『ルパン三世 カリオストロの城』4DX版でルパンと一体化 振動や水効果でアクションを堪能

『ルパン三世 カリオストロの城』4DX版でルパンと一体化 振動や水効果でアクションを堪能

『ルパン三世 カリオストロの城』4DX版でルパンと一体化!(C)Studio Ghibli (C)モンキー・パンチ /TMS・NTV

『ルパン三世』劇場用長編第2弾として1979年に公開された『ルパン三世カリオストロの城』は、宮崎駿監督の劇場初監督作品として知られ、アクションとドラマ性の素晴らしさに、今なお多くのファンに愛され続けている作品だ。そんな不朽の名作が、40年の時を経て4DX版として期間限定公開中。テレビ放送やDVDでは不可能な驚きと興奮を、早速体験してきた。

 ある国営カジノから50億の札束を盗み出したルパンと次元。だが、それはゴート札と呼ばれる偽札だった。そこでルパンは、ゴート札が発行されたカリオストロ公国を次のターゲットに決める。公国に入り、ルパンたちが車を走らせていると、ウエディングドレスを着た少女・クラリスが運転する車と、それを追いかける武装した男たちが乗る車に、猛スピードで抜かれてしまった。当然、ルパンは少女の側につくのだが…。

 今回上映される4DX版では、モーションシート(座席)が、映画のシーンに合わせて前後&上下左右に激しく動き、雨や嵐のシーンでは水が降ったり、雷鳴のときには劇場全体がフラッシュしたりなど、エモーショナルな特殊効果によって、体全体で映画を楽しめる、アトラクションスタイルの究極の映像体験ができるからだ。

 まず驚かされるのが、最初のカジノ強盗の一幕だろう。車のエンジン音に合わせて、モーションシートが小刻みに振動し始め、そこにもう一台の車が加わると、別の振動がプラス。そのリアルさに感動していたら、まだまだ序の口であったことを、公国でのクラリスを巡るカーチェイスで思い知らされることとなる。ここのシーンでは小刻みな振動に加え、車のジャンプに合わせてシートが上下に大きく揺れるため、体が飛び跳ねる、飛び跳ねる。カーチェイスのすさまじさが味わえるだろう。

 さらに、ドアミラーやドアなど、前から障害物が飛んできたら、シュッと顔の横を強烈な風が吹き抜け、車が止まった瞬間にバンパーが落ちてしまうと、ふくらはぎ近辺にエアショットが発動!このように、細かなアクションまで見事に再現しているので、全身でルパンのアクションが堪能できる。まさに、ルパンと一体化!

 また、振動やエアショットなど、4DXは激しい動きだけが得意なように思えるが、実は、穏やかなシーンでも抜群の効果を発揮してくれる。クラリスやルパンの感情に合わせてシートがゆりかごのようにゆっくりと揺れ、立食パーティーのシーンでは場内に美味しそうな香りがただよう。

 余韻に浸れるポイントでは、座席が少し斜めとなり、自然と俯瞰の状態にしてくれる。そう、4DXは観客の気持ちに寄り添えるのだ。これぞ、泣かせるシート!ラストの銭形警部の名セリフのシーンはどうなっているのか。こちらは、ぜひ劇場で確認してもらいたい。

 他にも、ルパンが屋根を大ジャンプするシーンでは、シートが最適な速度で揺れ、ジャンプのふわっと感と着地の衝撃を再現。“敵”と戦うスピーディーなアクションシーンでは、エアショットも振動も大サービス。そして、何かが爆発した際は風が顔を覆い、激しい雨のシーンでは、水が上から降り、強風も巻き起こりと、館内が一気に冷え込むほど。物語に入り込めた感が相当だったのはもちろん、2D作品であるにもかかわらず3D作品を観ているかのような感覚に陥ってしまう不思議な体験ができた。

 今年は10月に『ルパン三世 カリオストロの城』シネマコンサートが開催されたのを皮切りに、12月6日から劇場映画最新作『ルパン三世 THE FIRST』が公開され、年末にかけてルパン一色となる。(文:安保有希子)

 映画『ルパン三世 カリオストロの城』4DX版は、全国上映中。

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