フランソワ・オゾン監督×ソフィー・マルソーが初タッグ 『すべてうまくいきますように』、来年2月日本公開

フランソワ・オゾン監督×ソフィー・マルソーが初タッグ 『すべてうまくいきますように』、来年2月日本公開

映画『すべてうまくいきますように』に出演する(左から)ソフィー・マルソー、アンドレ・デュソリエ(C)2020 MANDARIN PRODUCTION‐FOZ‐France 2 CINEMA‐PLAYTIME PRODUCTION‐SCOPE PICTURES

フランスの名匠フランソワ・オゾン監督、ソフィー・マルソー主演の映画『Everything Went Fine』(英題)が、邦題を『すべてうまくいきますように』として、来年2月3日より全国公開されることが決定した。これに併せて、本作の場面写真が解禁となった。

 今年9月に報じられたフランス映画界の巨星ジャン=リュック・ゴダールの訃報は、本国のみならず、日本でも驚きと悲しみをもって伝えられた。奇しくも、このたび“安楽死”をテーマにしたフランス映画『すべてうまくいきますように』が、2023年2月3日より全国公開されることが決定した。『スイミング・プール』(2003)の脚本家エマニュエル・ベルンエイムの自伝的小説をもとに、安楽死を望む父親に振り回される娘の葛藤を描いたドラマだ。第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている。

 芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心にあふれ、何より生きることを愛していた85歳の父アンドレが突然、安楽死を願う。脳卒中で倒れたことによって、身体の自由がきかなくなったという現実が受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいと娘のエマニュエルに頼んだのだ。小説家のエマニュエルは妹のパスカルと、父の気が変わることを望みながらも、スイスの合法的に安楽死を支援する協会とコンタクトをとる。

 一方、リハビリが功を奏し日に日に回復する父は、孫の演奏会やお気に入りのレストランへ出かけ、生きる喜びを取り戻したかのように見えた。だが、父はまるで楽しい旅行の日を決めるかのように、娘たちにその日を告げる。娘たちは戸惑い葛藤しながらも、父と真正面から向き合おうとする─。

 監督は、『まぼろし』や『8人の女たち』『Summer of 85』など、新作を発表するたびに異なるテーマで観る者を圧倒してきた、フランス映画界の名匠フランソワ・オゾン。すべての人にいつか必ず訪れる”死”をテーマにしながらも、ユーモアを忘れない会話劇とスタイリッシュな映像で、家族の愛とは何か、人生とは何かを軽やかに問いかける、涙と笑いあふれる感動のドラマを完成させた。

 主演は、『ラ・ブーム』(1980)の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなり、今なおフランスの国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。本音しか言わない父の言動に時には傷つきながらも、父を人として敬愛する娘・エマニュエル役を情感豊かに演じた。深刻な時にも父から受け継いだユーモアを忘れないエマニュエルの愛らしさが、マルソーの魅力でより一層引き立つ。

 父のアンドレには、フランス映画の重鎮アンドレ・デュソリエ。毒舌、頑固、ワガママ、いじわる、そのすべてのマイナスカードを魅力へと変貌させるアンドレというキャラクターを見事に体現している。母のクロードにはシャーロット・ランプリング。妹のパスカルにはジェラルディーヌ・ペラス。さらに、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(1972)や『マリア・ブラウンの結婚』(1979)で知られるドイツ人俳優ハンナ・シグラが、安楽死を支援する協会から派遣されてくる怪しげなスイス人女性を演じている。

 映画『すべてうまくいきますように』は2023年2月3日より全国公開。

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