセリフ。そして、亡くなった妻・八重子の母チエ(奈良岡朋子)や、ツトムが世話になった禅寺の住職の娘・文子(檀ふみ)など、ツトムを取り巻く人々も登場。

 そんな映像の合間に映し出されるのは、“畑と相談して”ツトムが作る普段の献立や、通夜振る舞い。子芋の網焼き、炊き立てのみょうがご飯、わらびのおひたし、胡麻豆腐、ふろふき大根、若竹煮など、目に美しく、食欲をそそる料理が続いていく。素朴で滋味あふれる和食に彩られた、味わい深い人間ドラマを予感させる予告編に仕上がっている。

 場面写真には、割烹着姿のツトムと真知子が、通夜振る舞いの胡麻豆腐を作るシーンを収めている。

 料理研究家の土井が初めて映画の料理に挑んだ本作は、この度、今年9月16日からスペインで開催されるサン・セバスティアン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」へ出品されることが決定。9月21日のプレミア上映後には、同部門の特色である作品をテーマにしたディナーが催される。当日のディナーの料理は、スペインのレストラングループ「NOMO」で活躍する萩野谷尚之氏が担当。ヨーロッパの食の都で、“土井善晴が手がける和食”が世界デビューを飾ることになる。

 また、9月13日より松屋銀座で開催される「銀座・手仕事直売所」で、本作の世界観を楽しめるショップが開店。店内では劇中で使われている器や関連本などが販売されるほか、「ツトムの台所」で撮影できるSNSスポットも設置されている。

 映画『土を喰らう十二ヵ月』は、11月11日より全国公開。

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